久留里線の終点、上総亀山の手前にある駅がこの上総松丘である。駅舎は久留里線内でも新しい方で、木の香りがかぐわしい。
駅舎には「松丘ふれあい館」という名前が書かれており、待合室内のベンチの手前には木製の固定式のテーブルが備え付けられている。また壁面にはコルク製の掲示ボードが張られていて、この駅の周辺の交流や情報提供の場というコンセプトの元で造られた様である。駅舎内にあるトイレには車椅子用専用の物もあり、ここでも新しい建築物に対するバリアフリーがなされている。
現在では1面1線のホームだが反対側には使われなくなったホームが残っているのと、現在使われているホームの反対側にも少しではあるが枕木が埋もれていて、かつては2面3線の配線であった事がうかがえる。
(2003.5.9)