中央本線にあるすずらんの里は昭和60(1985)年にできた線内では比較的新しい駅である。この駅は近くにある電子機器メーカーが費用を負担して造った駅であり、時と場合によってはその会社のバスが客待ちをしている。
駅前には駐車場があるので地元の人は自宅から駅まで車で行って、駐車場に車を停めておいて電車に乗っている。地方の駅の鉄道の利用スタイルの一つかも知れない。
ホームは複線の線路につけた感じの対抗式のホームである。また特急「あずさ」が高速で通過するので、駅には「通貨列車に注意」といった感じの表示がなされている。
駅周辺の風景を見たらすずらんとどの様な関係があるのかと感じてしまうが、駅前の道路の街灯や駅入口のファサードの部分やトイレや電話ボックスがある待合所の看板にはすずらんをモチーフにしたデザインがなされている。もともと高台に駅が設置されているので下りホームからの眺めは良い駅である。
(2002.7.30)