no.36   2月18日            もくじへ   閑話一欄へ

      旧正月の孫娘たち


 この2月1日に次男夫婦が上海から来て10日程泊まって行った
 2歳半の孫娘のが、長男の娘の優香と一か月しか違わない従姉妹で、ともにまだ言葉慣れしていないので、なんとも面妖な家族となった。スペイン語と中国語と日本語がチャンポンに飛びかう不思議な光景だ。もちろん圧倒的に日本語が多いが、「ブエノ」(いいね。スペイン語)とか「シェンマトンシ」(これナーニ。中国語)とか、もう訳がわからない。
 それでも孫娘はお互いに「身内」と感じたらしく、仲良くしていた。仲良くはするのだが、まだ言葉が不充分で、オモチャや縫いぐるみを取り合ってイサカイがあったりする。「貸してチョーダイ」が言えず、いきなりフンダクルものだからいささか具合が悪いことになる。
 どうも「借りる」とか「貸す」とかは、高級な概念らしく、当分まだ使えそうもない。チョーダイは言えても「貸して」は難しいようだ。
 
は1ヶ月下だが独立不羈で、好き勝手に行動する。優香がお姉さんぶって、何かをあげようとしても受け取らない。そうかと思うと優香の遊びをチョット真似してすぐ違うことを始める。まったく子供は関心が目まぐるしく変る。
  マルセラ(優香の母)と純子(の母)が気が合うようなので、孫娘も落ち着いているのは、はたで見ていても気が楽だ。
 純子さん達は13日に発っていったが、次に会う時には孫娘二人はどんな再会ををするだろうか。



白い服・  赤い服・優香