(A) ヒト絨毛膜性生殖腺刺激ホルモン(hCG)の投与後、18時間のもの。このとき、既に排卵が起きている。hCGの投与後、0時間、9時間、14時間、18時間では、腹腺の上皮細胞から内腔への分泌は生じていない。
(B) hCGの投与後、32時間のもの。コロイド状の分泌物が内腔に見られる腹腺が多く、2〜3の腺では、これらのコロイドの中央部に数個の顆粒が存在する。分泌物は一部、総排出腔内に漏れ出している(矢印)。このとき、まだ卵嚢の形成は完了していない。卵嚢形成が完了する50時間までに、腺上皮の分泌は、ほぼ完了している。
雌では、腹腺内腔に蓄えられた分泌物は、1対の卵嚢が総排出腔を通って産出されるときに放出されて卵嚢に付着し、性行動でメーティングフェロモンとしての役割を果たす。この種の繁殖期の雄とは違って、これらの雌では、総排出腔領域の皮下の膨らみは、それほどでもない。