ボックス・ツァルツァ
モンゴル語で「ボックス・ツァルツァ」と呼ばれているバッタ。このバッタは、ゆっくりとした流れが幾つかの淀みをなしている、川の岸で見つけたものである。ここは、モンゴルのダルハド渓谷とムルンの間にある、木が全くない完全な草原地帯であった。そのため、キャンプの候補地ではなかった。これらの写真は、佐野智行さん(姫路獨協大学)が、2004年7月24日の午後9時頃に撮影したものである(日没は午後11時頃)。
(A) ボックス・ツァルツァを腹側から見たもの。この種の左右の前肢の先端の形は、まるでボクシングのグラブのようであった。これが、名前の由来であるのかもしれない。この種がモンゴルに固有か否かは、分からない。
(B) ボックス・ツァルツァを横から見たもので、挟んでいるのは、私の左手の親指と人さし指である。指の爪が、汚れていることに注目して欲しい。これは、ダルハディン湿地での野外調査によるものである。
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