日田彦山線の大鶴は2001年の春の青春18きっぷのポスターに登場した駅である。ポスターではホームの上の方には青い空が広がっていたのだが、私の写真ではカメラのアングルがとても悪かったので、ポスター通りには行かなかった。
ポスターではホームしか写っていなかったが実は昔ながらの木造の駅舎があり、周囲の素朴な雰囲気がうまくマッチしている。この大鶴が青春18きっぷのポスターに使われた2001年春の使用期間に限り駅ノートが設置されていた事もあったが、現在ではその面影はなくなり、地元の人がごく普通に利用する駅になっている。なおその頃の駅ノートは
夜明駅で大切に保管されている。
ホームに降り立って駅舎の方に行くと、駅舎の改札口の上の方には「お疲れ様でした」と書かれており、地元の方は駅に愛情を注ぐだけでなく、駅を利用する人にもおもてなしの心がこもっているのを感じた。きっとこの味のある木造の駅舎に「お疲れ様」と言われると初めて来たのになぜか安堵感が湧いてくるのではないかと思った。
(2002.10.3)