テラリウム
(A) 上の写真は、屋外に設置したテラリウムのひとつを表している。それぞれ、約1.7m2の床面積を持ち、周囲の壁の上部には内側へ向けてのオーバーハングが、また底には排水溝があり、全体が「よしず」で覆われている(Hasumi and Iwasawa, 1990; Hasumi et al., 1990; Hasumi and Iwasawa, 1992a; Hasumi and Iwasawa, 1992b; Hasumi et al., 1993; Hasumi, 1996; Hasumi et al., 1997)。
(B) 下の写真は、テラリウムの内側を示している。テラリウムの底は、湿った土壌、ミズゴケ、枯れ木と枯れ葉、等々でカバーされている。
クロサンショウウオの成体には、4月中旬(繁殖池から陸に上がった直後)から11月中旬(冬眠の直前)まで、陸棲の等脚類(主にワラジムシ)とフツウミミズが、餌として供給されている。
サンショウウオ科の種では、水域から陸に上がった後の成体を一年を通して飼育し、繁殖まで持っていくことは非常に困難だと、ずっと考えられていた。これは私が飼育に成功する1985年までのことである(出来ないことをやる)。
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