篠ノ井線の姨捨はJR東日本の駅では信越本線の二本木とこの駅の2つだけになってしまったスイッチバックの駅である。姨捨と言うと一般の人には年老いた老婆を捨てていく姨捨山のイメージが強いが、姨捨山のお話は駅のトイレの入口の場所に掲示されている。
姨捨のホームからは善光寺平の雄大な景色を堪能する事ができる。国鉄はこのホームから信越本線(当時)の8つの駅と同じ篠ノ井線の稲荷山の計9つの駅が見渡せ、夜景が素晴らしい事から日本三大車窓の一つとして選定した。ちなみに日本三大車窓の残りの2つは肥薩線の
矢岳〜
真幸間の景色と根室本線の
落合〜新得間(現在はトンネル)である。
駅から歩いて10分くらいの所にある長楽寺は付近の何枚もの棚田に月が映える「田毎の月」で知られる月見の名所である。
(2002.7.30)