ゾック日記
       (随時更新予定)
・9月29日
 昨日の大きな買い物のおかげで貯まった、ビックカメラのポイント
3000円分。
 今月もまたGFFペズンドワッジやスパリン版スペリオン&色変えでパ
ワーアップ版をのたまっておられる方々、ちょっと待てばSICオルタナ
ティブなどの強豪が待ち構えてるのだが、私はその中からTFバイナル
テックのマイスターをチョイス。ビックの3割引とポイントをあわせれば、
お値段たったの664円である。ワーイ。

 基本的にはスモークスクリーン以来続いている、バイナルテックの基
本的なフォーマットによって形成させられているのだが、毎回毎回、そ
こかしこに新しい工夫を入れてくれているのがこのシリーズの偉い所と
もいえる。今回の嬉しいポイントは股関節の部分が今までのポールジ
ョイントから、ビーストやカーロボとかで使われていた、あのカチカチ言
うマルチ関節になっているということか。変形手順にある故に付け加え
られた機能とも考えられるのだが、これで足を180度開けるほどの可
動域を得られるようになったのは嬉しい所である。
 変形後のカーモードも、内部構造の簡略化が減り、進化しているとい
うのが感じられる。座席のスペースが結構広くなってきたのでちっこい
SD人形辺りなら乗せられるのも楽しいです、はい。
 本体カラーの白一色、というのは、元のマイスターに存在していた赤
や青の(というか、ポルシェにあるべきの)ラインが無くなっているのが
寂しいかな、と思っていたけれど、パールホワイトが綺麗なのであまり
気にならない。いや、トラックス(未購入)でレベルが下がったとか言わ
れていたから不安だったけど、タカラの自信作だけあって文句無くお
すすめ出来る完成度です。

 ただ、右腕が外れやすいのだけは何とかならないかなあ。掲示板と
かを見る辺り、どうもこれは個体差ではないようだし。



・9月28日
 私の一週間のお楽しみの一つに、月曜深夜に放映されている「特捜
最前線」の再放送と言うのがある。
 非常の犯罪に対応すべく、警視庁内に設立されたエリート(にはとても
見えないのだが)課・「警視庁特命捜査課」の面々(元マイティジャックの隊長、
元惑星大戦争の博士、元仮面ライダー1号、元アカレンジャー、元仮面ライダーストロン
ガー、未来の釣りバカといった濃い面子)を主人公とした刑事ドラマであり、
1977年から87年まで、ほぼ10年間の長きに渡って放映された長寿作
である。
 その魅力は、なんといっても恐ろしいほどに貧乏臭い人間ドラマにあ
る。同時期の(と、いっても、どちらも長寿番組だから、放映時期が重なってるのもや
むなしなのだが)「太陽にほえろ」辺りと比べると、その華々しさの無いこと
この上なし。10年も続いた作品でありながら、最近では刑事ドラマ特集
なんかであまり語られない原因もこの辺にあるのかもしれない。
 しかし、そのベタといえばあまりにベタな作風にはそれ故に変えがた
いものがあり、普段刑事ドラマなんぞ見もしない私の心を掴んで離さな
いのである。
 

 さて、そんな「特捜」初期の名作と言われるエピソード「兇弾」が放映
された。
 銃の密輸を題材にしつつ、そこに息子夫婦を殺された老夫婦の復
讐心や人生観とそれまでも幾つかのエピソードで描かれてきた特命課
の課長・神代とその娘・夏子の確執と親子愛という、一見つながるとは
とても思えないネタの数々を違和感無く纏め上げられた、まさしく傑作
であった。
 婚約者(元仮面ライダー2号。元ストロンガーに殴られる衝撃的なシーンあり)の殉
職のショックから立ち直ることの出来ない夏子と仕事一本だったため
にその娘をどう見守って良いのか、といった感じの神代親子のベタと
いえばベタなドラマも、復讐にその身を捧げたいと考える老婆と、これ
を機に息子たちと言う過去を振り切って、自分のための老後を送りた
いと考える老父の対比などもその描かれ方の上手さから深く心に残
る。

 そしてラスト、銃密輸の黒幕格とおぼしき覆面の犯人(元キカイダーorイ
ナズマン…こんなんばっかなので、本作は「特撮最前線」とか呼ばれたりする)が夏
子を人質に取り、神代と対峙するシーンの緊迫感。
 この事態の原因が、老婆の死(復讐しようと仇の家に忍び込もうとした所を返
り討ちにあったのである)から復讐には何の意味も無いことを、さらに深く悟
ったはずの老父が、偶然街中で仇を見つけたことから落ち着いたは
ずの復讐心を爆発させたため、という皮肉なものなのもたまらない
が、平行モンタージュの繰り返しで盛り上げるサスペンスがもう、画面
に食い入ってしまうこと間違いなし。

 まあ、正式サブタイトルである「兇弾・神代夏子死す! 」という、超ネ
タバレはさすがにどうかと思うが(笑)。しかし、全篇通してのテンポの
良さがそれを気にさせずに、最後のまで見る者を感情移入させてくれ
る。そして、最後の最後に出た「つづく」のテロップに、ここに来て前後
編であることを知った私の気分たるや。いや、来週が待ち遠しいことこ
の上なし。
 

 
 この話のシナリオライターは長坂秀佳。事実上のメインライターとも
いえ、「特捜」の中でも彼が担当した回には特に傑作が多く、私が見た
中では「プルトニウム爆弾が消えた街」「核爆発80秒前のロザリオ」の
前後編など、アマチュアの武装グループが核爆弾を製作して、それを
東京のどこかに隠す、という良く考えなくても破天荒な話なのだが、長
坂はそれを必要以上に派手なものにせず、落ち着いていながらもテン
ポの良い傑作に仕立て上げていた。

 話は変わるが、長坂の諸作品を見ると、特捜をはじめとするドラマ以
外を見ても氏が様々な業績を残しているのがわかる。
 小説作品やスーファミの「弟切草」、サターンの「街」といった名作ゲ
ームソフトの原作・脚本などでもその名を知られている長坂だが、私に
とってはやはり、特撮ものの脚本を多く担当したことで記憶に残ってい
る人物である。キカイダー、アクマイザー、UFO大戦争戦え!レッドタ
イガー(笑)などの傑作・怪作は彼無しでは成り立たなかっただろう。



 しかし、そんな中(私の中だが)でもキラ星のごとく輝く一作がある。全32
話中、30話を氏が担当し、究極的に強烈なキャラクターたちを、その
持ち味を殺さずに見事にドラマとして成立させた傑作が。

 実は、今日は「特捜」の話ではなく、先の「兇弾」を見て「やばい、長
坂作品良すぎる、やばい」という感じになり、思わずビックカメラへ走っ
てしまったと言う話なのである。
   







   
   





     

      
       と、いうわけで、その作品とは…



          
  キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! 
 
 ああ、買い物予定リストからはずしていたはずなのに、結局買っちゃ
ったよ、もう!くそぅ、小学生時代以来の悲願だったズバット映像ソフト
ゲットが実現しちゃったじゃないか。

 ああ、もう、お財布すっからかんですよ。でも、やっぱりうれしくなって
しまう。私はまったくもって単純な奴である。





 って、「特捜」再放送は来週で打ち切りだとΣ(゚д゚lll)


・9月21日
 超能力で人探す特番とか、いい加減にした方が良いと思うのだが。



 お話の設定を作る際に、ついつい「○○とは〜神話に登場する××
である」というような事をやらかしてしまう、私のようなお子様御用達の
TruthInFantasyシリーズなんかでお馴染みの新紀元社だが、そこから
最近発売された「クトゥルフ神話ガイドブック」の評判がなかなかよろし
いので、購入してみる。
 新紀元社では、「〜事典」シリーズでこそクトゥルフ関連の邪神が紹
介されていたものの、先に出たTruthInFantasyシリーズのような専門
的な本は出ていなかったので、新紀元社ファン(?)には待望の一冊と
いえる、かも。
 もともと、TruthInFantasyシリーズにしても構成は本、著者によって全
然違うのだが、本書でもその辺りかなり割り切って作られており、タイト
ル通りの「ガイドブック」として仕立て上げられている。

 これは、クトゥルフ神話の紹介の難しさが原因となっている。

 大抵の神話は、主要な神様や人間一人一人で項目を作り、その
方々の性質を紹介しながら主要なエピソードの解説を行うことで、読
者に対してその神話の概要を伝えることが出来るのだが、クトゥルフも
のというのはそれがむずかしいのである。
 なんたって、「クトゥルフ神話」はまとまった神話譚ではない。色々な
人が、それぞれ好き勝手に書いている小説である。まとまった世界観
や確固たる設定などは存在しないといってもいいのである。
 
 クトゥルフ神話の取っ付き難さというのは、この辺りにある。
 
 クトゥルフ神話を知りたい人がいる場合、とりあえず薦められるのは
創始者ラブクラフトの「クトゥルフの呼び声」や「インスマスの影」「ダン
ウィッチの影」辺りだろうが、はっきり言って、これらを読んでも、神話
の全貌は掴めない、というか掴めたような気分にすらならない。だっ
て、邪神やらなんやらのお話こそ出てくるものの、現在の目から見れ
(完成度と、ラブクラフトの著作はどれも戦前のものである、という考慮は当然、別と
して、である。念のため)普通のホラー小説としか読めないのである。
 ここが問題である。クトゥルフ神話に興味を持つような奴は、大抵が
神話関連に詳しくなりたいとか思ってる感じの人なのであって、そうい
う人たちからすると、ラブクラフトの作品には「?」となってしまうのであ
(さらに「超時間の影」とか「未知なるカダスを夢に求めて」とか読むと、さらに混乱す
ることが出来るのでお勧め)
 
 つまり、クトゥルフ神話は神話ではなく、あくまでも邪神・魔道書等の
アイテムを散りばめたホラーやファンタジーを主にジャンルとする小説
なのである。だから、これまでの体裁どおりに「神話として紹介する」こ
とが不可能だったのだ。
 

 
 その点で本書は、真に初心者にもお薦めすることが出来る。上で私
がなんだかグダグダ言っているような事もきれいに説明されているの
で、その辺りへの配慮もバッチリである。
 ラブクラフト・ダーレスなどのその後継者を始めとして、「デモンベイ
ン」やら「エンジェルフォイゾン」やらにまで言及し、現実的な側面か
ら、ではあるものの、神話の全貌とも呼べるものを読者に提示してい
るのである。
 はっきり言ってしまえば、これからクトゥルフ神話が知りたい、という
人は、下手にラブクラフト全集に手を出さずに(ましてや国書刊行会なんても
ってのほかである)、本書と「クトゥルフ神話事典」(学研M文庫)を読むこと
である。神話好きならば、これだけで満足してしまうかもしれない。
 そのままラブクラフトの諸作を読んでみるのもお勧めしたいが、必ず
しも面白い作品ばかりだというわけではないので、ご注意あれ。



  でも、一言だけ。
 「ヒロインの生首をなきながら喰らい、怪物化していく主人公の姿」が
エンディングの石川賢の漫画は、「聖魔伝」じゃなくて「魔獣戦線」です
よ、旦那。



・9月20日
 長かった、本当に長かった大学の夏休みも、今日で終わりである。
 あまりにも長かったせいで、最後の1週間などは定期が切れたため
にどこかへ出かけようという気すらほとんど起こらなくなってしまい、引
きこもり状態になってしまったではないかこんちくしょう。

 さて、そんなことはともかく、8月31日と言う日をネタにする際には、ま
ず間違いなく「しゅくだいやってない」が題材となるものである。
 夏休みがどんなに短ろうが、長くなろうが、このネタは鉄板である。
 私もまたご多分に漏れず、提出しなければ「可」すらもらえなくなって
しまう感のあるレポートに手を付けていなかったりする。というか、1学
期から続いている講義なのに、教科書すら買っていなかったりする。

 これはやばい。

 とりあえず、提出日は土曜日になるので、まだ1週間近く時間はあ
る。その時間内でレポートを完成させるためにはとっとと教科書をゲッ
トしておかねばならないだろう。これぞ先手必勝である(本当に先手必勝し
たいのなら、1学期開始前に買っておくべきだというような意見の前には沈黙せざるを
得ない。)

 というわけで、町の中心地のでっかい本屋さんへ教科書を探しに出
かけることに。久しぶりのお買い物に私もワクワクである。まあ、ワク
ワクしてるような暇は、もう無いのだけれども。

 到着後、とりあえず書店近くにあるビックカメラへ。


 ・・・いや、そんなことをしている暇が無いのはわかっている。わかっ
ているのだけれども、ここで頑張れるような気概を持っているのが私で
あったとするならば、そもそもこのような事態には陥るわけも無いので
ある。「1%の才能と99%の努力」なんて言葉があったりもするが、そ
もそも努力できると言うのも才能の一部なのだ(最低)。
 
 まあ、そんな風にくだらない言い訳をグダグダ書き連ねるのもなんだ
し、ちょいとお店に寄るぐらいならそんなに時間をとるわけでもないし、
つーことでお買い物へ。UOのドズルザクやスパロボオリジナルコレク
ションなんかを購入。
 UOのドズルザクは、造形の傾向的にUOはドズルザクに向いていそ
うだなあ、と常々思い、改造して製作しようかとも思っていた私には嬉
しいアイテムである。UO自体には、近藤・小林ガンダムにはそんなに
思い入れが無いというのもあって、結構どうでも良かったりするんだけ
ど、ドズルザクならば買わねばなるまい。
 デザインには好き嫌いがあるだろうけど、造形や塗装のレベルの高
さは相変わらずといった感じ。でも、やっぱり500円にしては小さい気
がするなあ。まあ、これから規格を変えて、安くしたりサイズを大きめ
にしたりするのは無理だから仕方ないのだけれども。しかし、やっぱり
1体手に入れると、同じシリーズのものがいっぱい欲しくなってくるのが
ガンダム商品のうまみのある所ですね。
 
 スパロボのオリコレ(商品名うろ覚え)は、前回までの360円・サイズは
ガシャポンHGのガンダム系より1周りほど小さい・おまけに造形・塗装
ともに悪い、という典型的なユニファイブのイラネ商品だったのがリニュ
ーアル。500円・HGガンダム系とほぼ同サイズ・造形・塗装はそこそ
こマシに、とパワーアップは果たしているものの、相変わらず割高感は
否めない。
 私はグルンガストが欲しくて買っていたのだが、最初に出たのがシー
クレットのグルンガスト(ヒッポリト星人にタール漬けにされたかのような単色
版、ここの文字の色)で、悲しくなってしまう。仕方なく自分でリペイントし、
そこそこ良い感じにはなったものの、やはり普通の彩色版が欲しくなっ
てしまうのが人情と言うもので、結局欲しくも無い他アイテムを数個掴
まされた上、結局バラ売りで購入してしまう。しかも彩色版も私が自分
で塗ったのとあんまり変わらないシナ人のおばはん手抜くなよ的なも
のだったので、完璧に私の負けである。
 ところで、これのシュッツバルト(誰?)、なんだかすげえ臭いがするん
だけど、どうなっているんだろうか。



 
 で、続いてコンビニでミニプラデカレンアイテムを探すことに。

 ・・・なんだか、当初の目的を忘れてしまっているような気もするが、と
りあえず、ここでは気にしないようにしたい所。
 結局、デカレンは売っていなかったので、代わりに「ドラゴン伝説」な
る食玩を購入する。某掲示板で、ダハーカ竜とかが紹介されているの
を見て気になっていたのである。
 まさか、ダハーカ竜なんかがコンビニで手に入るような時代が来ると
はなあ、と思っていたら、これってカバヤの「世界の神話シリーズ」の
一つなのか!
 前作・前々作ともに売れてていたとは思えないので、シリーズ名を変
更しての仕切りなおしなのだろうか、デザイン・造形・塗装・材質すべて
がイマイチといういつも通りの出来なので、受け入れられるとは思えな
いのだけれども。まったく、ボークス造形村は、UOや各種ガレキをや
っている時のやる気を、何故このシリーズではまったく見せてくれない
のだろうか。
 ちなみに、今までからの大きな変更点と言うと、値段が100円増しに
なったというのと、FFクリーチャーズ丸パクリの渦巻きベースが付いて
くるとか、後ろに飾るための紙が付いてくる(この安っぽい仕様、なん
だか懐かしいな)ということ位か。
 私の当たったものは、ダハーカ竜2つでした。いや、確かにこれが欲
しくて買ったんだけど、2つもいらないっす・・・あと、インド神話マダー?
 つか、カバヤはいい加減TFガムの頃(略

 


 で、結局教科書の方はどうなったのかと言うと。
 
 町の大手書店でも見つからず、という結構焦らなければいけない結
果と相成りました。まじでやばひ。
 とりあえず、大学始まってから生協の人を急かすなり、図書館とかか
ら借りるなりせんとあかんか・・




・9月13日
 こんなの出るそうで。
 
 イラスト(と大獣神の原型)を見てわかるとおり、躍動感のあるアレン
ジが格好良いなあ。やっぱり、戦隊ロボってバンダイの玩具的な都合
だとか、着ぐるみゆえに存在する制約だとかをある程度はずしてあげ
れば万人受けする格好良さを持つことが出来ると思うんである。
 ただ、実際の着ぐるみでは絶対に不可能なポーズをとっている方が
おられるのを考えると、「戦隊版のMSセレクション」というよりはウルト
ラマンイマジネイションとかの方が近いような気も。

 ラインナップには、パワレン関係としてメリケン帝国でも売り出そう、
という意図があるのだろうか。そうすると、それ以前の作品がラインナ
ップにまわされることが少なくなりそうでちょっと不安かもしれない(ま
あ、サンバルカンロボが入っているので大丈夫だとは思うのだが)
 BFロボとかバルジオンとか、こういったアレンジを施した時の格好良
さが容易に伝わりそうなものも良いけど、グレートタイタンやキングピラ
ミッダーみたいな「どうすれば格好良く見えるかがまったく想像できな
いもの」も是非ラインナップに加えていただきたい所です。



 ところで、HGシリーズの戦隊ロボといえば、数年前のHGシリーズが
ガンダムウルトラライダー以外の様々な方面に手を伸ばしていた頃
に、HGEX(の、コンビニ限定で袋売りされていた頃)でバトルフィーバー〜ダイ
ナまでが商品化されていたのであるが、これが、200円ガシャポンの通
常HGよりも、小さい、塗りが良くない、造形も良くない、という酷いもの
で、勢いで5個ほど買った私をかなり悲しい気持ちにしてくれたのを思
い出してしまう。思い出したくないけど。
 このHGEX版、結局第1弾を発売したのみで消滅してしまったけれ
ど、これは商品としての出来の悪さゆえに売れなかったのだと信じた
い所である。

 




・9月7日
 BSアニメ夜話観る。

 
 アニメを語るときに、そこで映像を流しつつ評論することが出来る、
というのは非常に理想的な条件であるのだが、そこで問題となるのは
「話題があまりにもマニアックになりがちである」ということであろう。
 これが「マンガ夜話」ならば、言及しなければならないのは主に作者
の技巧、せいぜいその作者に影響を与えた作品・アシスタントによるク
セ程度までで済むのだが、多くの人間が関わって作られているアニメ
の場合はそうはいかない。
 その場合ではそこに登場する人物名は一般的に知られていないも
のばかりとなり、一般視聴者はついていけなくなるのである。
 
 そのために、そんなオタ番組はよっぽどマイナーなケーブルやらなん
やらでなければ有り得ないよなあ、とか思っていたのだけれども・・・


 観終わってびっくり。
 すげくマニアックですたよ、これ!

 「999」がテーマだというのに、後半、突如としておなじみ氷川竜介が
登場してからというものの、松本零士のお話はほとんどで無くなり、天
下のNHKで金田伊功の作画のお話が20分以上も繰り広げられるとい
う構成(しかも、金田作画解説のための参考映像として「銀河旋風ブライガー」OP
の解説が行われるという徹底ぶり!)には驚きを通り越して笑うしかなかった
です。はい。
 
 
 これ、初回というのもあって、さすがに流れにたどたどしい部分もあ
ったけれど、このまま番組的に熟してくれたら、私的にはマンガ夜話よ
りもずっと面白い番組に成長すると思うので、是非ともシリーズとして
続けていただきたい所ですよ。
 とりあえず、次は当初、今回のラインナップにも入れられていたガン
ダムやAKIRA辺りかな?今回のラインナップ(松本999・宮崎ルパン・
出崎ジョー・萌えのCCさくら)ではトミーノや大友克洋が語れないしね。
 
 あとはゲストの人選か。
 


 明日は(今日は)唐沢俊一と大地丙太郎がゲストで「カリ城」。これも
観なくては。

     (以前の雑記を読む)

                       モドル