将棋電王戦Fansite

将棋電王戦

将棋電王戦(しょうぎ でんおうせん)とは、ニコニコ動画を放送するドワンゴが主催する、プロ棋士と将棋ソフトとの対局イベントです。

2012年に第1回が開催され、当時の日本将棋連盟会長、故・米長邦雄氏が将棋ソフト「ボンクラーズ」と対戦し敗戦。翌年からは棋士5名対将棋ソフト5種類の団体戦として2013年~2015年まで開催されました。余談ですが2013年の「第2回将棋電王戦」の動画を見たことがきっかけで当サイト制作者は、プロ棋士並びに将棋ソフトに興味を持ちました。

その翌年からはドワンゴ主催の叡王戦(えいおうせん)という棋戦が誕生し、その優勝者対最強ソフトの1対1の対戦が2016年~2017年に行われ、将棋ソフトが圧倒的な強さを見せました。

人間とAIがあらゆる分野でこれからどのように向き合うか、支配か共存か。これまでとの価値観の逆転。今までは機械では出来なかったことが出来るようになること、ITの進化による人間が担う役割の変化、そこから国や社会がどのように一人一人の人間を支えるか等、様々な話題が見られます。将棋界の枠を超えた人類とAIの大きなテーマであったと言えるでしょう。

将棋の最強クラスのソフトは無料で一般公開もされており、プロ棋士の研究にも活用されています。かつては将棋ソフトがプロ棋士から学び、近代はプロ棋士が将棋ソフトから得る事も多くなる時代となりました。現在は電王戦は終了しておりますが、将棋史の大きな1ページとなったイベントである電王戦に敬意を表したいと思います。