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No.22  10月15日

マグダレ-ナのお菓子マイセーナ


長男の妻のマルセラが孫娘の優香と供にアルゼンチンのコルドバから帰ってきた。
実家の
カルメンホセの所に3ヶ月程いたのだ。おみやげの一つにカルメンの姉の
エルメリンダの娘マグダレ-ナが作ったお菓子をもらった。               
マグダレ-ナ
マルセラとはいとこだから、優香からは叔母さんだが、私からは何
なるのだろうか。義理の姪といったところか。                   




エルメリンダの家でマグダレ-ナが
小麦粉をこねているところ。
優香とアグスティンが「私にもやらせて」
とねだっている。
アグスティンはマルセラの従姉妹パウラの男子で、
3才になる。



こねた粉をめんぼうで伸ばし、型押しで切り取って
いるところ。

優香とアグスティンは粉をまぶしたりして遊んでいる。

さて、このお菓子が、素朴な味でおいしい。名前はマイセーナmaizena というそうだ。
17cm×12cm位のパックに12個が2段、合計24個が入っている。
他のものは、ブエノスアイレスからの長旅で、潰れてしまったが、
この1パックは幸いに損傷することがなかったと、マルセラが言った。
乾燥しているので、紅茶を飲みながら食べると美味しいと言う。
確かにそうだった。
ジャムをはさんだ円盤形のビスケットで、ジャムはイチゴの様で牛乳とキャラメルで煮こんだという。
粉は小麦粉にバターとココナツであしらえた様だが、ポロポロしていて、いやみのない素朴な味だ。
なんだか子供の頃に味わった駄菓子を連想する。
地球の反対側から33時間かけてやって来たにしては、なつかしい味だ。
よく出来ていておいしいと、マルセラに言ったら、
マグダレ-ナはコルドバでお菓子を作って売っているとのこと。
さもありなん、と思った。