テレビ福祉情報2
 「テレビ福祉情報」の続きです。暇があったらランキングなどを作ろうと考えています。

パート1へリンク

2005年5月10日更新
 昨日、昨秋に視聴率が30パーセントを超えた松田聖子さんが出演したドラマ「たったひとつのおくりもの」に出演したダウン症の方のその後が放送されました。ドラマは明治生命のたった2回しか放送されなかったCM(小田和正さんの歌)が大反響をよび、本が出版され、それをもとに主役のダウン症児を当事者の方が演技される形で放送されました。松田聖子さんが出演であまり期待していなかったんですが、試写会での(本当の?)「涙」がすごく話題になり広まり、放送は30パーセントを超え、次週にはメーイキング(裏舞台)が放送されるぐらい大反響がありました。ドラマのなかで話題になったCMを一度も流すことなく、それも「どんなCMだったのか」と話題を生みました。
ちなみに今回の番組も松田聖子さんがナレーションをしたとのことです。 
 スーパーテレビホームページへリンク
 余談ですが、このホームページでは2年前にCMが反響をよんだときから取り上げてきました。ちなみに、そのころは「盲導犬クイール」がブームの真最中でNHKでドラマが放送されていました。まさかここまでじわりじわりと話題になるとは思ってもいませんでした。
明治生命CMへリンク
新聞記事での反響第一報へリンク
 ここから広がりました
2005年5月10日更新
中日石井投手のドキュメンタリー番組が放送されます。
5月10日24:40〜  TBS
テレビの前で始まるのを楽しみに待っていましたが、山梨での放送はなかったです。残念。

2005年7月8日更新
今日の中居正広の金曜日のスマたちへにて、老人介護の現状が紹介されていました。その中で居酒屋チェーンより、介護分野に進出した「ワタミ」が2020年までに入居一時金300万円の施設を1000棟作るとの内容で紹介され、新聞など活字以外での紹介は初めてだったので注目しました。感想は食事以外は並程度。そんな感じがしました。
 「わたみ」でアルバイトしていて、そのまま介護職員として就職した職員を紹介したときに、散歩にいくとき道を間違えるということは、普段は散歩してないという表れであり、夜間、徘徊されている方をモニターでチェックし、発見後、階段を下りて誘導を行うということは、フロワーごとには夜勤者がいないということであり、その職員に使い捨てのビニール手袋がしてあったのは、入所者の方を汚いもの扱いしている表れでもあり、必要最低限の職員、真心で運営している気がしました。でも得意の食事分野はさすがでした。
2005年8月29日更新
「24時間テレビ」最高視聴率達成 
 今年は「生きる」をテーマに人気番組「行列のできる法律相談所」とスーパーアイドルSMAPのジョイントで行われ、丸山弁護士のマラソンもあり、自分も久しぶりに見たどころか、全部DVDに録画してしまいました。

「小さな運転士 最後の夢」は有名な話でXのヒデと白血病の方を仲介したことで知られている「メイク・ア・ウイッシュ」の実際に行った本当にあったことのドラマ化でした。見ていて団体名が(「メイクアウイッシュ」をTBSが取り上げ、有名になったので、日本テレビが気を使ったのか)「メイク・ア・ドリーム」になっていたのが気になりました。ドラマを見た方がどんな活動をしている団体かを知るため、ヤフーとかで検索してもひっかからないので、実名での方が良かったです。それほど有名になってませんが「メイクアウイッシュ」活動に仲居くんが参加しています。
メイクアウィッシュホームページへリンク

 
 高視聴率でしたが、今年から、セブンイレブンでの募金募集がなくなり、お金が届けにくくなった気がします。自分も放送が始まる前に甲府市駅前にあるYBSにペットボトルに入った小銭を車で持って行きましたが、大きな玄関ホールが真っ黄色になっていた上に強い光でライトアップ、テレビカメラ・・・・。そのまま、帰ってきてしまいました。セブンイレブンみたいについでにお金を届けられる方法があれば、もっと寄付金が増えるのではと思います。

寄付金で集まったお金で福祉施設に寄贈される「リフトバス」は全国のそこら中で活躍しています。日産が倒産しそうになり、ゴーンさんが来たときは事業自体の中止が懸念されましたが、これからも続けていただきたいです。
 
2005年9月25日
2003年3月に放送され、大反響のあったプロジェリアという難病と生活しているアシュリンさんの番組が9月25日に放送されます。短編をあわせると5回目の放送になります。1回目はどんな福祉援助を受け、どんな環境で学校生活を送っているのかなど福祉的(ドキュメント番組として)にもすばらしかったんです.が、その後の放送は障害の紹介より、障害に対する好奇の目によって私生活の邪魔をしているような感じをいつもしてしまいます。
 








以下はフジテレビホームページからのコピーです

 通常の8〜10倍の速度で老化する難病・プロジェリアに冒されたアシュリー・ヘギちゃん。この少女を追ったドキュメンタリーは、過去4作品(『サイエンスミステリーI〜III』、『ザ・ノンフィクション』)で放送され、その都度大きな反響を呼びました。
 平均寿命13歳という過酷な運命を受け入れ、前向きに生きるアシュリー。その姿に多くの人が心を打たれ、全国から感動の声が寄せられたのです。さらに「第46回ニューヨークフェスティバル2004」で銀賞を受賞するなど、海外でも高い評価を得ることが出来ました。
 今年の5月。アシュリーは14歳の誕生日を迎えました。プロジェリア患者の多くは、10歳になる前に他界しています。その中にあって、アシュリーは平均寿命を上回ることが出来たのです。この14年間、猛烈な勢いで進む老いと向き合いながら、人を愛し、その愛する人を失ったアシュリー。この企画では、彼女が送ってきた運命の日々を4つのキーワードによって展開していきます。さらに、未公開映像や最新の取材VTRも加え、「短い命を刻む少女」と家族の姿をあらためて浮き彫りにしたいと思います。
2005年9月26日更新
TBS 夢の扉で「聴導犬」の調教師が取り上げられました。「盲導犬」では似たような番組をたくさん見てきましたが、「聴導犬」では初めてでとても勉強になりました。ユーザーさんに伝える音を覚えさせるため、いろんな音をテープレコーダーに録音したり、ユーザーさんの携帯電話の着信音だけに反応するように教えたりといろいろとはじめて知ったことが多かったです。その他、日本で働いている数は10頭しかいないらしく、少なくてびっくりしました。
以下はホームページからのコピーです。
 

2005年9月25日放送(画像はたページのコピーです)
耳の不自由な人たちに、明るい未来を提供したい
朴喜子
あまり多くの人に知られていない聴導犬の存在。耳の不自由な人をサポートするための犬として重要な役割を担っています。ただ、もっぱら家の中での活躍のためそれほど目立たず、日本ではわずか10頭しか活躍していないというのが現状です。そこで、この聴導犬の存在を一人でも多くの人に知って貰おうと活動し、育成している人が朴喜子さんです。欧米ではかなりの確率で一般的な存在となっている聴導犬を日本でも定着させたい。しかし、盲導犬と比較するとその数はおよそ1%。朴さんはどんな活動して拡げようとしているのでしょうか?そして、聴導犬の仕事とはどんなものなのでしょうか?
2006年1月15日更新
 生活保護関係で自分が見た番組で一番の内容でした。ホームレスの方が生活に困り、役所に申請にいったのに、現住所がなく、断られたり、暴力団対策として警察OBを面接官に採用したり、知らないことばかりでした。制度的にも国が3/4負担するという特殊な法律ですが、小泉改革により、国が予算を減らしたいため、地方自治体に負担を増やそうとしているのが、生活保護の認可を厳しくしている原因になっているとのことでした。
 大学とかの授業でも使えるすばらすしい内容でした。3週連続で福祉ネタが続くみたいです。NHKの「人間ドキュメント」、この番組と昔は良かったけど、更正が変わり、低迷していた番組が復活しなんだかうれしいです。

 2006年1月15日(日)24:25〜24:55/30分枠
ニッポン“貧困社会” 生活保護は助けない
   制作=日本テレビ放送

生活保護費を減額された滝シズエさん(78才)夫にも先立たれ食費を切りつめて生活する毎日
◇年収300万未満の世帯=日本人の3割◇貯蓄ゼロ=二人以上世帯の22.8%貧困層に転落する人々が増え続けている。生活保護受給者の数も増大中だ。特にいま社会保障研究者が問題視するのは、ホームレスのように「目に見える貧困」ではなく老人や母子家庭などの「見えない貧困」だ。所得格差が急速に進む日本では貧乏人の子供は貧乏人に…という“貧困の再生産”が起きている。最近起きた餓死・衰弱死事件の背景を追いながら、生活保護制度の周辺で見えない貧困が拡大する現状を描く。

ナレーター:小山 茉美

2006年3月9日更新
 指点字の生みの親で盲聾唖者(目と耳が不自由な)の福島さんの奥様のことがドラマ化され、3月10日にフジテレビで放送されるとのことです。このドラマが指点字の普及のきっかけになりそうで楽しみにしています。

実話を元に、視覚と聴覚を失った盲聾の夫と、「指点字」という通訳法で彼を公私共に支え続ける妻との夫婦愛を描く :左から、中村梅雀、田中美佐子

 光成沢美(田中美佐子)は、友人に誘われて通い始めたボランティアスクールで、講師である大学助教授・福島智(中村梅雀)と知り合い、指点字で彼の通訳を務めるうちに愛が芽生え、結婚。福島は9歳の時に病気で失明、そして18歳の時には聴力を失って全盲ろうとなっていたが、自分の半生を同じ境遇にある人や、周囲の人々に理解を求めるために活動していた。
 そんな福島の生き方を尊敬し、公私共にパートナーとなる決意をした沢美。だが、すべてを理解、納得し、強い決心で始めた結婚生活も、全盲ろう者である福島との生活は想像以上に困難が伴い、さまざまな障害の前に大きく自信が揺らぎ始める…。
2006年3月27日更新
3月31日(木)テレビ東京(12CH)21時でイギリスのプロジェリアの方が番組で取り上げられます。番組の構成がフジテレビで米国(カナダ?)のアシュリンさんを取り上げた番組と似ているので、明らかに視聴率を狙った「二匹目のドジョウ」のように感じられますが、イギリスということは福祉制度が違ったりと新しい情報も期待できます。(この方も初めての紹介でなく、違う局でも放送されたことがあります)

テレビ東京のホームページに紹介ページがないため、テレビガイドの番組表を貼り付けます


輝く命・衝撃の運命と家族の愛 今こそ見つめ直したい命の重さ▽重い病気を抱えながら奮闘する人々に密着▽10倍のスピードで老化…短い命を刻む少女救いの道はあるのか!?▽20代で突然老化が加速!過酷な運命と息子の愛 ほか
2006年10月9日更新
スマップ 草なぎ君が自閉症の方を表現
 スマップの草なぎ君が「僕の歩く道(毎週火曜日 pm9時より)」というタイトルで自閉症の方を演じるみたいです。予告編の自転車に乗る姿に違和感を感じていたんですが今日の新聞でそれが自閉症の方を演じているためということが判明しました。 
 「しょうがいしゃ」の方を題材とする第一線の方の演技はなかなか難しいというか、一生懸命役作りをされても、なかなか評価されないというか。ドラマでも重度のしょうがいしゃの方をうまく演じられても、一方、同じ時期にCMでは笑顔で元気な姿が放送され、この二つのギャップからくる、違和感というのが、特に聴覚障害者、知的障害者の方が題材のときは強くあります。 
 しょうがいしゃの方を演じて、評価があがったのが、常盤貴子さんと酒井法子さんの聴覚障害者の方のドラマで手話ブームを起こすほどの社会現象となりました。(酒井さんは今でも歌番組で手話で「あおいうさぎ」を歌われています)背景にはドラマの演技以外に余計に手話の勉強時間を要することが、付加価値を生み、評価のアップにつながった気がしていています。また、今、トップ女優さんになった長澤まさみさんは白血病の方を演じた映画「世界の中心で愛をさけぶ」のなかで本当に坊主になったことで評価のアップにつながった気がしています。
 昨年、「1リットルの涙」で評価の難しい進行性の身体障害者の方を演じた女優さんは最近「あいのうた」というこれまた難病の方の本当の話を題材としたドラマで主演され、CDもヒットされたみたいなんですが、次作がホラー映画とのことで、ふつうの正統派との方とは違う道を行くみたいでこれから1年ぐらい先にどうなるのか注目しています。 (自分は障害者の方を演じた次作に注目しています。役つくりの割りに評価されないためか、燃え尽き症候群があるとういか、普通のドラマと違う雰囲気があります)
 視覚障害者の方の象徴的な演技方法は目を大きく開け、遠くの一点をみつめるという独特の表現がありますが晴眼者の方と目が見えない方のふだん使う筋肉の差から表現には限界があるというか、目が不自由な方を晴眼者が演じているという壁をこえることはなかなか難しく感じています。一方で役者本人の演技力より、ドラマの製作スタッフや内容が大きく影響を与えるともあり、盲導犬クイールの玉置浩二さんと昨年末にフジテレビで目が不自由なランナーを演じた女優さんの評価の差はここにあった気がしています。 
 今回の草なぎ君の知的障害者の方の演技ですが、いろんな意味で注目しています。ぽかーんとした表情が見下しているというイメージをわかせるためかこれまた、高評価されるこたはあまりなく、以前、藤井フミヤさんや和久井映見さんが演じられましたがそれほど役作りに苦労された割には話題にはなりませんでした。ただスマップという超アイドルグループに属している草なぎ君は例外で韓国語も普通の評価ではそれほどでもありませんが、多忙なため、いつ勉強したのかなどを考慮すると尊敬の眼差しになってしまうように、いつ知的障害者の方を学んだのかなどのことが高評価に結び付き添うで注目しています。
 ごちゃごちゃ書きましたが、名俳優、名女優の方が演じてもふだん使わない筋肉などから来る顔つきまでの表現には限界が存在します。周りの方にはよく話すんですが、サッカー日本代表選手のなかに小さいころにボールを耳にぶつけてしまったためか、聴力に障害があるように感じられる選手がいます。それだけ差がでます。(自分みたいにことばのもたない方と接する仕事をされている方にはわかるみたいです)
 
自閉症の方、特有のパニックの場面もあるそうで草なぎ君の演技にぜひ注目を。
2006年10月10日更新
 ただ今、草なぎ君の「僕の歩く道」の一回目の放送をみていて、予想以上のレベルの高さにびっくりしています。しょうがいしゃの方を題材としたドラマを誉めない自分が最近認めた「1リットルの涙」(ここの2月17日に書きました)が放送されたのが、丁度1年前でしかも同じ放送枠。自閉症の描写のすごさにもしかしたら同じスタッフの方が作ったのかとホームページで調べましたが、それはないみたいで・・・。でもこんなにレベルの高い撮影がふだん福祉のかかわりがない方には絶対にむりなんで、影のアドバイザーの存在をしつこく探ることにしました。(黄色が好きなのはツールドフランスのチャンピオンのビブスが黄色など細かいところまで完璧です)

 予告編を見る度に、なんかしらないけど、実家の犬の散歩姿が頭をよぎり、何でだろうと感じていたら、ロケ場所が実家の近所でしかも愛犬の散歩コースというのが判明し思わず、ロケ地の検索で一番大きなホームページの管理人の方にメールをしてしまいました。うちの近所の教会は撮影のメッカでフミヤさんやTOKIOの長瀬さん、SMAPの稲垣さんなどいろんな方が来ています(←P.S実家に帰ったときに確かめたらぜんぜん違いました)
 このドラマが自閉症の方への理解を一般の方に大きく広めてくれそうでどんな現象になるか楽しみにしています。
2006年10月15日更新
 テレビ番組の予告編でタレントさんがみんな泣いている場面が紹介されていました。その番組とは中国の全員が聴覚障害者により結成された舞踊団とのことでした。ぜひ、ビデオの用意を・・・。

16日(月)22:15〜 日本テレビ「極上の月」
番組ホームページはまだとのことなのでヤフーのを張らせていただきます
極上の月夜(新番組)◇世の中のエンターテインメントとその裏側を掘り下げる。1回目は中国の舞踏「千手観音」にスポットを当てる。出演者は全員が聴覚障害者で、中国障害者芸術団の一員。音の振動を体で感じながら演じている。先頭で踊るタイ・リファさんは中国一のダンサーであると同時に団長という重責も担う。そのため、団員となかなか一緒に踊る機会がないという。
2006年10月16日更新 
 あの木下航志君がテレビ朝日のドキュメンタリー番組に登場します。先月のTBSの「学校に行こう」以来ですが、歌がメインの放送は久しぶりで、どんな紹介のされ方をするのか今から楽しみにしています。
放送時間 10月23日(月)深夜2時40分(←実際の日付は24日です)からです。
以下はテレビ朝日ホームページからのコピーです。
絆〜盲目の高校生ミュージシャン木下航志の旅立ち〜2006年10月23日放送〜

盲目の高校生ミュージシャン木下航志 その歌声とは?
鹿児島盲学校高等部2年生の木下航志。今年3月、全盲の彼がプロのミュージシャンとしてデビューした。「マイケルジャクソンやスティービーワンダーがデビューした頃と同じ響き」…DREAMS COME TRUE 「気持ちと感情が  ダイレクトにつながっている歌」…福山雅治。彼の夢は一生音楽の世界で生きていくこと。夢の実現と母との別れ。ごちゃまぜの心をそのまま詰め込んで、彼は初めて曲を作った。タイトルは「絆」。それは母に捧げる歌だった。母と子の別れの日―そして東京でのプロデビューライブ。揺れ動く17歳の心を追った。制作:テレビ朝日
2006年10月17日更新
「僕の歩く道」2回目放送感想 
 「オウム」返しを含め、とんでもなくすごい記憶力など自閉症の方の特徴が学べる内容でした。ねずみの説明場面が何度も繰り返し流れ、指導役の方が覚えにくそうにしているときに、草なぎ君がすべてを言うという展開は読め、前回に続き、何でここまで描写が出来ているのかと関心してしまいました。自閉症の方の特徴は一つの才能だけがとんでもなくずばぬけている点で、電車が好きな方なら、山手線の駅をすべてどころか、東海道線の駅をすべてすらすら言ったり、音楽が好きな方ならとんでもない数のレパートリーを持っているなどすごい才能を持たれています。(←その変わり時間や順序などが正確で毎日同じパターンでないと生活のリズムにのれない副作用もあります。今回の放送でヤギのえさやりなどを問われたときにそれがきちんと描写されていました。)
 「オウム返し」の特徴で気をつけないといけないのが「ラーメンとカレーどっちが好き」と聞くと「カレー」、すぐあとに「カレーとラーメンどっちが好き」と聞くと「ラーメン」と言う具合に「AとBどっちが×××」と聞くと必ず「B」と答える点で「歯磨きした、しない」と問うと実際にしていてもしていても「しない」という答えが返ってくるので、この傾向がある方には特別な声掛けを用意しなければならないです。自分は自閉症の方と初対面のときに必ずこの確認をしたり、、自閉症の方と初対面の方へ特徴を理解していただくのにもこの質問を使っています。
 このドラマの1回目の放送は10時15分という中途半端で遅い放送時間だったのにも係らず、視聴率が20%近くだったらしく、かなりの方が見られたみたいです。この数字がこのまま続けば、一般の方々の自閉症への理解度の増加が期待でき、社会現象になってくれそうで期待しています。
 ごちゃごちゃ書きましたがなかなかすばらしいドラマでこれからも楽しみです
 「世界で一つだけの花」みたいにコンサートでずっと暖めてきた紅白の「トリ」になってもおかしくないSMAPの曲が主題歌で相乗効果を生みそうで違う面からも注目しています 
 
2006年11月14日更新
「僕の歩く道」6回目放送感想 
 
 前回のフラッシュバック(昔の嫌なことを突然思い出しパニックを起こす)に続き、今回は何が登場するのか、注目していると、オーソドックスな「こだわり」でした。自閉症の方の『こだわり』で自分が経験したのが、電気の指差し確認(外出するときに必ずチェックする)や扉の鍵の確認などで、最初はびっくりしますが、慣れれば毎日同じことの繰り返しなので、微笑ましくも感じます。『こだわり』が強いなどの言い方はしますが、今回みたいに不安定要素の発生で『こだわり』がスムーズにいかなくなる(何度も繰り返すようになる)というのは初耳で勉強になりました。『不安定』という表現はよく使い場面の展開が苦手の方(家から施設に戻ってきたり、帰省期間に家に変えれなかった方など)によく見られます。生活圏から「美和子さん」が居なくなくなってしまったため、草なぎ君が何か自閉症特有の仕草を起こしても、すぐに説明されることはなく、何か今までとは違うドラマのようにも感じられました。
 回想で動物園の職員さんの息子さんがお店でパニックを起こし、耳をふさぎながら、大声をあげられていたのが、一番自閉症の方に多く見られるパニックで、『耳ふさぎ』が嫌なことを表現しているというのはプロとしては常識です。ただ今回の「両親の離婚」を「お父さんが死んだ」という表現を使ってしまったのは、ちょっと残念で波紋がおきても仕方がないような内容でした。
 その他、電車で世田谷から横浜まで行ったのも障害の設定が重度のため、現実には不可能に思えたり、「美和子ちゃんの手紙」の難しい漢字に送り仮名がなかったりと無理な表現が合った気もします。
 草なぎ君の表現がすごく、いつどこで勉強したのかと今回も思いました。これからは最終回にむけ、バタバタ劇の連続になりそうですが、初回で見せた自閉症の描写のレベルの高さをぜひとも維持してほしいです。
2006年11月21日更新
「僕の歩く道」7回目放送感想
 今回もオウム返しなど描写がすごかったです。
 子供さんが居なくなったとき、大声で怒鳴ってしまいパニックを誘発してしまいましたが、自閉症の方をしかるとき、小声で一言一言納得させながら声を掛けていくのが基本で、大声だと、内容よか声にびっくりしてしまい、そのままドアに突進などよくあります。(もちろんなぜいけないかなど本題も伝わりません)
 自転車で点字ブロックの線が行動範囲の区切りになっていましたが、あれも本当で、動機付けなどがないとなかなか越えられなく、一度越えられると2回目はスムーズになり、今までがなんだったんだということがよくあります。これからの放送で遠出で行方不明などという場面になるんでしょうか?それとも殻を破ったということなんでしょうか?結果が楽しみです。
 これからはハッピーエンドの方向で進むみたいで、あの黄色の自転車のおじさんが元競輪選手かなんかのすごい選手で、ツールドフランスの話など自転車ネタからなんらかの発展があるみたいです。(第一話では不気味がられてあいさつもしてくれなかったのが、7話ではコーヒーの招待に。このまま行くと競輪場などでも走るんでしょうか?それとも選手として復活して大会にでるんでしょうか?大穴は本物のツールドフランスを見に行くような感じがしますが草なぎ君がスーパーアイドルのスマップの一員なので時間的にロケが不可能か。黄色の服を着させ、これだけ引っ張っているので合成などで本当に撮影する気もしています)
 ごちゃごちゃ書きましたが、何しろすごいドラマです。ぜひ注目を。

2006年12月13日更新
「僕の歩く道」9,10,11回目放送感想 
 前々回の放送にレッサーパンダの赤ちゃんが登場。ちょっと前にブームになった立ち上がるレッサーパンダ風太君の本当の子供で、撮影場所として千葉市の動物園を借りているための恩返しの気がしました。
 前回の放送はカタカナの専門用語が登場。自分は初耳の用語でさっぱりわからず、どんな行動をさすのかわからないまま放送が終了。今度時間があるときにでも詳しく調べることに・・・。
 今回の放送はいよいよ次が最終回のためか、いろんなことがジェットコースターのような展開に。今回のメインテーマである他の兄弟の方との小学生の愛情の偏りはよくある話で、障害を持たれた子供さんのために家族全員が養護学校のそばに引っ越したり、学校への送迎のためにかぎっ子になってしまったりと大きな問題として存在しています。
 よく番組ホームページここですを見るんですが、そのなかの「都子ちゃん」への手紙にはまっています。必ず、3行で「今日は・・・」で始まっているんですが、いろいろと自閉症の方の特徴を教えるのに使えそうで注目しています。6話の4通目だけが「昨日が・・・」でちょっと監修の方がしくじったみたいです。自閉症の方は方向性がまっすぐなので必ずその日に書かないと眠れないし、書くとしても絶対に「今日」という表現になり、まずないです。6話の2通目から4通目の「都子ちゃんのところには行きません」というのを連発はすごい描写です。動物園に出勤しているのにこれを書くということは会えなくなることと戦っているように自分には感じられます。7話と8話の1通目の文が同じ内容なのに順番が入れ替わっています。これも製作サイドのミスの気が・・・?(自閉症の方は順番が変わることはまずないです)
 ごちゃごちゃ書きましたが音楽もすばらしく、不安定と喜びでうまく使い分け、最終回が近づくにつれ、楽器の数を増やすことでより一層の効果を生んでいます。前回の放送で20%を越えたそうで、この数字は少なくとも全国で1千万人ほどの方が見たということになり、自閉症の方への理解が広まり何だかうれしかったです。放送時間が10時ということで子供さんたちが見れない点だけがちょっと残念です。
いよいよ来週は最終回です。どうなるか楽しみです。
2006年12月19日更新
 明日20日のNHK 「そのとき歴史が動いた」で日本初の知的障害者施設滝野川学園の石井筆子さんが取り上げられるみたいです。映画で演じた女優の常盤貴子さんが出演されるらしく映画とともに注目しています。
 映画ホームページへリンク
第272回
母の灯火 (ともしび) 小さき者を照らして
〜石井筆子・知的障害児教育の道〜
放送日 平成18年12月20日 (水) 22:00〜22:43  総合
ゲスト 一番ヶ瀬康子 (いちばんがせ・やすこ) さん
(長崎純心大学大学院教授)
朗 読 常盤貴子さん (女優)
番 組 内 容
その時 … 昭和12(1937)年10月16日
出来事 … 石井筆子が知的障害者施設「滝乃川学園」の
学園長に就任
予告画像
幕末の長崎・大村の名家に生まれ、若くして「鹿鳴館の華」と呼ばれた石井筆子。ところが母となった筆子に転機が訪れる。娘たちが知的障害児だと分かったのだ。
明治時代、富国強兵政策の中で生まれた社会のあからさまな差別に、筆子は失意の底に沈む。そんな時、筆子は知的障害児の学園を立ち上げたばかりの研究者・石井亮一に出会い、やがて志を同じくした二人は前人未踏の教育に乗り出す。
しかし、子供たちによる破壊行為や自傷行為などがおこり、教室はいわば戦場のような毎日。それでも二人は辛抱強く指導を続ける。すると、やがてクリスマス会などで子供たちに成長の兆しが見えるようになった。
ようやく希望の火が灯ったかに見えたが、想像を絶する苦難が立て続けに筆子を襲う。園児6人が犠牲となった学園火災、戦争による極度の財政難そして一緒に障害児に全身全霊を傾けてきた亮一の死。
ついに学園存続は限界となった。その時、筆子はある決断を下す。それは30年以上、子供たちと苦楽を共にした、学園の母ならではのものだった。
番組では、障害者自身の幸せのみならず、ともに生きることに喜びを見つけ、学園の灯火を消さなかった教育者・石井筆子の不屈の闘いに迫る。
2006年12月19日更新
「僕の歩く道」最終回感想
 無事、自転車レースを完走し、ハッピーエンドで終了。最初に自閉症の方が題材としたドラマと知ったときは一般の方が受け入れられるドラマの内容になるのか、自閉症の方を上手に表現できるのかなどいろんな心配をしましたが、視聴率もまずまずな上、内容もすばらしく今までのドラマの中で一番すばらしく表現されていました。草なぎ君がスマップのメンバーのため、ドームのコンサートツアーもあり、かなり前から撮影したのかなど、番外的なこともきになりましたが、今回の自転車レースは10日ほど前に本栖湖で撮影を終えたばかりとのことで、最近までロケをしていたみたいです。
 ホームページやブログでいろんな方がこのドラマの感想を書かれていて、いろんなことの参考になりました。個人的にも在宅で生活をしている方が、知り合いのサポートで動物園に就職、仕事になれるにつれ、自転車レースなど積極的になった上、最後はグループホームという流れや家族間の関係などいろんなことが学ぶことができました。時間ができたらゆっくり見直し、日ごろのサポートにつなげたいです。
ヤフー「僕の歩く道感想」へリンク
2007年2月5日更新
 今日、また日本テレビで中国の聴覚障害者の方々による『千手観音』というパフォーマンスが取り上げられました。音による合図なしによくここまでそろうものだと今回も感心してしまいました。
(↑上の画像より日本テレビホームページにリンクさせてあります。) 
 
 前回の放送を見たときにどこかで見たような感じがしましたが、思い出すことが出来ず、そのままにしといたら、この前、わかりました。下の画像がそうで、中国政府から発行されたはがきの全国障害者調査の図案としてで、たまたま自分も購入していました。切手の発行の名目と図案がマッチしないことはよくあり、購入時は何も気にしてなかったです。障害者関係の切手の発行物でこういう感じで個別の団体が取り上げられることは本当に珍しく、それだけ中国で認知されているといことを表しています。
 
 北京オリンピックの開会式の候補としてあがっているらしく、これからもぜひ注目してください
2006年2月16日更新
 今年もアシュリーさんの続編の放送が決まったみたいです。今回はどんな内容なんでしょうか?障害を好奇の目で見ることなく、1回目の放送みたいに遺伝子レベルでの補足説明などきちんとした放送を期待します。
フジテレビホームページ
サイエンスミステリーX
2007年3月8日更新
 次の日曜日の11日にNHKスペシャル(午後9時)から介護の現場職員の離職率の高さについて取材した番組が放送されます。高校卒業後の進学にて福祉=資格=将来職が安定ということで福祉を学ぶことを選択する方が多く存在しますが、現実は夜勤を含め不規則勤務があるわりには給料などの待遇は少ない上、お正月の期間も出勤。ヘルパーの時給も高いように思えるけど、実際は移動時間などを含めてあり、拘束時間で考えると他の職より恵まれているということはなく、志の低い方はすぐに辞めてしまうという傾向がある上、普通の会社は職員を雇うと仕事量が増え、収入増になりますが、福祉職は預かっている利用者さんの人数で収入が決まり、職員が多ければ多いほど給料は減ってしまいます。トイレ誘導をきちんと行いオムツの方をトイレで排尿できるようにしても報酬のプラスはなく、本当の福祉の理念で支援を行っている施設が高い報酬を得られる可能性もないです。よって燃え尽き、まじめな方も去ってしまいます。ごちゃごちゃ書きましたが福祉職の方にお勧めの番組です
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「介護の人材が逃げていく」
「超高齢社会」を支える介護の現場が深刻な人手不足に見舞われている。厚労省は今後5年間で介護職員を現在の100万人から150万人に増やす必要があると試算するが、きつい仕事に見合わない安い賃金が嫌われ、4人に1人が1年以内に辞めていく。こうして高級有料老人ホームなど一部の大型施設を除き、多くの施設が人手不足から介護の質も保てない状態だ。
 番組では、世界一の高齢人口を抱える東京を舞台に、施設どうしの人材争奪戦、その裏で職員が次々と職場を去っていく現状、さらにその間隙を縫うように進出を窺うフィリピン人ヘルパー養成の様子などを取材。私たちの老後を支える介護の現場でいま何が起きているのか、描いていく。

★TOKYO介護ウォーズ 〜人材争奪戦の現場〜
★小規模グループホームの苦闘 〜人材流出の危機〜
★フィリピン人介護士がやって来る 〜急ピッチで進む人材育成〜

など
番組キーワード ピックアップ

・介護 ・老後 ・超高齢社会 ・フィリピン 

2007年3月18日更新
 今日、TBSの世界ウルルン紀行で世界平和村の特集が放送されました。この番組の影響でたくさんのお金が集まり、新しい建物ができ、日本からのボランティアさんがたくさん来村し、お手伝いをされているとのことです。自分がこの平和村を知ったのは「切手」でアジアの国以外はほとんどの国で創設者の方の切手が発行されています(何年か前が何十周年でその記念切手が大量に発行されました。シンボルマークですぐにわかります)。この番組はタレントさんが番組の企画として奉仕活動をするということで、学校での強制的なボランティアと同じで矛盾を感じ、ふだんは見ることないんですが、今日はたまたま見ることができました。

3月18日よる10時の放送は

ドイツ国際平和村・戦場から来た子供たちに…東ちづるが出会った
出 演
〔 進 行 〕   徳光和夫・木佐彩子
〔回 答 者〕

石坂浩二、山瀬まみ、KABA.ちゃん

〔リポーター〕 東ちづる
〔ナレーター〕 下條アトム
内 容
 ドイツ北部、オーバーハウゼン市にあるドイツ国際平和村は、紛争などで怪我をしたり病気になった子供たちを預かり、治療して母国に帰すという活動を行っている施設。創設以来これまで、40年間で25000人の子供達を受け入れてきた。施設の運営はすべて募金で賄われており、日本人ら多くのボランティアが子供たちの世話に当たっている。今回は、1999年に初めて平和村を訪れて以来、日本でも30回以上の募金活動を行うなど、積極的に平和村とかかわり続けてきた東ちづると平和村の子供たちとの8年間を追う総集編。

この3年半、平和村を訪れることができなかった東。ウルルンでは、帰国した子供たちの消息やその後の平和村の現状をウルルンが現地取材。グルジアでは、「私はあなたになりたい」と鮮烈な言葉を東に残したシーラちゃん(当時11歳)や、当時まだ2歳にして親と離れて平和村に来ていたタマリちゃんのその後を追う。

NHK 新日本美術館 2007年6月3日放送

誕生!ねむの木こども美術館
〜宮城まり子・80才のメッセージ〜

出演

宮城まり子さん(女優)

この4月、静岡県掛川市の森の中に小さな美術館がオープンした。緩い斜面の草原に、もっこりと立ち上がった巨大なキノコのような建物。建築家の藤森照信氏の設計だが、その白い壁面には一面に麦の穂が描かれている。女優の宮城まり子さんが設立した「ねむの木学園」の子どもたちが描いたものだ。美術館の建設、作品の選定、オープンまでを追いながら、絵を通して心を通わせあってきた宮城さんと子どもたちの姿に迫る。
2007年6月26日更新 
 たまたま今日の夕方テレビをつけていたら、有名なタレントさんが演じる夫婦と子どもさんのやりとりがあきらかに自閉症の方の接し方と重なるので、テレビ欄で確認したところ、やはりそうでした。普通学校に通っている設定らしく、特殊学級で学ばれているように自分には感じられました。
 よく学校の先生は行事の雑用や保護者の対応など裏方部分が現実と違うので「金八先生」をまともにみられないといわれていますが、福祉の現場職員にとっても、健常者が演じる障害者の方のドラマはやはり役作りされた作られた世界であって、番組の宣伝やドラマ放映中もCMに普通の姿で出られていたりとギャップなどがあり、どうしても冷めた目で見てしまいます。でもそれが不思議なことに何年か経ち、メインのタレントさんの旬さが薄くなったころに夕方に再放送されると、まともにみられ、演技や設定などがきちんとしている(←障害への理解への教材に使えるなど)ことに気づき、こんなにすばらしいドラマだったのかなどいつも関心の連続です。
 今年の夏には嵐の二宮君が主役で韓国の大ヒット作の「マラソン」(知的障害者の方がマラソンに挑戦する実話←去年の河口湖マラソンに主役の方が招待されていました)がリメークされるみたいで注目しています。 
ドラマ「光とともに・・・」ホームページへリンク
ドラマ「マラソン」へリンク
2007年9月20日更新
 今晩、韓国で大流行した自閉症の方がフルマラソンを走る映画をリメイクしたドラマがTBSで嵐の二宮君を主役に放送されました。何度もかいているとおり、番組宣伝やCMでいきいきした表情と自閉症の方を演じているときにギャップに「ニセモノ」(健常者が演じたしょうがいしゃ→バカにしているような)感を強く感じてしまい結局見ることはなかったです。不思議なことに再放送はじっくりとなぜだか見ることが出来るので、そのとき感想を書かせていただきます。

TBSホームページより

彰太郎 (20・二宮和也) は福祉施設「和泉園」に通う、鉄道が大好きな愛らしい「自閉症」の青年。母親の 晴江 (田中美佐子) は障害を少しでも克服しようと、彰太郎が小さい頃から山登りに連れて行き、身体を鍛えさせていた。そして彰太郎が走ることだけは人より並外れた能力を持っていることを発見し、走る時だけは人と変わらない息子の姿に希望を持ち、粘り強くマラソンの練習をさせていた。

ある日、「和泉園」に自閉症の取材で雑誌記者・さなえ (桜井幸子) がやってくる。そこで晴江と知り合ったさなえは、彰太郎が出場する10キロマラソン大会を取材。彰太郎のランナーとしての素質を目の当たりにして、フルマラソン (42.195キロ) に挑戦してみては、と晴江にすすめる。さらに、コーチに有名マラソンランナーの 野口洋二 (松岡昌宏) を紹介。訳あって陸上から離れている洋二だったが、晴江から哀願されしぶしぶ了解し、練習を開始する。

走る素質はあるものの、「自閉症」ゆえの様々な障害を克服しなければならない彰太郎に最初は戸惑っていた洋二。しかし、練習を重ねるうちに子供のように純粋で率直な彰太郎を少しずつ受け入れるようになる。そして彰太郎も洋二に心を開き始め、フルマラソン大会出場に向けた練習を続けるのだが…。

2007年10月1日更新
 今から1年ほど前にドラマで障害者役を務めるとなぜか視覚障害と聴覚障害の方役は評価がアップ(手話とか白杖の歩行などで役作りが必要なため?)し、知的障害と身体障害の方役は評価がダウン(役作りをそれほど必要としない上、単なる模写のため、ばかにしたイメージがあるためか?例外がジャニーズ系のタレントでコンサートや新曲の合間に役作りをするためか?)する傾向があることを紹介しました。そのときに「1リットルの涙」という大変好評だったドラマの主役を演じた女優さんが進行性の障害の役のため、藤井フミヤさんや和久井映見さんのような負の道を行く可能性があり、注目していると書きましたが、やはりそうなってしまいました。たまたまにも思われますが、自分には役作りの重さでこうなるのではないかと感じています(一生懸命しても模写してもそれほど評価がないどころか、逆に馬鹿にしていると非難される)。
 「マラソン」の二宮君はジャニーズの上、マラソンというハードな付加価値が加わるため、このまま行く気がしています。以前紹介した短距離走選手の視覚障害者役を演じた当時他のドラマで主役を演じていた女優さんも近頃テレビでは見かけません。
 ごちゃごちゃ書きましたが、障害者の方が主役のドラマがあるときは、その主役の方のその後にもぜひ注目してください。本当に不思議です。
2007年10月20日更新
 以前紹介した最近ハンカチをグルグル廻す歌が流行った「湘南乃風」が横浜アリーナで行ったチャリテイーライブが放送されました。小さな活動にいろんな仲間が賛同し、こんなに大きなイベントにまで発展しました。最後に歌われた歌は12月にCD販売をし、来年もライブを予定しているとのことです。
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若旦那「若い力で日本動かそう!」

10月7日10時42分配信 デイリースポーツ


若旦那「若い力で日本動かそう!」

 湘南乃風の若旦那(後列右から3人目)と出演者の絢香(同4人目)、DJ OZMA(前列左端)ら=神奈川県横浜アリーナ

 レゲエグループ・湘南乃風の若旦那(31)が発起人を務めた、希少難病「ムコ多糖症」を支援するチャリティーライブ「てるてるいのち」が6日、神奈川県横浜アリーナで開催された。
 ライブには湘南乃風はもちろん、若旦那に共感したオレンジレンジ、絢香(19)、DJ OZMAが出演。エンディングでは、イベントのためにMINMI(32)が作詞・作曲した「キセキ」を全員で熱唱した。若旦那は「音楽の力を信じ、若い力で日本を動かしていこう」と、会場の1万2000人にアピールした。
 「ムコ多糖症」は生まれつき酵素がないため「ムコ多糖」が体内にたまり、さまざまな臓器に障害を起こす難病。患者の寿命は通常10-15歳までぐらいだという。
 若旦那は、2005年にテレビで病気のことを知り、それ以来ライブや雑誌で啓もう活動を行ってきた。「てるてるいのち」の収益金は患者の支援のために寄付、ライブは来年以降も継続する意向という。

最終更新:10月7日10時42分

デイリースポーツ
2007年11月1日更新
 NHKのドキュメンタリー番組で自分と同業の自閉症に関わっている方が紹介されました。今回もDVDに録っただけで、見てないんですが、個人的には福祉職の人間はテレビや一般の講演会に出れば出るほど心が濁ると感じています(もちろんテレビに出ていてすばらしい方もいます)。自閉症の方の行動パターンを察知する洞察力の向上より、大衆向けのパフォーマンスに力を注がなければならないからです。本当の福祉職のすごい方は本当に謙虚で、テレビで取材させてくださいと言われても丁重に断り、人間として神様の領域に入っています。テレビ的にカメラが回っているときだけ良い職員を演じる方はすぐに見分けることができ、利用者の方が「やばい」と思ったことをしたときに、いつも職員から怒鳴られているので、一瞬受身の動作をするというか、独特な動きがあります。「ソフトバンク」の犬の携帯電話のCMではありませんが、「目を見ればわかります」。そういえば、番組内で利用者と散歩に行って目的の公園にたどり着けなかったこともありました。これは日ごろの日程で散歩はおこなっておらず、パフォーマンスでその日だけやろうとした証拠です。
 
第66回 2007年10月30日放送 これまでの放送 トップへ この回のプロフェッショナルの道具へ

見えない心に、よりそって 〜自閉症支援・服巻智子〜

人は、必ず成長する

服巻の仕事は、自閉症の人々が自立して社会の中で生きていけるようサポートすることだ。彼らが苦手とするコミュニケーションの方法を教えたり、相談に乗るなどしている。
一般に自閉症の人々は、情報を目で見て理解したり記憶することが得意だ。服巻は文字やイラストを使い、一般の人のコミュニケーションの取り方を教える。


まっすぐな心を信じきる

服巻の最も大切な仕事の一つは、子どもたちに自信を持たせることだ。理解されにくい自閉症の子どもは、自信を失いがちだからだ。自信を持たせるために使うのが約束表。約束は家庭でのルールから人との接し方までさまざま。約束を守ることが子どもの自信につながる。
ある日、ずっと約束を守り続けてきた男の子が約束を破ってしまった。男の子は翌日、服巻との面談の約束があるにもかかわらずセンターから逃げ出してしまう。
服巻は、男の子を信じて待ち続ける。

その日は、必ず来る

服巻にとって、毎年の夏合宿は大切なイベント。合宿には全国から自閉症を持つ子どもが集まり、親元を離れて6日間をともに過ごす。参加者の一人、中学一年生の田中幹人くんは、9月に入ったら同級生全員に自分の自閉症を発表することが決まっていた。学校や服巻、親などでその必要性を話し合い、幹人くん自身が決めた。
服巻は田中くんの決意を支え、学校での発表に臨んだ。同級生は242人。幹人くんは、自分を伝えきることができるか。

プロフェッショナルとは・・・

There's always another way. 
どんな時でも思いこんだものと違うやり方がある、違う価値観があるって考えることのできる人。それがプロフェッショナルかな、だと思います。  服巻智子

2007年11月9日更新
「負の出演」
 先ほどのニュースで名門大学ラクビー部の監督が謝っている姿がながされ、驚きました。実は昨日の同じ時間帯に、NHKのドキュメンタリー番組で気持ちよく話していて、150人近くいる部員とのやり取りを話していたからです。昔はたばこで部員のクビを切ってしまったことがあったけど、ラクビー好きの部員を辞めさせてしまって今では悪く思うことなどを話されていましたが、これは監督さんからの自己満足発言で、部を辞めて、もしかしたら大学も中退しなければならなかった当事者にとっては、「今さら謝られても」と逆切れを受けてもしかたがないないトゲのある話で、150人という大所帯とのことで、統率がとれなく合宿所の騒音や他大学では活躍できたのに監督との相性で試合に出れなかった選手のうらみなど普通のスポーツ番組のドキュメンタリー番組とはちがう影の部分を感じました。監督さんを良く思わない人たちが日ごろは我慢していたことをこの番組をきっかけに爆発し、出演しなかった方が良かったと「負の出演」にならないのかと感じていたところ、「部の合宿所」で「大麻栽培」。自分には「監督さんは番組で自分のことをよく言っているけど実際はめちゃくちゃ」という感じで番組を見た監督を快く思わない人が通報したように思われました。
 以前、ペコちゃんで有名な「不二家」の経営一族が世界バリバリバリューにてお金持ち度を公開。創業からの苦労話を全国チェーン化に成功した元社長さんはうれしそうにされていましたが、この数週間後、「賞味期限切れ材料使用」でインタビューを受けることに。これも「負の出演」で不二家創業一家の成功を気持ちよく思わなかった元従業員が負の部分を暴露したように思われました。
 「テレビに取り上げられること」=「成功の象徴」ですが、負の連鎖もかなりあります(もちろんたまたま重なった可能性も高いです)。ぜひ、注目を。

最近放送された関東学院大学監督ドキュメンタリー番組内容( NHKホームページより)

知るを楽しむ〜人生の歩き方

 「春口廣〜“雑草”がつかんだ日本一」
教育・午後10:25〜10:50
9月5日(水)〜26日(水)教育・午後10:25〜10:50
(再)翌週水曜・教育・午前5:05〜5:30

 今年のラグビー大学選手権で日本一に輝いた関東学院大学を率いる監督、春口廣さん58歳。今年で34年に及ぶ監督生活は苦闘の連続だった。30年前、関東学院大学ラグビー部に来たとき、グラウンドはゴールポストすら無く、練習にでてきた部員わずか8人、それも体力不足で闘志ゼロの選手達だった。春口さんは格闘を繰り返しながら一歩ずつ、チームを強化。早稲田、明治、慶応といった名門校をライバルに、6回も「大学日本一」を勝ち取る強豪に育て上げた。その原動力は、身長156センチという短身、スポーツエリートと真逆の経歴というコンプレックス。まさに「雑草」としての自覚。ほとばしるギャグ・そして怒号のトークで、選手をまとめ、様々な逆境を乗り越えてきた春口さん。その不屈の人生をうかがう。

9月5日(水) 「たった8人からのスタート」
 日体大を卒業し高校のラグビー部顧問だった春口さんは1974年、関東学院大学ラグビー部監督に就任。しかしゴールポストもタックルダミーもないグラウンド。練習にでてきた部員わずか8人、それも華奢な体格に勝利への意志がゼロの選手達。春口監督の闘いが始まる。部員が辞めない様に練習は控え目、少ない給料から焼き肉や酒をご馳走する日々が続いた。試合は全敗。100点差で負けるゲームもあり、春口さんは焦りを覚える。しかし夏合宿が転機となった。春口さんのユーモアあふれる人柄、そして熱く語る夢のもと、初めて選手達はみんなで一つの目的に向かって戦うことの楽しさを体感する。3年後、チームは3部リーグで優勝。鉛筆書きの賞状を獲得。部員達はさらに勝利を目指して走り始めた。

9月12日(水) 「身長156センチのラグビー選手」
 第二回は、春口さん自身の青春時代。春口さんは1949年生まれ。野球選手だった兄に憧れ、高校で野球部を志望するも、わずか156センチの身長では無理といわれ、部員不足で悩むラグビー部へ入部。しかし、そこはやる気のない不良高校生のたまり場だった。春口さんは、持ち前のギャグ満載のトークで仲間を楽しませながらチームを作り上げる。みんなで夢を追いかける楽しさを知った最初の経験だった。大学は日体大へ。ラグビー部の部員はほとんどがスポーツ推薦で、推薦枠以外の入部者は春口さん以外一人だけ。身体の小さい春口さんは懸命の努力と親友の支えでレギュラーの座を獲得する。挫折だらけの青春。だからこそ、仲間と頑張る楽しさを知ることができた春口さんの若き日を聞く。

9月19日(水) 「闘志なき者は去れ」
 チームは82年には二部リーグで優勝。1990年コーチが交通事故にあい、遺影をベンチにのぞんだシーズン、ついに1部優勝、大学選手権への切符を手に入れる。しかし、大所帯になったチームは問題が噴出。夜遊びをし、練習をさぼる生徒が増えていった。「闘志なきものは去れ」と春口監督は厳しく指導し、何人かを退部させた。新興大学の名もないチームを引っ張り上げた自信が、いつしか選手達から「ワンマン」「傲慢」とうけとめられていたことに気がつかなかった。その時病床の恩師から「ラグビーは仲間づくり」、控えの選手も一丸となることを説かれる。1998年1月初めて大学日本一。その陰には部員全員での「涙の雪かき」があった。多くの人間を指導するために大切なこととは何か、を学んだ体験を語る。

9月26日(水) 「宿命の対決 早稲田・清宮監督」
 2002年1月選手権決勝、相手は早稲田、率いるのは清宮克幸だった。結果は21-16で関東学院が僅勝。春口さんははじめて早稲田を破る。そこから清宮vs春口の対決が始まった。翌年、関東学院は敗れる。春口さんは以後「頭の中に清宮が何人もいる」という大きなプレッシャーに襲われ、心臓発作で倒れてしまう。清宮は身長180センチの強靭な肉体に、高校生から日本代表、そして名門早稲田。一方、身長156センチ、補欠選手、新興大学出身の春口監督。春口さんに清宮監督との積年の対決を通じてライバルを得て闘う事の苦しさと楽しさを語ってもらう。

<関東学院大>NHK、春口監督の特集番組放送を延期 

11月9日11時17分配信 毎日新聞


<関東学院大>NHK、春口監督の特集番組放送を延期 

関東学院大の春口広ラグビー部監督

 関東学院大のラグビー部員が大麻取締法違反容疑で逮捕されたことを受け、NHKは9日、同日午前10時5分から放送を予定していた春口広監督の特集番組の放送を延期した。NHK広報部によると、社会的な反響の大きさを考慮したのに加え、春口監督本人から「大変申し訳ありません」などと放送を控えるよう連絡があったという。

 延期された番組名は「知るを楽しむ選」で、9月に放送された4回シリーズの再放送。「人生の歩き方 雑草がつかんだ日本一」と題して春口監
2007年1月7日更新
 何度もドラマで視覚障害者と知的障害者の方を演じると評価が下がるということを書いてきましたが1月17日より知的障害者の方が妊娠・出産・育児をするという漫画が原作のドラマが放送されるそうです.。普通のテーマでもなかなか評価が得られないのに妊娠・出産というタブーにも触れ、結構やばい方向に行く予感がしています。こんなに重たいテーマだと日常会話のネタにも厳しく、どうせならドキュメンタリー番組として扱ったほうが良かったようにも思えます。

「だいすき」公式ホームページへリンク 
自分はいつものとおり、初回の放送は見れず(役を演じているときと番組宣伝やCMのギャップに耐えられないため)、夕方の再放送になったら見られるようになり、じっくり見るという形になりそうです。
2009年4月2日更新
 日本テレビで知的障害者の方を題材としたドラマが再放送されます。草薙君のもレベルが高かったんですが、これはもっと上を行くような印象を受けました。ぜひ、見てください。

2009年4月2日より日本テレビ 15:53〜
自閉症を抱えて〜光とともに〜
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