表木山は元々は信号所として開設されたのが始まりの駅である。そのせいか現在でも行き違いの設備があり、実際に列車の行き違いも行われている。
駅の周りにしても駅前に民家が2〜3軒、ちょっと歩いたところに5軒くらい(廃屋もあり)しかなく、現在でも信号場的な役割の方が強い駅であると言える。
表木山の待合室は南九州の無人駅では一般的なもので味気ない感じが否めない。ただ周囲の雰囲気が良い事と、線路の間に生えている雑草が何ともいえない哀愁を帯びている。むしろ車でこの駅にやって来た場合は線路の間に生えている雑草を見て、「こんな所に本当に列車が走っているのか?」と疑問を抱くのではないかと思った。
(2002.10.2)