ゾック日記
(随時更新予定)
・10月29日
第2回BSアニメ夜話オワター
なんつーか、あれだね。
「NHK(一応)でこんなマニアックなことやっていいのか!?」というよ
うな驚きって言うのは、やっぱり始めてみたときだけの衝撃なんだよな
あ。シリーズ化された場合、どうしても「当然のもの」の一つになってし
まう。まあ、これは何にでも当てはまることではあるのだけれども。
だけど、そうすると、最初のときは衝撃に目を取られていたために見
えていなかった、アラや冗長さをついつい感じ取ってしまうのである。
一度自分の中で定着した印象を拭い去るのは難しい。例え、続編の
方が完成度の高いものであったとしても、中心に存在する、そのもの
の魅力の根源が同一であるならば、受け手の方は最初の作品(もしく
は、最初に見た作品)の方に軍配をあげるだろう。
前回は、あの村上隆ですら気にならなかったというのに、今回は宮
台とかの微妙に的を外れた発言が一々癪に障って仕方が無い。我な
がら困ったものである。
だけど、まあ、「マンガ夜話」の方は、「ああ、そっちの話に触れて欲
しいのに、ああ、ちがう、何でそんなどうでもいい事を、ああ、もう残り
20分しかないよ」というような楽しみ方で(私の中では)定着しているの
で、このまま順調に続けてほしい所である。
そういう点で行くと、今回はやっぱし最終夜のガンダムの回が一番
楽しかった。やっぱり、ガンダムの話でバカみたいに盛り上がってるの
って、楽しいと思うんである、私は。
つーか、1時間はやっぱり短すぎるってば(´・ω・`)
・10月26日
いつの間にやら来年以降のロボやらなんやらの情報が続々と入って
きてますな。
とりあえず、新作情報の中では来年からの新シリーズがなかなか格
好良いので一応期待。去年も期待してたのだけれども。
山口可動版は、マクロス、鉄人、ダイナミックなどに比べても山口色
が濃すぎるのがちょっとアレかなあ。スタジオOX版をさらにオオバリー
がリファインしたような感じ。まあ、買うけど。
とりあえず、今年はガンダム関連に5000円も使ってない、ってのがあ
る意味楽・ある意味寂しくもあるなあ。こっちも一応来年に期待・・・ま
あ、アレ一色なんでしょうけど。
まあ、最近はこういったものに限らず、あらゆる意欲そのものが低下
しているので、この辺刺激してくれるようなものが出てくれるのを期待
期待。
・10月25日
ビデオデッキはクリーナーぶっこんだら治りました。
さて、皆様はそこそこ大型の本屋に行った時に、こんなものを御覧
になったことがあるのではないでしょうか?
「たちばな出版の本を1000円以上買うと、この場で○○(食品の可能
性大)をプレゼント!」
ポスターが目に入って、「何故に本屋で食品が?」と、なんとなく奇異
に思われた方もおられるのではないでしょうか?
私も、このサイトのリニューアルオープン前に、「ゲゲゲの鬼太郎・
妖怪練乳」という、この世で最も似合わないもの二つを強制的に
二身合体させたようなフェアについて書いたことがありますが、なん
だって、この出版社はこんなフェアを行うのでしょうか。
それにはまず、「たちばな出版」という会社そのものが関わってくるよ
うです。この会社、占いやら大学入試やら自分探し本やらのもっともら
しい本ばかりをラインナップの前面に押し出していますが、実際には
新興宗教団体ワールドメイトによって運営されている会社なのです(こ
れは有名なので知っている人も多いでしょう)。
で、このワールドメイトという団体は数多のカルト団体の中では、なん
のテロも起こしていなくても話題に上げられることの多い団体だったり
します。要は「と学会」辺りで良く取り上げられるっつー意味ですが。
とりあえず、私の独断と偏見バリバリなこの団体のイメージを申しま
すと、「一般の人に怪しまれないように努力しているが、それがか
えって怪しい団体に見える原因となっている」というものです。
先に挙げたような、一般的に売れ線である書籍を大量に販売、とい
うのがその代表的(かつ、一番良い手段)なものでしょうが、他にも、自
分たちの教義を軽い漫画にして、ライト層に親しませようとしたり、教
祖自身がダークシュナイダー系の美形主人公として登場するアニ
メを作ったり、教祖自身が壇上でひたすらギャグを言ったり、それ
をわざわざビデオにしたり(言うまでもないけど、これが拷問に使えるぞってぐら
い見るに耐えないものなんである)、と、カルトであることを隠して商売する、
ということにかけては「なるほど」と納得してしまいそうな効率のいい戦
略もあることにはあるのですが、私から見ると、「これは、いくら熱心な
信者さんでも引くんじゃないか」と思えて仕方ないものも数多く、先の私
自身が抱いているイメージをさらに強固にしてくれます。
当然、先にあげたキャラクターを使用したフェアも、「一般層にも知名
度のあるキャラクターを使って、自分たちの怪し・・・独自性を世間には
隠し通そう」という作戦のもとに行われているのでしょうが、まあ、大抵
の本屋ではこのフェアのポスターが「宗教書」コーナーの近くに貼
られてしまうので、微妙な怪しさ倍増、という結果になっていることが
多いような気もしますが。
で、そんなたちばな出版の新しいフェアを本屋さんで見かけました。
「仮面の忍者赤影ラーメン」
・・・なんつーか、赤影関連の両者のご逝去後にいきなりこんなん出
される、ってのは結構「おいおい・・・」な感じもしますが、なにも、赤影と
ラーメンをくっつけることはないだろう。ちなみに、キャッチコピーは「忍
者は、あくまでも影にて働く日陰者。だから、日陰でこっそりラーメン食
べるんだ。」という、誰に向けられたメッセージなのかさっぱりわか
らないものでした。赤影さんの愚痴?それに、赤影はあんまし日陰者
っぽい印象がなかったのだが。
しかし、たちばな出版さんは赤影の事、どんだけ知ってて採用したん
だろうか?赤影は、琵琶湖のほとりに起こった「怪しい宗教を探査す
るために」派遣されて、その「怪しい宗教」を壊滅させたんだが(笑)
なお、過去のフェアもたちばな出版のサイトで見られるけど、妖怪練
乳や赤影ラーメン以外にも、「ハクション大魔王コショウ」「銀河鉄道9
99ラーメン」「一休さんコーヒー」「ゴジラーメン」「ゴジラの味付け海
苔」などなどがあったことがわかる。この中で、作品と食品の関係が
はっきりと見出せるのはハクション大魔王と999ぐらいのような・・・
なお、ゴジラは某明党のテレビCMに続いて、2度目のカルト宗教団
体への屈服である。堕ちたなあ・・・
・10月21日
町山さんのところとかで紹介されていた、「クトゥルフを合衆国大統領
にしよう運動」がちょっとツボだった。
なんか、「○○を大統領に!」って、クトゥルフだとかハワード・ザ・ダ
ックだとか、どんなんでも担ぎ出されるんだなあ。誰でも良いのかよ
ぅ?(笑)いや、現実を見る限り、実際に良いのかもしれないけど。
しかし、クトゥルフが大統領になると、やはりホワイトハウスの名前は
ルルイエに変更。秘書や副大統領にはダゴンやハイドラが配属され、
議員は全員インスマウス面になっちゃうのか・・・
そうなると、「フランケンシュタインVSバラゴン」や「キングコングの逆
襲」からオオダコのシーンがカットされたり、ハスター派との対立が起
こったかと思えば、「そんなダーレスの勝手な後付設定は認めん!」と
いう原理主義者のデモが起こったりと、なかなか大変であるなあ。
とりあえず、眷属の皆さんがそれまで南極に住んでいたオールドワ
ンの人たちを殲滅して南極を支配していた、という実績もあるし、「ウ
ルトラマンティガ」や「デジモン」などの何の関係もない作品で突然クト
ゥルフ派のプロパガンダが行われたのを見るればわかるように、様々
な所にシンパがいる=カリスマ性が高い、というのも政治に向いてい
る、と言えるかもしれない。言えないけど。
あ、でも、魚食文化の日本人としてはタコや魚の輸入が出来なくなり
そうなのが困る所であるな。そうなったら、マイケル・ムーアさんにアン
チ・クトゥルフ映画を撮ってもらおう。お題は「衝撃スキャンダル!現役
大統領・アダルトゲーム出演疑惑!」とか。タイトルは「ボウリング・フォ
ー・デモンベイン」で(笑)
・10月20日
ビデオデッキぶっ壊れる。
事の起こりは、ツタヤの百円レンタルフェアに乗じて、今まで300円払
うのもちょっとアレだなあ、と思っていたビデオなんかを借りよう、と思
い立ったこと。こんな事、人生でも一番怠惰な生活を送っている(と思う。
つーか、これ以上酷くなるのはさすがに勘弁して欲しい)今だからこそ。
と、変なお題目を掲げて、一人暗黒映画祭と洒落込もうと思っていた
のに、1本目の「黒い太陽731」を入れた時点でズガガガガとビデオデ
ッキから怪奇音が。すわ、これも旧日本軍の陰謀か、とグッチャグチャ
な映像が流れるテレビ画面を見つつ愕然とする私。
これが、一緒に借りてきたクローネンバーグの映画とかだったら「こ
れも演出かな?」と思ってしまう所だが、そこはそれ。ビデオテープの
方が破損していたら事なので、直ちにビデオをデッキから吐き出させ
る。
テープのほうは無傷だったので、やっぱりデッキがおかしくなっちゃっ
たんだろうなあ・・・
とりあえず、せっかくレンタルしたビデオ(しかも、しょうもない)が期間
中に見れなくなったのが極めてトホホであるのだが、やはり録画予約
が出来なくなってしまったことのダメージが大きい。とりあえず、故障現
象は「画面が乱れていてきちんと表示されない」だけっぽいので、録画
予約の方は大丈夫・・・っぽいかもしれない。誰か、詳しい人のアドバ
イスきぼんしときます。いつも通り。
・10月15日
いや、なんというか
http://www.saturn.dti.ne.jp/~giccho/index.html
http://movie.maeda-y.com/movie/00397.htm
http://www.eiga.com/review/devilman.shtml
http://www013.upp.so-net.ne.jp/yummysideup/cinema/2004/09/
250.html
http://www.ksky.ne.jp/~mio/shimpei/
http://www.asahi.com/offtime/movie/TKY200410070200.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/cinema/archive/news/2004/
10/08/20041008dde018070005000c.html
http://plaza.rakutenco.jp/00makoto7/diary/200409240000/
http://www.aint-it-cool-news.com/display.cgi?id=18273
ここまで言われると、逆に観たくなってきてしまうではないか(笑)
元々、製作発表時からして誰も期待していなかったわけで、正直な
話、こういう風に盛り上がることこそがこの映画の本懐であるような気
もするなあ。今更、邦画に期待している人なんてほとんどいないだろう
し。
しかし、最近は監督が狂ったんじゃないのか?ってな位身分不相応
な強気発言をして、その作品の脚本を自分の嫁に書かせる、っての
が流行ってるらしいですね。でも、なんだか怖いもの見たさみたいなも
のが自分の中で働くのはこっちの方かな・・・
そういえば、多すぎ多すぎと言われる秋の新番組だけど、私は全然
観てなかったり。興味の沸く物が減ってきた、ってのはちょっと寂しい
ものがありますね。ガンダムの新しいのとかを観て、熱心に褒めたり
貶したりに精を出せる人たちがちょっと羨ましいかもしれない。これが
若さか・・
そんな私だけど、これは羨ましい。羨ましすぎる。こっちでもやってく
れないものだろうか。まったく。
・10月6日
鉄人終了。
面白いか面白くないか、つーと面白かったんだけど、やっぱり物足り
なかった部分が結構あるなあ。
今川流の重厚でシリアスなドラマを展開する、ってのはファンとして
は期待せずにはいられない部分ではあるんだけど、やっぱり、今川作
品をドラマ性だけで構成しようとするのには無理があるように思うんで
ある。Gロボが面白かったのは、どんなにストーリーがあれれ、な感じ
になったとしてもそれを遥かに上回るキャラクターの個性の強さが視
聴者の心を掴んでくれるからである。
鉄人の場合、各キャラの個性や面白さ、というのは描かれてはいる
が、今までの今川作品のキャラに比べると、(ドラマの重厚さ、シリアス
さを維持するためとはいえ)おとなしめに感じられてしまう。いや、Gロ
ボやGガンの時がおかしかっただけのような気もするけど(笑)
噂では途中で予算がなくなってきたために戦闘シーンのような動き
の多いシーンをやりにくくなってしまった、というのが出ているけど、本
当だとすると残念なことである。それだけで作品の評価が大きく変わ
るのになあ・・それに、「鉄人28号」のようなビッグタイトルですらそうい
った事態に陥るというのならば、Gロボの復活はかなり絶望的な気が
してくるのが悲しい。ゲーム買わなあかんか。面白そうな予感がこれっ
ぽちもしないわ、シンプルシリーズの会社の癖に6000円もするわ、と
ヤバ気な空気がプンプンですが('A`)
なんだか、批判ぽくなった上に途中からGロボの話になっちゃったけ
ど、やっぱり面白い作品だったと思うので、未見の方も機会があれば
是非。
(以前の雑記を読む)
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