敷地内全面禁煙

Outdoor Smoking House
遅きに失した感は否めないが「受動喫煙を避ける」という名目で、漸く理学部の敷地内が全面禁煙となった。

2006年10月23日(月曜日)から、新潟大学理学部の敷地内ではタバコが吸えなくなった。どうしてもタバコを吸いたい人の喫煙所として指定されたのが、屋外のゴミ置き場の隣に設置された、コンテナハウスのようなプレハブ小屋であった(写真: 手前に見えるのは通気口で、反対側には窓、その間にはドアが付いているが、今のところ照明はないようである)。理学部の建物は改修工事の真っただ中で、このプレハブ小屋が最初に出来たときは「工事道具を入れておく物置きか?」と思っていたほど、狭くて貧弱な造りである。一応、雨風は凌(しの)げるのだろうが、どれくらいの利用者がいるのか、はなはだ心許ない。

これまでも、理学部の建物内では全面的な禁煙が敢行されていた(1)。しかし、なぜか喫煙所として指定されていたのが、建物に何ケ所かある玄関口(出入り口)のうちの、3ケ所の玄関口であった。これら玄関口の溜まり場は、屋外とは言っても空気が淀んでいるので、非喫煙者は、辺りに充満するタバコの煙りに悩まされながらも、ここを通らなければならなかった。しかし、今回で、それとも「おさらば」である。

それにしても、なぜ今日まで万人が通る玄関口を喫煙所に指定していたのか、理解に苦しむところではある。なにしろ私のような非喫煙者は、肩身の狭い思いをして、たむろする喫煙者の間を通り抜けなければならなかったのだから......。

[脚注]
(1) 平成15(2003)年11月1日付けで「理学部庁舎内全面禁煙」となっていた。また、2006年10月23日に敷地内全面禁煙が施行されてから9日後の11月1日には、理学部事務部の記名のある「トイレ内禁煙」という貼り紙が、各トイレで見られるようになった。どうもトイレ内の個室でタバコを吸って、その吸い殻をご丁寧にも便器内に捨てる輩が続出したための対抗措置らしい。


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