2010年8月8日から11日まで、3泊というより2泊4日で、娘2人と3人で、神津島に行きました。 実は、横浜では見えないたくさんの星を娘達に見せたいと思い、新月を狙っての旅行です。 8日の出発は夜で、船中泊です。
出航は竹芝埠頭から23時です。 1時間前に着けばいいのですが、家で風呂に入って、夕食食べて、暇になり、待ちきれなくて21時ぐらいには着いてしまいました。
早く来過ぎても、待つしかすることはありません。 子供達はスケッチブックを取り出して、船のスケッチを始めました。 でも、少し、描けたかかなぁ、ぐらいで飽きてしまったみたいで、うろうろ始めました。
乗船待ちの列は、2つありました。 指定席と、席なしです。 持っている乗船券は2等和室801番から803番とありました。 和室なので、てっきり「席なし」かと思ったら、係員に聞いたら、指定席の列でした。
22時40分ぐらいに、船への乗船が始まりました。 乗って行く先は、一番下のデッキ、前方右奥です。 カーペットの敷いてある2等和室の入口にはなぜかシートが引いてありました。 後で知ったのですが、前のお客さんがお酒をこぼしたらしいです。 そのあたりの人はちょっとかわいそうでした。
801番から803番のあたりは、あまり余裕がなく、荷物の置き場に困りました。
幸い、下の子が小さいので足元や周りに置いてしまいました。
カーペットと枕があるだけで、毛布はなし、はてどうしたものかと思ったら、
出航後に1つ100円で借りれました。
夜も遅いので、すぐに寝ました。
船は思ったほどは揺れませんでした。 前方船室だったためか、エンジンの振動も気になりませんでした。 とはいえ、なれない船で、寝るスペースが狭いので、よく寝れませんでした。
朝の5時に大島に到着です。 外の写真を撮ってみようかと、外のデッキに向かいました。 途中、階段の周りや廊下などに、シートを広げて寝ている人がいっぱいいました。 「席なし」の意味がやっとわかりました。 大学生のサークルならわかるけど、子供連れで「席なし」はきつそうです。
外のデッキに出ると、雨が降っていました。 遠く沖縄の先にある台風の影響での雨です。 雨が吹き込まない部分でも、床はかなりぬれていました。 しかし、外に寝ている人もいました。 これにはビックリ。 晴れていればよかったのでしょうけど、生憎の雨です。
その後も、することもないので、利島(としま) 、新島、式根島に着くたびに、出たり入ったりしました。 船内の食堂は、営業時間が中途半端で、あまり使っている人がいなさそうでしたが、 自動販売機にいろいろなものが売っていました。 カップラーメンを食べている人を何度もみかけました。 前日にコンビニで買ったおにぎりとパン、それに自動販売機で買ったフライドポテトで朝食にしました。
9時ごろに神津島に到着しました。 神津島は雨だったので、合羽を着て出ました。 埠頭を歩くと、宿泊予定に民宿喜三郎の旗を見つけました。 雨がすごかったので、民宿の車に入って、ホッとしました。 それと、荷物を入れたキャリーバックに防水スプレーをして置けばよかった、と後悔しました。
民宿についたらすぐに部屋に入れました。 けっこう適当な所で、宿帳は勝手に書く仕組みらしく、多分書いていない人がいそうでした。
雨が弱くなってきたので、少し外に出てみました。
前浜港まで歩いて、バスで神津島温泉保養センターに行きました。
温泉保養センターは、露天風呂は海の脇にあり、水着着用です。
景色のいい広い風呂は気持ちが良いです。
お昼ぐらいになって、どうしようかなと思ったのですが、 神津島温泉保養センターの食堂はいっぱいみたいだったので、バスで前浜港に戻りました。 前浜港の近くのよっちゃれーセンターで昼食にしました。 焼き魚定食(千円)を頼んだら、焼き魚の皿はお盆に入りきらなくて、外にはみ出していました。 上の娘は豪華に刺身定食(といっても千円)、末娘はお子様カレー(財布にやさしい300円)です。
午後は予定もなかったので、前浜の海岸で遊びました。 ビーチボールを持っていったら、ボールが風に流されて海に入ってしまいました。 それを追いかけた末娘は服のまま波に足を取られて、転んで、ビショビショになって、いじけてしまいました。 海にビーチボールを持っていくのは危険です。
民宿に戻って、服を着替えさせて、眠くなったので、昼寝したら夕方になりました。 民宿の夕食は、ちょっと早い6時です。 夕食を食べ終わったら、夜光虫ウォッチング&ナイトクルーズに行くために、前浜港に行きました。
夜光虫ウォッチング&ナイトクルーズは60人近い人が来ていました。
それが全部1艘の漁船に乗っての出航です。
港を出て少し走ったところで、走りながら船の電気が消されました。
真っ暗の中で、ゆれる船に乗るのはちょっと怖い体験です。
船の波に夜光虫が見えるそうです。 と言っても、暗い海で、船から身を乗り出して波を見るのはちょっと怖いです。 真っ暗の中で海を見ると、船の作る波の中に、ポツポツと小さい明かりが見えました。 これが夜光虫の光みたいです。 光るといっても、そこらじゅう明るいわけじゃないんですね。
ガイドの方が、海からバケツで水を汲み上げました。 手でかき混ぜると、夜光虫の光が見えました。 夜光虫は光ると死んでしまうそうです。
少し晴れてきたので、星が見えました。
晴天ならもっと星が見えたそうです。
台風が来てなければよかったです。
民宿の朝ご飯は7時半です。 体験ダイビングが待ち遠しい、娘達は、早々と席に着いて待っていました。
朝食後、南国に行きました。 選んだ理由は、体験ダイビングは、大抵10歳からで、8歳の末娘がOKなのはここしか見つからなかったためです。
南国までの途中、海は景色はよく、昨日とは違って、恩馳島がはっきり見えました。 少し早めに着いて、まず受付です。 病気はないかとか、いろいろな質問にチェックします。 それから、耳抜きの練習、ここで娘がうまく出来ないと言っていたのが、後々、響きました。
水着に着替えて、ウェットスーツ半分はいて、ちょっとオンボロの軽自動車で赤崎に向かいました。
家族3人にインストラクター2人、ちょっと贅沢かもしれません。
赤崎までの道は右に左に上に下にとクネクネ道で、子供たちがはしゃいでいました。
赤崎の駐車場でボンベを背負うとかなりの重さでした。 海までは、階段を下りる必要があります。ボンベを背負って、階段を下りるのは少し大変です。 末娘の分はインストラクターの方が、持ってくれました。
赤崎は、入口の狭い湾なので、普段は波が静かなのではないかと思いますが、 台風の影響で波が強くなっていました。 階段の下から海に入ろうとすると、波に押し戻されたり、逆に引きずり込まれたりでした。 海の中では、ボンベの空気で、ベストが浮くようになっていたので、浮くのは簡単でした。
末娘は8才なので、あまりもぐらずに海面付近にいました。
上の娘が最初にもぐりました。 でも、耳抜きがうまくできずすぐに上がってしまいました。 後で聞いたら目から空気が抜けちゃうとの事です。 目をつぶれば出来るんじゃないと言ったら、気がつかなかったみたいです。 娘がそれ以上潜れなかったのは残念です。
その後、私が潜りました。 大体6mぐらいの深さらしいです。 ちょっと狭い所ですが、潜ると意外とたくさんの魚が見れました。 インストラクターの人が、イソギンチャクの中にいたカクレクマノミを見せてくれました。 あとで娘に自慢したら、残念がっていました。
カメラを持っていかなかったので、この時の写真は、インストラクターの撮ってくれたものだけです。 インスタントカメラでも持っていけばよかったです。
ちょっと早め、11時ぐらいに体験ダイビングは終わりました。
暇なので、そのまま前浜の海岸で遊びました。
そして、また、ビーチボールが風に流されてしまいました。
ビーチボールは空気を抜いて、浮き輪で遊びました。
昼になったので、前浜の近くのレストランYOKOMICHIでお昼にしました。 外見は海のレストランっぽかったのに、中に入るとソファーが並んでいて、ギャップがありました。 スパゲティミートソースを頼んだら、スープスパゲティにミートソースがかかっていました。 ちょっと意外でした。 食後のデザートをねだられて、隣の店でアイスを買いました。
少し山側の道を歩いて見たら、「藤屋ベーカリー」というパン屋がありました。 入って見ると、パン以外にもいろいろ売っていていました。 せっかくなのでパンを買いました。 道を歩いていると、「洋菓子のUMEYA」というケーキ屋もありました。 神津島の中心街は夜も明るく、意外と離島っぽくないです。
南国でみらった手書きに地図を見ていたら、「oldヘリポート 満点の星空ねっころがって見ちゃーれ」というのを見つけました。
満天でなく、満点なのは、間違いか意図したのかはわかりませんが、星空が見たかったので、夕食後に行って見ることにしました。
といっても観光地図にはヘリポートの記載はなく、ありま展望台と神津ストアの間としか場所はわからず、
暗い中を探していくことにしました。
神津高校の先に行くと道は登り道、そして暗い道になっていました。 懐中電灯を点けて、暗い中を進んでいくと横道展望地らしき場所がありました。 前浜や神津島港がよく見える場所です。 まだ真っ暗でなかったので、天上山も何となく見えました。 そして、カメラを民宿に忘れたことに気づきました。 星空を撮ろうと思っていたのに失態です。
おおよそありま展望台方向に進んでいくと、ちょうど工事の看板がありました。
看板に迂回路の地図が書いてあり、よく見たらヘリポートが書いてありました。
その地図を覚えて進むと、無事にヘリポートに出ることが出来ました。
ヘリポートで寝転ぶと、空が広く開けていました。 西の空がまだ明るく、星空が見えるというわけにはいきませんでした。 しばらくそのままみているとだんだん暗くなり、星が増えてきました。 ここは空が開けていて、暗くて、間違いなく星を見るのにいい場所でした。
真っ暗になる前に、娘達が帰りたいと言い出しました。 暗くて心細くなったみたいです。 天の川は見えなかったけど、たくさんの星は見れたので、帰ることにしました。
ちなみに、この道中で、3人それぞれが懐中電灯を持っていましたが、
一番明るかったのは100円ショップで買ったLEDライトでした。
100円といえどもLEDは明るいです。
民宿の方に何時までいて大丈夫か聞いたら、9時には出て欲しいとの事でした。 意外と早いチェックアウトです。
この日は台風の影響で船の出発が前浜の反対の三浦港(多幸湾)になっていました。 多幸浜で食事が出来るか聞いたところ、店はないとの事でした。 船は午後3時ぐらいなので、とりあえ前浜港まで送ってもらい、コインロッカーに荷物をあずけました。
観光協会で「島巡りクルージング」の案内が出ていました。
10時から1時間ぐらいと言うことで、ちょうど暇なので、申し込みました。
10時になると観光協会の人がライフジャケットを配りだしました。
そして、港に行って漁船に乗り込みました。
台風が来ているから波が荒いと不安なことを言われての出航です。
港を出た船は、南に向かいました。 南に行くと半島の上に十字架が見えます。 その先には灯台が見えます。 船の後ろにいたので、千両池はよく見えませんでした。
灯台のあたりで、波が高く、ジェットコースターに乗ったような気持ち悪い揺れになりました。
末娘が気持ち悪そうにしていました。
下を見て吐きそうといっていました。
島の東側に来ると、波が少しゆるくなりました。
島の東側には三浦港(多幸湾)があります。
多後湾の上には天上山がありますが、雲がかかっていました。
多幸湾の少し先に黒曜石の崖があり、洞窟がありました。 船が洞窟に入ると、天井から水滴が降ってきました。 この水滴に当たると寿命が1年延びると言う事です。
洞窟を最後に船は引返しました。
海は視界がよく、船から伊豆諸島(式根島、新島、利島、三宅島、御蔵島)が見えました。
どうにか11時くらいに前浜に戻って来ましたが、かなりの船酔いで、何もする気になれませんでした。 で、まっちゃれーセンターの畳でしばらく横になっていました。 昼ごろにどうにか調子がよくなってきたので、初日と同じよっちゃれーセンターで昼食にしました。
食べ終わってから、お土産屋さんに行きました。 店の中にいたら、突然雨が降り出しました。 これはヤバイと、どうしようかと思っていたら、しばらくして止みました。 天気が不安定になっているみたいです。
バスで三浦港(多幸湾)に向かいました。 バスは飛行場経由でした。 飛行場へ向かう道は海がよく見えて景色のいい道でした。
三浦港(多幸湾)に着いて、少し時間があったので、多幸湾を見物しました。
左手に天井山の崖、緩やかな弧を描いた砂浜に、熱帯の海の色、非常に美しい湾です。
湾沿いの崖には水が湧いていました。
東京の名湧水57選の多幸湧水です。 湧いた水はすぐに海に流れ込んでいました。
三浦港(多幸湾)は飲食店はありません。 かろうじて待合室に売店がありましたが、行った時はまだ閉まっていました。 出航時間が近づくとやっと開店しました。
出航時刻が近づいたので、港に行きました。 港でしばらく待っているとジェット船が着き、人が降りてきました。 下船が終わる前に、雨が降り出しました。 にわか雨かと思いましたが、ひどくならずに船に入れました。
船は真ん中の席でした。 写真を撮るには不向きです。 夕方東京に帰るジェット船は、左舷側は逆光で影しか見えないので、 右舷窓側がいちばん景色がよさそうです。 ちょっと残念に思いながら乗っていたら、娘2人は寝てしまいました。 私も眠くなって、少し寝ました。 ジェット船はシートベルトで動けないので、寝てしまってよかったです。
気がつくと窓からお台場の景色が見えました。
竹芝埠頭に到着です。
説明 | 金額 |
ツアー代金:神津島、民宿コース、行き大型客船、帰りジェット船、大人(\26,700)x1人、子供(\15,200)x2人 | \57,100 |
ツアーオプション:延泊、大人(\7,140)x1人、子供(\5,250)x2人 | \17,640 |
ツアーオプション:夜光虫&スターウォッチングナイトクルーズ、大人(\2,100)x1人、子供(\1,050)x2人 | \4,200 |
バス代:→能見台駅、大人1人+小人1人(1人分はファミリー割引) | \290 |
電車代:能見台→大門、大人1人+小人2人 | \1,300 |
パン、おにぎり、飲み物 | \1,053 |
絆創膏 | \294 |
貸し毛布3枚 | \300 |
フライドポテト | \350 |
温泉割引券:大人(\600)x1人、子供(\300)x2人 | \1,200 |
村営バス:神津島港→温泉保養センター、大人(\200)x1人、子供(\100)x2人 | \400 |
お茶 | \150 |
村営バス:温泉保養センター→神津島港、大人(\200)x1人、子供(\100)x2人 | \400 |
昼食:刺身定食(\1,000)、焼魚定食(\1,000)、お子様カレー(\300) | \2,300 |
体験ダイビング(3人) | \33,000 |
昼食:カレーライス(\840)、スパゲティーミートソース(\945)、ハムサンド(\525) | \2,310 |
アイス(\250)x3個 | \750 |
パン(カレーパン\157、ミートパン\157、ソーセージパン\137) | \451 |
コインロッカー | \500 |
島巡りクルージング:大人(\2,500)x1人、子供(\1,700)x2人 | \5,900 |
昼食:煮魚定食(\1,000)、カレー定食(\1,000)、お子様カレー(\300) | \2,300 |
お土産 | \2,265 |
お茶、お菓子 | \930 |
電車代:浜松町→品川、大人1人+小人2人 | \290 |
電車代:品川→能見台、大人1人+小人2人 | \950 |
電車代:Wing号x3人 | \600 |
タクシー:能見台→家 | \980 |
合計 | \138,203 |
Presented by Ishida So |