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錦市場の端に「天満宮」がある。否、天満宮の門前市のように

錦市場があると言うべきか。

天満宮は、例の菅原道真を祭った天神様で、学問の神様で

あると同時に商才の神様であると、看板が立っていた。

参拝して、最も安い百円の「おみくじ」を買った。

一寸したカラクリ人形が回転し、下から小さい赤い棒に丸め込

まれた「おみくじ」が出てくる。

「おみくじ」は、「くじ」に「御」がついて「みくじ」になり、さらに

「御」がついて「おみくじ」になった敬虔なものだが、私はいつも

小吉しか出ない。

高校の修学旅行で「四国は讃州仲の郡、象頭山コンピラ大権

現・・・」と歌にある香川県の金毘羅様で引いた「おみくじ」には

「安産」と出て、同級生から大笑いされた。

今年の「錦天満宮」の「おみくじ」は何と「大吉」と出た。当るも

信心、当らぬも信心。次に引けば「凶」かなにかが出るのだろ

うから、記念に持ち帰って来た。

左に示すのがそれで、ここにご披露したので、もう御利益はな

くなってしまったかも知れない。

ホント。

8月11日(日)京都の錦天満宮に詣でた。

午後から百万遍の「思文閣会館」で開かれる「書論研究大会」に出席する前に、

同行の人が「錦市場」へ行きたいと言ったので五人でゾロゾロと歩いた。例年、

京阪神方面で催されるこの大会は「関東部会」の幹事がホテルを予約してくれるので、

今年は約五年ぶりの京都泊となった。

ホテルのクーラーは低すぎるので止め、窓を開けて寝た。存外寝心地はよかった。
天満宮のおみくじ

  No.14  8月14日