大山北尾根 07’3/24(土) 3名
秦野〜ヤビツ峠のバスを往復共利用する事を考えると、ヤビツ峠を9時に発って、
ヤビツ峠16時16分発までの7時間強。
三ノ塔往復では時間が余るので、歩いて蓑毛に降る事になる。
大山の北尾根を下ると、その先のコースの選定に苦労する。
札掛からヨモギ平を経てBOSCOキャンプ場に下りヤビツ峠に戻ると、6時間ほどかかり、ちょと忙しい。
ヨモギ平〜三ノ塔〜大倉バス停に下るのも良いが、ちょっと長いので初級・中級ハイカー向きではない。
それで、今日は、
ヤビツ峠〜大山〜北尾根(西沢ノ頭、ミズヒノ頭)〜地獄沢橋〜門戸口〜ヤビツ峠。CT4:10
なので、充分時間が余るから、ゆっくり歩き。
途中でミツマタの群落の中を散策、時間調整で青山荘の「きまぐれ」茶屋でコーヒータイムも持てた。
小田急線 秦野駅 北口のヤビツ峠行きバス 8:18発。
ヤビツ峠から殆どの人は表尾根に向かうが、自分達は大山山頂を目指す。
下社からの急な道と違って、のんびり楽しめる尾根道だ。
バスで来た人達としては最後に発ったのだから、ゆっくり歩く我々を追い抜いて行く人達は車で来た人達だ。
9時過ぎに、もう降りて来る人達がいた。何処に向かうのか訊いてみると、「車に戻る」だとか。
山頂の少し手前の銅製の鳥居の所で左折して、北の展望台に直接向かう。
右手の石柱には「お中道 十七丁目」とある。
大山山頂に着く。これから向かう北尾根が黄砂なのか、かすんでいる。風が強い。
下は、4年の5月に来た時の写真。
箱根は霞んでいるが、富士山や南アルプスが見える。
岳ノ台、 二ノ塔、三ノ塔、表尾根、塔ノ岳から竜ガ馬場、丹沢、丹沢三峰などの丹沢の山々もくっきり。
マイクロウェーブの電波塔の建物の蔭で風を避けて、早めの昼食。
ヤビツ峠のバス停からの登山口に書いてあった通り、冬季は凍結の為、トイレは閉鎖されている。
北尾根の降り口には指導標が無い。古い赤テープはある。マイクロウェーブの建物の間を北に進む。
最初の数分は、深くえぐれた溝の脇を下るので少し滑りやすいが、間もなく快適な尾根道になる。
これは良い林だ。
ミズヒノ頭の直ぐ手前で右手に、Kさん達が大ノ沢に下った時の目印の大木を見つけた。
16号鉄塔の先で、道は突き当たり左右に分かれる。
手作りの指導標がある。白色塩ビの板が一部壊れて落下している。
北尾根で初めての標識だ。右は一ノ沢峠、左は県道である。(手前は大山)
左の県道方向に下る。直ぐに右に腕木の取れた指導標の柱の残骸がある。
道は非常に良い。急な所にはプラスチック製の歩き易い階段が設けられている。鉄塔巡視路だからのようだ。
・687の手前の、地図に(迷)印のある鞍部から、左のプラスチック階段を下るが、
直ぐに巡視路は伐採枝の大きな塊で行く手を塞がれている。
前回は尾根を進んだのだから戻ろうと思ったが、右手に山腹を行く細い山道が見えるので、これを進む。
崩落が進んでいてちょっと危ない感じの所もあるが、踏み跡は続いているので暫く辿った。
右に回りこむ所でまた伐採枝が道を少し塞いでいるのが見え、左下に戻るように沢に下る踏み跡も
見えるので、これに従い涸れ沢を横切り対岸に上がると材木の集積所に出た。
林道を右に下ると直ぐに地獄沢にかかる極楽橋があった。
地獄沢左岸沿いの林道を下ると、左にプラスチック階段で細い尾根に取り付く所があった。
(これを上がれば鉄塔があり、その先痩せ尾根の稜線で北尾根につながっている。⇒4年4月の山行 こちら)
この先、ミツマタの群生地が続く。花も良いが、ほのかな香りもとても良いのだ。
林道が左にカーブしている所では、ミツマタの群落の中を散策して道をショートカット。
林道のゲートの脇を抜けて県道を一旦右に進み、尾根通しで降りてきた場合の下山口に行ってみる。
勿論、こちらも尾根にミツマタが沢山見られる。
県道を戻って門戸口を目指す。
14時半頃からぽつぽつと雨粒が落ち始めたが全く雨具着用の必要は無く、そのうち止んでしまった。
舗装道路を約45分歩いて、バスの時間との調整の為「おきらく」喫茶でコーヒーを頂く。
15時25分に店を出てヤビツ峠には15時55分着。コースタイム30分とある通りでの到着だ。
16時16分発は16時05分頃にやって来た。
追記;
登山地図(丹沢の裏図)とは違う道だった。・667手前の鞍部からのくだりの部分の軌跡。青色は前回のもの
・667を通った4年4月の山行 こちら
大山に諸戸山林事務所から上がる黒破線の道を上がった時の記事は こちら