■2012年8月号

今月の潮流
News
News2
今月のできごと


今号の目次へ戻る
ジャーナル目次へ戻る












































バイオジャーナル

できごと(6月11日〜7月10日)報道媒体発表時



14日 ・東京大と横浜市立大、人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い、血糖値を下げるインスリンを作る膵島と肝臓の組織を作製。
・理化学研究所と住友化学、人の胚性幹細胞(ES細胞)を使い、立体的な網膜組織を作製。
15日 ・富山大病院、改正臓器移植法に基づき初めて6歳未満で脳死と判定された男児から臓器摘出。97年の臓器移植法施行後177例目、改正後は91例目。
16日 ・農業生物資源研究所、体細胞クローン技術と遺伝子組み換え技術で、免疫に関わる重要な遺伝子を持たない「免疫不全ブタ」を作製。
20日 ・近畿大とロシア東シベリア・サハ共和国の科学アカデミー、クローン技術「体細胞核移植法」で約1万年前に絶滅したとされるマンモスの復活を目指し、共同研究の合意書に署名。
23日 ・オランダ・エラスムス医療センターらの研究チーム、毒性の強いH5N1型鳥インフルエンザウイルスが、わずか5カ所の遺伝子変異で哺乳類のフェレット間で感染しやすくなった結果を発表。テロに悪用されるとして米政府が内容の一部の削除を勧告していた研究で、その後勧告は撤回されている。
25日 ・川崎市、同市の塗装業の男性派遣社員を感染源として、男性を含む4人が結核を発病、職場の同僚12人も感染する結核集団感染が確認されたと発表。
26日 ・米疾病対策センター(CDC)、2009年に流行した新型インフルエンザ(H1N1)による世界の死者数は28万4400人にのぼり、世界保健機関(WHO)に報告された死者数1万8500人(2009年4月〜10年8月)の約15倍に達するとの推計をまとめた。
28日 ・名古屋大、高齢のマウスから作ったiPS細胞が、若いマウスのiPS細胞と同等の血管再生機能を持つことがわかったと発表。
7月1日 ・名古屋大、幹細胞に含まれるタンパク質を使って骨を再生させる新たな治療法を開発。
2日 ・欧州ヒト生殖学会、34年前の世界初「試験管ベビー」誕生以来、これまで全世界で体外受精(IVF)によって誕生した赤ちゃんの数は約500万人に。
3日 ・中国新疆生産建設兵団の養鶏場で鳥インフルエンザ(H5N1)発生。
9日 ・農業生物資源研究所、佐賀大学、米ロードアイランド大学は、殺虫性タンパク質「Bt毒素」に抵抗性を持つ原因遺伝子の1つを突き止めた。
10日 ・世界保健機関(WHO)、カンボジアで子どもが原因不明の病気で死亡しているのは、「エンテロウイルス71(EV71)」が引き起こす手足口病の可能性が高いと発表。EV71が原因とみられる死者は、子どもばかり52人に上る。
・京都大、慢性乳児神経皮膚関節(CINCA)症候群の患者からiPS細胞を作って病状を再現。
・東京青梅病院で78人が結核に集団感染し、10人が発病、うち男性患者3人が死亡。