首都圏外郭放水路
2008年11月15日。
別名地下のパルテノン神殿と呼ばれる、首都圏外郭放水路の調圧水槽の一般公開に行きました。
場所は、東武野田線(乗るのは初めて)の南桜井駅から、2kmほどの場所です。
駅を降りると、明らかに見学に来たなという感じの、グループや子ども連れがバスを待っていました。
それほど混んではいませんでした。
現地に着くとすでに地下の入口から長蛇の列ができていました。
TBSのカメラが来ていて、取材をしていました。
しばらく並んで、地下に降りると、天井の高い空間が現れました。
調圧水槽です。
地下のパルテノン神殿といわれるだけあって、柱が何本も建っています。
長さ177m、幅78m、高さ18mという大きな空間ですが、天井が高すぎて、あまり広く感じないです。
説明によると、柱は天井をささえているというより、
地下水の浮力で空間が浮き上がってしまわないようにする重石だそうです。
調圧水槽の奥に立抗があります。
洪水時に立抗の下から上がってきた水が調圧水槽に流れ込み、ポンプで江戸川に排水されます。
調圧水槽の役割は、立抗から流れてきた水の勢いを弱め、水の高さを安定させ、
ポンプを止めたりゲートを閉めたりする際の逆流の圧力を調整する事だそうです。
洪水後には、調圧水槽に泥が積もる様です。
天井から清掃車を下ろして、泥掃除をするそうですが、
端の方などの掃除しきれない部分には数十センチに泥が積もっていました。
地下でバンドの演奏や、阿波踊りなどのイベントをしていました。
コンクリートむき出しで、音を吸収するものがないので、音がとてもうるさいです。
地下だけあって光が弱く、写真を撮るとブレてしまいました。
外に出ると芝生が広がっていました。
テントが並んで、地域のお祭り状態でした。
龍Q館に行きました。
この調圧水槽や、制御室は、何もない時は撮影などで使っているようです。
壁に、仮面ライダーや、ウルトラマンなどの撮影風景や、出演者のサインが展示してありました。
遠いけど、一度見に行くのも面白い場所です。
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