東経145度36分5秒、北緯43度19分16秒。東根室は日本最東端の駅としてその名が知られ、駅の入口やホームにその標柱が建っている。さらにはホームの入口には根室駅長がこの駅を日本最東端の駅と認めた認定書も掲示されている。
元々はカーブしたホームがあるだけで殺風景だったが今では板張りによってホームがかさ上げされ、駅前広場も整備され駅入口の標柱の横には背もたれはないが丸太を削っただけのベンチが備え付けられている。
駅の周りを見回してみただけでもたくさんの民家が建ち並んでいる。ホームの階段を下りてまっすぐ歩くと光洋中学校にぶつかる。
そこから根室の市街地の途中まで歩いた(本当は根室の駅まで歩いてエスカロップという物を食べたかった)が道路沿いにある住宅の数々を見ているとそこは日本の最東端の駅というよりかはまるで都会の郊外のニュータウンを思わせるような風景だった。
ところで肝心のエスカロップが食べられたのかというと、途中で道に迷い重い荷物を抱えていたので思ったよりも遠い上に時間がかかったので根室の駅まで歩くのを断念。仕方なく歩いている途中で見つけたスーパーに併設されているモスバーガーで昼食を摂る事にした。
東根室の駅に停車する列車はさほど多くないので多くの人は徒歩、車あるいはタクシーで来る事が多いと思われる。もし列車以外の方法でこの駅にアタックする場合は「光洋中学校」を目印にしていく事をお勧めする。中学校沿いに歩くと「日本最東端の駅 ひがしねむろ」という標識があるのでそこの交差点を曲がるとたどり着ける。この時は住宅街から突然殺風景になってしまうのにさぞかし驚かれる事であろう。
(2003.7.4)