玄倉330m 蕗平橋600m、山神峠880m、伊勢沢ノ頭1177m、秦野峠、西ヶ尾805m、高松山801m
(その1)
地図では赤破線のルート、玄倉〜蕗平橋〜山神(さんじん)峠を歩いて見たくて計画。
当初は、峠からユーシンに降りて鍋割山に登り返すという事も考えたが、何度も行った所だし、
伊勢沢ノ頭に上がって、秦野峠から、自分としては初めての高松山を経て山北駅と結ぶ事にした。
昭文社の地図(2004、2005年版)で一部、赤破線の所を通ったが、(迷)印の所で注意すれば
特に迷う事はなかった。 山中では誰にも会わなかった。
’5/06/06(月)
新松田8:10発の西丹沢行きのバスには50人位が並んだ。月曜なので増発はない。
土・日の天気予報が思わしくなかったので今日の月曜に延ばしたという会話も聞こえた。
大野山登山口で一人降り、玄倉で自分が降りたが、残りは多分終点から檜洞丸のつつじが目当てだろう。
玄倉からは丹沢ビジターセンターの先を右に、小菅沢の左岸の舗装林道を上がって行く。
小菅沢橋を渡って暫く行った1.4km地点でゲートがあり、その先は林業、地元関係者以外は通行止め。
右岸の道路とは、その手前で合流するので、どちらを歩いても良い。
周りの山の様子を楽しみながら、ゆったり時速3km程度で歩く。1km地点に20分だったから。
爽やかな風が吹いているが暑い。気温は25℃。
40分ほど歩いた、終点から2kmと表示板のあるちょっと先に岩に突き挿したパイプの湧き水がある。
今日の持参水は2Lだが、長時間歩行なので、ここで節約させて頂く。うまい。
蕗平橋手前の分岐には1時間で着いた。
写真右の、標示面を山側に向けた標識には、英文併記で
「山神峠経由ユーシン6.3km、玄倉バス停3.5km」とある。
写真中央の、立札には「 この先 山神峠〜雨山峠間 崩壊地あり 通行注意! 」とある。
今日はそんな危ない所まで行かずに、峠からは右折して、伊勢沢ノ頭に上がる予定だ。
山道に入って間もなくの標識に、山神峠1.4kmとある。
この道は小菅沢の右岸の尾根の中腹を行く巻道なので、左からの 小沢の所で若干の崩れはあるが、
問題なく通過できる。
上に上がって行く作業道や、逆に道が左に上がる所で直進する迷い道?などの分岐が見られた。
山神峠へ250mの標識のある所からジグザグに折れての急登が始まる。
対岸の尾根の末端に鉄塔巡視路の長い階段が見え、左の沢に手摺付きの鉄製の桟橋が見える。
樹に遮られて良く見えないが、その桟橋への取り付きの辺りが崩れているように見える。
5分ほど行くと山神峠に着く。
山神峠の祠は、・954の方に石段を上った所に祭られた結構な造作だ。
この種の物としては大きめの祠の中に、それぞれ「水神宮」、「山神宮」と彫られた二つの石柱が安置されている。
なるほど、すいじん、さんじんを祀ったものなんだ。 さんじん峠のいわれがはっきりした。
前面上部に、昭和60年、玄倉大物猟友会 寄贈と読める札がかかっている。20年前の建立だ。
壊れた鳥居のようなものが前に転がっている。当時の人たちは、もう来る事がないのだろう。
少し先の十字路には英文併記の新しい標識がある。
距離や時間は表記がないが、玄倉、ユーシン、境隧道の他に、雨山橋、伊勢沢ノ頭も指している。
倒れて放置されている古い標識には所要時間の表示がある。
玄倉
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ユーシン
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玄倉林道出合
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4.4km 100分
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4.4km 80分
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(境隧道) 50分
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祠の下の所にはテーブルが2つあってゆったり休める。早めの昼食を摂る。
標識の所から伊勢沢ノ頭方面の方に小尾根の急登に取り付く。
一登りして平になった所に中身の無い百葉箱が左手にある。
鹿柵が始まり、その右の細い尾根が正面に現れるが、道は尾根の右側の小広い斜面を上がる。
柵の脇には、初めは階段のような木が見えるので、元気な人なら尾根の背を直登するかも知れない。
登山道は右側をゆったりジグザグを切って上がっていく。
下りの人が付けたものであろう、勝手に附けた近道の為に踏み跡が乱れている。
30分ほどで右から上がって来る尾根と合流する。
右に下る方にも少し薄い踏み跡があるが、下りでマークに気づかず直進してしまったものであろうか。
大抵は気が付いて戻るものだが、中には強行して下る人も居るかも知れない。
そうすると例の巡視路の長い階段と桟橋のある難所に下りていって、ちょっと苦労するだろう。
それもその人にとって楽しいのかも知れないが、枯枝を追加し、私標をくくりつけておいた。
合流点から尾根を左に進む。 明瞭な尾根道である。
更に20分ほどで右側に植林地が現れ、雨山峠〜秦野峠の縦走路に合流。
この先は登山地図に赤実線のルート。
右に2分ほど進むと伊勢沢ノ頭の標識(秦野峠1.5k 雨山峠3.3k))が立っている。
北斜面は檜林で南側は潅木、下草は一面にトリカブト(未だ咲いていない)。
この山頂標識から約5分で、右に直角に曲がる所の右側に、古びた標識が立っている。
これを見落としてか、直進する間違い道の踏み跡がある。枯枝で遮断。
東南東向きの尾根から山腹をトラバースして、南向きの右に金網が張られている尾根道に出る。
伊勢沢ノ頭から約25分進んだ辺りで見晴らしの効く所があったので、道の脇の小広場で10分休憩。
秦野峠のベンチは壊れたままだった。
(余談だが、
峠から左に進む道は、2004年版では「旧経路荒廃」とされていたが、実際は堰堤が出来て通行不能。
全面改改訂された、2005年の地図には、ただしく「廃道」となっている。全面改訂の為の調査ご苦労様)
秦野峠からは標識に従い、シダンゴ山方向(右から回り込む)に進む。
途中、右側のフェンスに加えて左側にもフェンスが現れるが、左の大穴を潜ってフェンスの左を歩く方が良い、
フェンスに挟まれた通路は、一部藪の濃い所が出来ている。
林道秦野峠への降り口には短いが、足元が見えないくらい藪が濃い所があった。
あまり長いので、この後の林道秦野峠〜高松山〜山北駅は、(その2)に分けます。
その2は こちら です。
新松田8:10⇒(870円)玄倉9:00→10:00蕗平橋10:10→11:00山神峠11:30
→12:00尾根分岐12:05→12:30伊勢沢ノ頭→12:55見晴らし13:05→13:37秦野峠
→14:05林道秦野峠→14:29シダンゴ分岐→14:45(・817)→15:03鉄塔(・731)
→15:20無名P→15:31西ヶ尾(・805)→15:39電池入替15:44→15:53尾根分岐→16:05標識
→16:09高松山16:14
→16:35ビリ堂→16:55鉄塔17:00 →17:18農道→17:26標識→17:40登山口→18:08山北駅18:38
⇒松田(190円)