■2012年1月号

今月の潮流
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バイオジャーナル

今月の潮流●米国で生食用GMスイートコーン解禁、日本へも輸入か


 米国で食品の安全や健康問題、環境保護などに取り組む市民団体の連合は、モンサント社の新品種GMスイートコーン(ラウンドアップ・レディ品種)の禁止を求めてきたが、このほどGMトウモロコシを食べたくないという消費者から集めた26万4000人の署名とともに、このGMトウモロコシ製品を扱わないよう求める要請を、大手スーパー10社や缶詰メーカー、冷凍コーン加工業者などに提出した。モンサント社は、この新品種のGMトウモロコシの栽培が2011年秋から解禁されると8月に発表している。GMトウモロコシは1996年からこれまで、主にデントコーンが栽培され、家畜飼料や加工度合いの高い食用油などの食品の原料として使われてきたが、今回は缶詰や冷凍コーン、生のトウモロコシとして店頭に並ぶことになる。GMトウモロコシへの表示を義務付けていない米国では、こうしたトウモロコシが店頭に並んだ場合、消費者は見分けることができない。

 日本でも、このGMスイートコーンは承認されており、米国で作付けされれば輸入される可能性が高くなる。 〔Center for Food Safety 2011/10/27〕