江津本町のホーム。目の前の道路の先に駅名の由来となった町がある。


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三江線の起点駅、江津から1駅目の江津本町。名前に反して川と山に挟まれた駅である。
Gotsuhommachi
江津本町の待合室の中。大きいせいか、中もやや広い。
江津本町の駅前に広がる江の川。三江線の旅のお供となる川だ。
江津本町
 三江線の起点駅である江津から一つ目の駅、江津本町。駅名を聞いた瞬間は江津の市街地を横切り、利用者も多そうなイメージが湧いてきそうな気がする駅かも知れない。

 実際には江の川と山に挟まれ、センターラインがない道路一本のみという、名前とは程遠い無人駅だ。

 駅名の由来となっている江津本町地区は江津方面へ向かって裏山を抜けるとすぐに住宅街がお目見えする。

そこは古い街道筋にやや古い感じの民家が立ち並び、本町と呼ぶのにふさわしい街並みとなっている。江津本町の秘境ムードは裏の山林によって民家の存在を遮って出来たものだと言える。

 片面ホームに建つ待合室はちょっと大きめに造られており、一人でいるのには広く感じる。またローカル線の無人の名物となっている駅ノートもあり、訪問者のこの駅に関する思い出もチェックすることができる。

 江津からは鉄路で1.1キロメートルしか離れてなく、道路に面しているため事前に地図をチェックすれば徒歩や車で簡単に行けることもあり、写真を撮りに来る訪問者は何気に多い。

 駅の前に広がる江の川、下流域のため流れはあまりないが、ホームに立って眺めるだけでも癒される景色である。

                                                       (2016.10.9)