ゾック日記 　　　　　　　（随時更新予定） 6月19日 　なんとなく、小学生の頃に読んだゼオライマー原作版が懐かしくなり (ちゅうい・小学生は読んではいけません。人生を見誤ります)、古本屋を巡って探 索中の私。本日も某古本屋へ。 　残念ながらお目当てのゼオライマーは見つからなかったものの、そ の代わりに掘り出し物が。 　なんと、あの名高いカルトコミックス、「ディオラマ大作戦」が売られ ているのを発見！全2巻揃い。１冊１３０円と、相場よりも３０円ほど高 いが、売られているのは始めて見たので、一期一会とばかりに購入。 　 　読んでみて、期待通りのぶっ飛び具合に思わずうれしくなってしまう ことしばし。 　その素晴らしさたるや、何で今これを再販しないのか、と問いたくな ってしまうほどである。 　この凄さはこのスペースでは伝えられそうにないので、特設ページを 建設してみる。お暇ならどうぞ。 6月18日 　学校近くのスーパーにてこんなものを発見。 　　　　　　 　　　悟空、髪切りすぎたのか？ 6月13日 　どの番組が最初に取り上げたのか知らないが、血液型であなたの 性格やタイプが〜という番組が最近の流行のようである。 　それに対し私はちょっと意外に思った。 　こういった古典的なトンデモ話を掘り出してきて話題にし、番組を作 る。といったことはテレビでは日常茶飯事である。それは例えば一昨 年辺りにわかに世間に話題を振りまいた「アポロ月面着陸疑惑」なん かを見てもわかるとおりである(そういえば、某ＵＳＯジャパンなど、雪男を撮影 した、というフレコミの古典的映像であるパターソンフィルムを「我々が発見した謎の映 像」などとふざけた紹介をしていた)。 　 　だが、血液型性格診断番組の人気を見て、私が意外に思ったのは こういった「話題のリサイクル」が大抵は忘れ去られた話題を取り上 げ、さも新情報であるかのように扱うのに対し、血液型性格診断という ものは一線を画しており、ほとんどの視聴者にとって「血液型で性格が わかるのは当然の常識」と考えられているように思う。 　私が意外に思ったのは、このような「誰もが知っている当然の常識」 が今更取り上げられており、なおかつ、それが視聴者に好評を博して いるという事である。 　これはなにも、血液型性格診断が現在の主な視聴者に忘れられて いたわけではないだろう。長々と書いてしまったが、答えは単純。ただ 単に、血液型性格診断はいつの世も人々にとって人気があるだけで ある。 　私の「意外に思った」、という感慨はまったく的外れなものだったので ある。 　 　血液型で性格がわかる、というのの恐ろしい所は「科学的である」と 謳っていて、しかも、ほとんどの人がそれを盲目的に信じてしまってい るということである。朝方、何の根拠も示さずに、その日着ていく服の 種類や色を教えてくれる星占いを科学的だと思う人はいないが、それ と同程度の存在である血液型占いには「科学的」な正しさがあると信じ てしまうのだ。 　ネット上を少し検索してみても、「科学として認められている」などと 堂々と大嘘をついているサイトが幾らでも見つかる。別に、人に何を 信じさせようが、自分に何を信じさせようが、その人の勝手だとは思う が、せめて嘘はつかない方がいいと思うのは私だけだろうか。 　 　とりあえず、私なんぞがチマチマ批判していてもいつまで経っても終 わらないので、考証サイトの有名どころを挙げときますんで、興味のあ る人はどうぞ。 　http://www1.doshisha.ac.jp/~yshibana/etc/blood/archive/ 　http://www.meken.med.kyushu-u.ac.jp/~tosakai/Blood.html 　書籍では「超常現象の心理学」(著・菊池聡　平凡社新書刊)が私的 にはおすすめ。 　信州大学人文学部助教授が書いた本なのだが、初心者(実例・私) にもわかりやすく、面白いしタメにもなる本である。が、私はなんといっ ても血液型性格判断の章、冒頭の引用「それは･･･血を吐きながら続 ける･･･悲しいマラソンですよ」(ウルトラセブンのギエロン星獣の回にある有名な セリフ)にやられた(笑)とりあえず、参考文献の一番最初が「銀河英雄 伝説２―野望編」というすげえ心理学の専門書なので、一読あれ。 　 　結局、血液型性格診断がここまで支持される理由はなんだろうか。 　それもまた単純である。わかりやすいからだ。 　人間の性格と言うわかりにくいものを、大雑把に4つに分けて考え る、というのがどれだけわかりやすいか、おわかりだろう。 　この、「人はより単純な答えを求める」というのについてもうちょっと 書こうと思ったけど、長くなる上に、こういうことを言ってる自分が恥ず かしくなってきてるし、めんどいし(最重要)、その上トンデモ本シリーズの 新刊の中で山本センセが「血液型性格診断」を取り上げ、同じようなこ とを言っていたのでそちらを参照してほしいっす。 6月10日 　海洋堂のトランスフォーマーを購入。 　結果、 　コンボイ　　　―　0個 　デバスター　　―　2個 　フレンジー　　―　5個 　ランブル　　　―　2個 　アイ　　　　　　―　2個 　 　・・・・・・ (´･ω･`)・・・・・・ 　 　 　その後、ネット上で「コンボイは簡単に盲牌出来るよ」情報をゲットし て、さらに2個追加購入。 　で、見事コンボイを2個(も)ゲット。フレンジー3体の存在意義を問いた くもなるが、まあ、とりあえずは２コンプ完了。 　 　　　　　　　 　　　　　　　 　確かに出来は良い。 　 　でも、何か物足りなさがある、ってのは、買った人ならば大体の人が 共感してくれるんではないかと思うのだが、どうだろうか。 　鉄人のときにも書いたけど、やっぱりみんなヴィネットに飽き始めて いるのだと思う。いや、もしかしたら末期的なのかもしれない。 　とりあえず、次があるのならＡＦタイプでＧ１キャラを普通に出して欲し いなあ。今回、いくらなんでもメガトロンやスタースクリーム、バンブル やグリムロックがいないのが寂しすぎるんだもの。とりあえず、メイン の人気キャラだけでも良いからきちんと出していただきたい。それだけ で私は海洋堂についていくぞ(笑)グリムロックなら萌えヴィネットでも許 す。 　 　とか思ってたら、バンダイから「X-MEN＆SUPIDER-MAN」のガシャ ポンが出るだと!? 　こりゃ凄い。ウルヴィー、サイク、スパイディー、ストーム、ベノムとい った人気・知名度とも高い連中に混じってエマなんてあんま知られてな さそうな(というか、カプコンのゲームに出ていない)キャラが入っているのが ちょっと謎だけど。まさか、エマ・シーン中尉の事ではないだろし。 　今年はとにかく、ガンダム系アイテムにほっとんどお金を使わなくて いい年なので財布の方も安心していたけど、なんだかんだで私の欲し いものがいっぱい出るなあ。うれしいやら困るやら。 6月4日 　とりあえず、ここにサーベラス置いておきますね。 　 　午前５時ごろにラジオを何気なく聞いていたら、某日本で一番大きい 新興宗教集団様のプロパガンダ番組をやっていた。まあ、日本には 信仰の自由があるのでそれは別にいいのだけれども、こんなことを言 っていたのがちょっと気になったり。 　「第２次大戦当時の日本では、国家は国民に対し、自分たちにとって 都合の良い情報しか流しませんでした。そのために国民は何も知らず に戦争を支持していたのです。なんと恐ろしいことでしょう」(原文は覚え てないので、意図していられるであろう所をまとめた。) 　 　いや、言ってること自体は間違って無いんだけど、これを電車内の 吊り広告を自分の所の出版社の雑誌で独占状態にして、自分たちの ことを批判した新潮社への悪口を宣伝に並べたり、所属している某人 気タレントを宣伝塔にして、あまり興味の無い人たちに入信を迫ったり するような方々に言われても、ちょっと困ってしまう。あんたらがそれを 言うか(笑)、と。 　なんとなく、オウムの本に「怪しい宗教は信じてはいけない。」とか書 いてあったのを思い出すなあ。 6月1日 　ワイドショーでやっていた「韓国で大ブームの口裂け女」から、日本 と韓国における都市伝説と噂の差異を検証し、国際文化研究の先駆 けになろうと思う。 　韓国における口裂け女の噂において日本と最も大きな違いであると 思われる部分は、彼女のことが「赤いマスク」と呼ばれていると言うこ とです。 　日本においてはいわゆる普通の、風邪を引いたときや花粉症のとき などに身に付けられる白いマスクをしていた口裂け女が、ここでは赤 い色のマスクをしているというのです。 　これには口裂け女＝鎌で襲い掛かる。という噂から、血の色をダイ レクトに取り入れたのではないか、とか。どこかで、同じ日本の有名な 噂である「赤いちゃんちゃんこ」や「赤い紙・青い紙」の話が混じったん じゃないか、とか。韓国では赤いマスクは結構使われているんでわ？ などとも考えられるのですが、ここではさらに大胆な仮説を立ててみま しょう。 　 　 　日本から来た赤いマスク。あなたはこう聞いて何を思い浮かべるで しょうか。 　 　そう、彼しかいません。 　 　仮面の忍者赤影です。 　この説をさらに強固なものにするかのように、報道では「さらに韓国 では、青いマスクを付けた彼氏(当然、裂けておられるそうです)まで 現れている」とまで、いいます。 　これはもう当然、「だいじょーぶ」でお馴染みの赤影の相棒・青影で す。 　そういえば、この二人の先輩格に当たるやや高齢のおじさん忍者・ 白影というのもいました。そう、彼こそが78年に日本に現れた口裂け 女として韓国では恐れられているのでしょう。そうに決まってる。 　・・・いや、性別とか何から何まで全部違うやん・・・という疲れきった ツッコミをしたくなってしまった方もおられるでしょう。私も疲れてきまし た。 　しかし、この噂には恐ろしい裏があると私は見たのですよ、もう！ 　東映版赤影のオープニング。ﾀﾝﾀﾗﾀﾝﾀﾗﾀﾝﾀﾝﾀﾝﾀﾝﾀﾀﾀｰﾝ♪という 軽妙な主題歌の流れる直前のナレーションを皆様は覚えておられるで しょうか？(いや、知らない人の方が多いような) 　そう、「豊臣秀吉が、まだ木下籐吉郎であった頃〜」というアレです。 赤影は、籐吉郎の命令を受けて琵琶湖の南方に出現した怪宗教・金 目教を調査に向かったのでした。 　 　つまり、ここから導き出される結論は一つ。 　「口裂け女・赤いマスク」＝「赤影」＝「ヒデヨシ」＝「朝鮮出兵」 　つまり、「韓国での口裂け女ブーム」は韓国の人々の対日感情を あおる・「影の世界政府」の陰謀だったんだよ！ 　　　　　　　　　 　 　　　　 　ナワヤ「ど、どういうことなんだキバヤシ！？」 　キバヤシ「まず、噂を最初に韓国に紹介したという、Webサイト。ここ の管理人はおそらく、今となってはみんなが忘れ去った、数年前に公 開されたあの超底抜け駄目映画で赤影を知ったんだと思う。そして、 その情報をふと眺めていたその人物は、赤影が韓国の人々にとって 忌々しい名前である、ヒデヨシと関連していることを知った・・・そして、 それを(中略)そして、「影の世界政府」がその対日差別感情を口裂け 女の噂の仲に忍ばせて、韓国中にバラまいたんだよ･･･」 　トマル「そ、それじゃあ・・・連中の目的は・・・」 　キバヤシ「そう、その国民感情のぶつかりあいから始まる第3次世 界大戦だったんだよ！」 　 　　　　　　　(中略) 　 　ナワヤ「つまり、俺たち一人一人の感情や行動が世界の命運を変え ていく事だって出来るんだな・・・」 　キバヤシ「そうだ、人間の可能性は無限大なんだ―」 　　　　 　　　　　　　　(終) 　えー、結局私は何が言いたかったんでしょうね？ 　(でも、正直「日本から来た残虐な妖怪」というのは、何か意図されるものがあるんじ ゃないかな、という気がする。) 　    （以前の雑記を読む）

　　　　　　　　　　　　ﾓﾄﾞﾙ