ゾック日記
       (随時更新予定)
・11月30日
 本日のお買い物のお話。
 つーか、懲りないなあ、カバヤも私も。

 しかしこのシリーズ、本当に売れているのだろうか?とりあえず、今
までのシリーズのお店での扱いを見るに、ソフトに言ってもあまり芳しく
ないような気がするのだが。
 前回の「ドラゴン伝説」から「世界の神話」の看板が取れたのも、当
初はドラゴン〜が300円のイレギュラーアイテムだからかと思ったけれ
ど、世界の神話第2弾との関連性が明確かつ価格も据え置きの200円
な「密教曼荼羅」もシリーズタイトルなしの単独看板アイテムになってい
るのを見てしまうと、「世界の神話というシリーズ名を付けておくと、問
屋に売れないと思っているのでは」とかいぶかしんでしまいそうであ
る。
 
 で、当然買ったよ。買いました。買わせていただきました。

 見本写真が出ていたときから、造形や塗装の進化が期待できない、
っていうのはわかりきっていたけれども、やっぱりこういうのは欲しい
のである、私は。
 ラインナップも派手なメジャー連中で固められているし、とりあえず、
これを逃せば(仏像がフィギュアに入らなければ)一生フィギュア化され
ないような連中である。私的には出来はもう、2の次である。素材にも
一部分ではあるがゴムではなくABSを使用している部分があり、その
辺りは進化だと評価してもいいと思う。


 ・・・けど、まあ、出来に関してはやはり言いたいことが幾つもある。
 その多くは今までのシリーズ全部に言えることなので省略するけれ
ども、とりあえず知りたいのは、各キャラにつき2種類のカラーリングを
用意した意味があるのか、ということか。
 なんせ、豪華版の方の塗装の適当さが酷い。ABS部分はまだしも、
元々塗装ののりが良くないゴム部分など、まるで私が塗装したかのよ
うである(笑)
 これは、塗装が良くないのもあるけど、従来の暗めの彩色ではそこ
そこ誤魔化せていたモールドのたるさが明確にされてしまっているの
もあるだろう(ついでに言うと、通常彩色版も、塗装のクオリティは世界
の神話第2集よりダウンしている)。
 今回、私が当たった中では、フィギュア化を期待していた阿修羅たん
が特にアレだった。眉毛の形が(´・ω・`)な感じなのは、まあ、元ネタも
そうだから仕方が無いとも言えるけど、塗装が微妙にずれていて、な
んだか諸星大二郎がおもっきし描き殴ったかのような顔をしているん
である。萩尾望都がきっちり描いたような顔にしてくれ、というような贅
沢は言わないけれども、もう少し頑張ってくれよう。
 
 で、疑問であるのだが。通常、このように2種類のカラーリングを用
意する理由はたった一つ、コストを抑えるためである。故にメーカーは
いらんクリアーやら単色成型やらのローコストアイテムを混ぜてくるの
である。
 ところが、これの場合はどうだろうか。従来通りの通常彩色版と、
「豪華」彩色版である。あまりコストを低くするのに役に立っているとは
思えないのである。
 普通に考えると、原型が6体で済む、ということであろうが、それなら
ば最初から「全6体」で売ってくれればいいものなのに・・・誠意でやっ
てくれていることなのだとしたら困ったものである。というかやめてくだ
さいな。
 さらに言うと、これ、一箱に10個詰められた販売形式なのである。
 つまり、シークレット2種をレア扱いとした変則アソートなのである。こ
れはあんまりだ。せめて、今までどおり箱で買えばきちんと揃うように
して欲しい。千手欲しいよ欲しいよ千手。
 



 さて、そろそろいつものオチでしめることにします。ご一緒にどうぞ。
 
 カバヤはいい加減TFガm(以下略。一応カバヤに私的フォローを入れると、オ
ーガバスターはカバヤ食玩好きには結構お勧め出来るものだと思いますよ、はい)


・11月29日
 何故か突然動画ファイルが綺麗に再生されなくなってしまい、焦る。
再生自体は問題なく行われるのだが、色合いがおかしくなっており、
全体的に薄く紫がかってしまっているのだ。
 とりあえず、プレイヤーの異常やコーデックの競合が原因かというこ
とになり、設定をいじったりするものの一向に改善されず、泣き寝入り
することに。
 ・・・ところが、その後再び電源を入れ、駄目元で動画を再生してみる
と、あら不思議。元に戻っているではないか。
 結局、これがなんだったのかは不明。パソコンってテクノロジーの結
晶のはずなのにテレビを叩いたら映りが良くなる並みの気まぐれが結
構多いですね。それともすべては私の夢だったのか?その現象起こっ
たあるよう、という人は是非ご情報を頂きたく思います。




・11月19日
 なんじゃこりゃ(笑)、一世風靡セピア?(それもまあ、間違いじゃないけど)


 
 
 記事によれば、どうも本気でやっているようなのが、なんともツッコミ
し難いものがあるなあ。似合ってるし(笑)。
 台湾は昔から日本文化に対して友好的だ、って話は良く聞くけど、
「男塾」なんてイデオロギー的に考えたとしたら(まあ、男塾をイデオロギー的
に考えるような奴は、男塾キャラ以下の知能も持ち合わせていない馬鹿であるが)
妙なことになるに決まってる作品を、「似合ってるから」の一言で取り
入れるという行為には、国交やら国土権利問題やら何やらの政治
云々の話などどうでも良くなってしまう素晴らしさがある。他の国もガン
ガレ。

 しかし、「男塾」が台湾で有名だとは知らなんだ。中国さんは怒ってい
るっぽいけど、男塾はむしろ中国最強漫画なので、中国本土でこそ認
めてあげてはどうか。最強の格闘技は中国拳法でございます(それは
違う漫画だ)。


・11月17日
  ワラタ 

 
 某ラジオで紹介されていたので試しに赴いてみたgooラボだけれど
も、いや、これは凄い。まさに未来のてくのろじーである。ただし、本気
で何かを知りたいときにはあまり役に立ちそうに無い、という致命的な
弱点があるのだが(笑)。
 また、まだまだ稼動させ始めたばかりというのもあるのだろうが、大
抵のキーワードは入力してもトンチキな回答をしてくれるわけでもない
のでその辺りも残念である。まあ、「面白い」を期待されている時点で
どうかと思うのだが。
 
 しかし、ネットによる技術の変化って本当にしょうもないものばっかり
生み出しているような気がするなあ。これにも、「※正しい回答をご存
知でしたら入力してください。」なんて機能が付いているけれど、こんな
もん付けたらロクなことにならん、ってのは自明の理だと思うのだが。
まさに技術の無駄遣いのような感じである。いいぞもっとやれ。

 まあ、これが完璧に正しい回答をしてくれるようになってくれればそ
れはそれでうれしいのだけれども。

 こんな風に
 

・11月15日
 いや、占いみたいなものが常に人気の高いものだというのはわかっ
ているのだけれども、某すぴりちゅあるかうんせらーってテレビで特番
組まれるほど流行ってたのね(まあ、この枠は数年前にも「古代帝國軍」とか扱
っていたけど)
 多分、人の話を聞くのがうまい人なんだろうなあ、とは思うけど、こう
いう「たかが占い屋のカウンセラー化」は、やはりもう少し危険視する
べきだと思うなあ。

 欧米ではストレスのたまる職業についている人などをはじめとして、
定期的に精神科医の元を訪れ、カウンセリングを受けるのがある程
度の習慣にまでなっているそうだけど(海外小説やドラマとかを見ていると意外
と出くわしますな)、現在の日本では精神科はそう易々と行くとこではな
い。それはまあ、国民性の違いとか、社会常識として精神科のイメー
ジが一般に定着してしまっているとかで、仕方が無い部分もあるのだ
けれども、本来は軽いカウンセリングを受けるべき人までもが占い師
の下へ駆け込んでしまうのは、健全とはいえないだろう。
 占い屋は所詮精神医学のプロではないのだから、本当に正しいケア
が出来るとは限らないのである(こう言うと、「人間の心は科学などでは計れな
い」とか反論(論?)されるのだろうけど)。占い屋本人がどれだけ善意で行って
いることであっても、それは正しい行為ではあるまい。
 
 ちょっと前に話題になった『抑圧された記憶の神話』(誠信書房)など
では、アメリカの話で、しかも占い関係ではなくプロのカウンセリングた
ちによる事件の話題であったが、カウンセリングの結果起こった悲劇
が紹介されていた。
 日本でも定着した「幼い頃受けた虐待の記憶を思い出すことでトラウ
マの原点を探る」というようなカウンセリングの結果、実際には虐待な
ど受けていなかったにもかかわらず、虐待された記憶を「思い出して」
しまった、という話である。
 結果、本来は虐待などしていない両親は、子供から訴えられ、家庭
は崩壊し、世間からはバッシングを受け・・・と、悲惨にも程がある目に
合う。きちんと無罪の判決が出たとしても、子供が親と和解する可能
性は低く、まさに一生消えない新たなトラウマを作り上げてしまったの
だ。
 先に述べたように、アメリカでは気軽にカウンセリングを受ける人々
がたくさんいる。このような事例もそういった地盤ゆえに起こるもので
あるといえる。
 だが、それを考えると、悩み事があるなら、占い師や心霊能力者の
ところで相談をしてみよう、という人々の地盤が確かに存在す日本でも
同様の事例が出てこないとは限るまい。折りしも世は児童虐待事件が
頻繁に報道されているわけで、流行に何より敏感でなくては速攻に廃
れていくオカルト業界である。そういった話題を上手く使用して、相談
者の「悩みの原点」を勝手に作り出してしまう可能性は決して低くない
はずだ。


 別に、何を信じるのかは個人の勝手であるし、私としても「超常現象
系の話」は世に溢れている位が社会としても健常だとは思うが(私も、好
きな話しだし)、心霊だとか、占いだとか、「超常」で金を儲けているような
連中は所詮カタギではない、という事ぐらいは考えておいた方がいいと
思う。


・11月11日
 なんかちょっと放置気味にしていたら、いつの間にやら11月も3分の
1が過ぎてしまいましたね。えらいすいません。


 

 で、放置している内に叩き祭りもある程度沈静化しちゃった感のある
「映画デビルマン」。この数週間観に行こうか行くまいかを悩んでいた
んですけど、結局悩んでいる内に上映終わっちゃったぽいですね。
 
 中学時代、永井の先生には結構な額を貢ぎ続けてきた私(但し、デビ
ルマンレディ最終巻まで)としては、当然怒りに震えるべきなのでしょうけ
ど、製作発表時から今までというもの、どうもそういった気分にはなれ
ずにいたりします。
 そも、製作発表を知った時に私がパッと想像したのは、「映画秘宝」
の年間ワーストランキング1位に浮かぶデビルマンの5文字だったわけ
で、元から出来などには期待や不安を抱いておらず、ただただ「こり
ゃ、どこまで酷いものが出来るかが楽しみだ」と情報を心待ちにしてい
たわけです。はい。
 
 で、公式サイトやら試写会組やらから伝わってくる情報はどれこもこ
れも期待通りの「こんなにひどい、いや、もっとひどい」という感じのも
ので、これがワクワクしないでいられるかってものです。そして、公開
後の各所でのファンの反応。もう、どれもこれもが私が期待した「こう
なりゃ、これでとことんまで盛り上がるべ」状態を実現させてくれたわけ
で、いや、あっぱれ。
 
 
 そんなわけで、今回のデビルマン騒動、「こんなものは映画ではな
い」とか「これはただの産業廃棄物」など、如何にひどいフレーズを付
けるか、で盛り上がったような感じもありましたけど、上のような感慨
からすると、私が共感するはやっぱり唐沢さんの「映画ではなく事故」
であるなあ。最近の唐沢さんの、特に社会派くんでの発言には、本気
でそう思っているとは思えない、特定の層に対する挑発や冗談を意図
とされているものが多く、この発言にもちょっとばかし「オイオイ」なとこ
ろがあったりしますが、ここでいう「事故」が悪口ではなく、むしろ褒め
言葉である所にはやはり頷かずにはいられないものがありますな。
 なんせ、「ネットで話題」の看板を見る度に「踊らせられてるなあ」とか
厭味を言ってしまう私も嬉々として情報を心待ちにし、ファンたちの爆
発を眺めにまとめサイト等へ赴いたりしたわけで、これはやっぱり、小
学校のときに「隣のクラスで誰かが突然気絶したらしい」と聞いたとき
の、「よし、次の休み時間にちょっと見に行ってみるか」というあの感
覚、あの野次馬根性である。
 私はネット社会(笑)がもたらした、最大のものは便利さとかではなく、
この野次馬根性を全世界的に共有出来るようになったことだと思って
いる。2ちゃんねるでの様々な発言に嫌悪感を覚えられる人も多い
が、なに、あれは悪意や善意などではなく、非常に純粋な野次馬根性
をさらけ出せる場だから、あんなんになってしまうの当然なのである。
 まあ、何を今更。な、話ではあるけど。
 
 とりあえず、今回のデビルマン騒動も、永遠にこの悪夢を語り継ぎ、
2度とこんな悲劇を起こさないようにしよう、と感じているファンたちを残
して、あっという間に忘れ去られてしまうことだろうけど、「擁護する人
が全くいなかった」という点では「祭」史に残すべきではないか。 
 
 
     (以前の雑記を読む)

      モドル