女子高生によるキャンプ活動と日常生活をゆるく描いた、あfろ氏原作の漫画「ゆるキャン△」は、各務原なでしこ、志摩リンらのヒロインの等身大の生活を描き、アニメ化したとことによって多くのファンから共感を呼び、キャンプブームの火付け役となった。
2階建てのコンクリート駅舎を持ち、有人駅時代には、みどりの窓口も設置されていた内船は2003年に富沢町と合併する前の旧南部町の中心地であったため、現在でも特急「(ワイドビュー)ふじかわ」が全列車停車する。
「ゆるキャン△」の主人公の一人である、各務原なでしこが浜松から山梨の南部町へ引っ越して来て、転校先の本栖高校へ通うために自宅から自転車で向かった駅が、この内船であり、アニメ内でも駅舎および駅構内のカットが映し出されていた。また、内船に到着した電車に向かって走っていく、なでしこの姿がキービジュアルとして採用されており、山梨のお土産品で「ゆるキャン△」を使用するときにも、そのキービジュアル描かれている。
アニメに登場した駅であるため、聖地巡礼の対象となった内船であるが、ホームおよび駅舎内の画像は簡単に撮れるものの、町の中心地の一つであるため、駅前は通常バスやタクシーが待機している。駅から直接タクシーに乗り込む人がいないため、無線配車を受けて出ていくのを待つのが得策と言える。私の場合は約1時間ほどの滞在時間内に2台のタクシーが無線の仕事でいなくなってくれたため、アニメと同じような駅舎の写真を撮ることに成功した。
(2020.1.9)