鱒浦は国道244号線沿いにある古い木造駅舎の駅であるが、駅前には車を停めておくスペースがないこともあり、喫茶店と言うようなお店は残念ながら併設されていない。
鱒浦の駅名の由来は近くを流れる勇仁(イチャヌニ)川から来ていて、「イチャヌニ」とはサケやマスの産卵場と言う意味で、これを和訳している。ちなみに前回私が訪問した
北一已(きたいちやん)の駅の名前の語源もこの「イチャヌニ」から来ている。
駅のすぐ近くにはカニの直売所があり、安くておいしいカニがすぐ食べられるお店があったり、駅から徒歩10分の所には網走の海鮮市場があったりとオホーツクの海の幸のひとつであるカニにありつく事が出来る。
オホーツク海の見える駅といえば北浜が有名だが、この駅も遠目ではあるがオホーツク海が見える駅である。ただしここでは駅に降りた人しか見られない穴場的な存在である。
もちろんここからも流氷が見え、遠目から見たせいか流氷で海が真っ白く見えていてとてもきれいだった。
(2003.2.14)