大発展時代


16世紀は偉大なる世紀と呼ばれても不思議はありません。ヨーロッパにおいてはルネッサンスにあたり、日本においては「戦国時代」に重な ります。
15世紀の日本ではまだ中世的貧困と迷信の中にありました。飢饉は何度も起こり治安も当然悪かったはずです。そのために人口は増加するはずもありませんでした。ところが16世紀に入って「戦国時代」になるわけですが、このときになって日本の経済は進歩し始めたのです。


まず農業の生産が増大しました。それは農耕具が改良され灌漑と排水技術が広まり耕作地が増加したことによります。農業の発展は鉱工業の発展につながります。鉱工業に従事する人を食べさせるだけの農業生産が出来るようになったからです。


15世紀末から16世紀にかけて鉄製農具が普及しました。これによってますます農業生産が増加したのです。農業の生産力増加が鉱工業の発展と結びついて大躍進を遂げた世紀と言っても良いのではないかと思います。


工業も当然進歩していました。何しろ種子島にたどり着いた2丁の鉄砲は関ヶ原の戦いにおいては5万丁にまで増えていました。ものすごい生産量だと思います。間違いなく当時世界最大の鉄砲生産国だったので しょう。


どうしてこの様な中世の貧困から解放された生命力にあふれた時代を悲惨なイメージが強い「戦国時代」 と名付けたのでしょうか。また いつの頃から「戦国時代」と言われるようになったのでしょうか。