某スマホゲームのイベントで横手に行く時に思いついたのが、2016年より北上線で冬季通過扱いとなった矢美津と
平石に途中下車することだった。冬季通過扱いが解除された4月に青春18きっぷの期間内に北上から北上線の始発列車に乗って、横手の一つ手前の駅である矢美津に降りてみた。
かまくらでお馴染みの横手市に駅があるということもあり、周囲には雪が残っている。駅から北上寄りに国道がオーバーパスする陸橋があり、その橋の上から駅の撮影を試みたが、階段が除雪されてなく、次に乗る列車がすぐに来てしまうため陸橋からの撮影はあきらめた。ここでは階段で陸橋を上る人があまりいないのかなと感じた。
冬季通過扱いが解除されても、一日に停車する列車は朝夕の4往復しかなく、駅よりも少し高い位置に民家が数軒確認できるが、朝の通学時間帯にも関わらず、駅にやって来る人は一人もいなかった。
白線が真ん中に書かれてるほど狭いホームの中央にある待合室に入ってみると、中には除雪に使うと思われるスコップや機械が常備されている。冬に列車が一本も停車しなくても、除雪は怠っていないことがうかがえる。
ホームの真ん前にはブドウ畑と美しい山々の景色がある。昔冬の北上線に乗って矢美津に停車した時、雪を被ったブドウ棚と山の景色の美しさは線内で最も印象深いものがあったが、今は停車して見られないのが少々残念である。
(2018.4.9)