1両編成の列車でも停車時にははみ出てしまうほどの短い板きれホームの駅、箸別は留萌本線の終点である
増毛の一つ手前にある駅だ。国鉄時代は仮乗降場で全国版の時刻表には掲載されていなかったが、民営化される前日の1987年3月31日に正式な駅として承認された。
留萌から
増毛にかけては日本海に沿って走るため、高台にある箸別のホームからも海が見える。駅周辺には民家が多くあって、その佇まいはさながら漁村といった雰囲気がある。
国道231号線からちょっとだけそれた生活道路から空き地のような未舗装の広場を横切って築堤を上ったところに駅がある。今はカーナビがあるお陰で車でも探せるようにはなっているが、昔だったら土地勘のある地元の人しか駅の場所は分からなかったかも知れない。
(2015.9.15)