「何食べたい? 言ってくれたら何でも作るよ。」
「満漢全席。」
昨日会社帰りに買ったチロルチョコバラエティパックが
カバンの中で液体になっていました。
汗が頬を伝う。
黙って拭う。
「暑い。」
何回も言った台詞を、また吐く。
冷蔵庫から冷えたコーヒーを持ってくる。
コップに注いで、一気に飲む。
クーラーはある。
リモコンが無い。
どこいったんだ~!?
なんで無いの? 誰か持ってったの?
もしかしてオマエ、食った? 食わねぇよ。
俺の目から赤外線が出ればいいのに、と思った夏の午後。
「アンパンマン新しい顔だよ!」
ジャムおじさんの声と共に飛んでくる新しい顔。
それはうまくアンパンマンの胴に収まる。
同時に古い顔は押し出され、どこかに消えていく。
元気になったアンパンマンは窮地から一転、
俄然強気になって、悪者にパンチを見舞って逆転するのだ。
押し出された顔は、あなただ。
さっきまで窮地に立たされていた、あなただ。
1時間前、困っているカバの子供に、自分の顔を欠いて与えた。
本来の力を発揮できなかったのは俺の所為じゃない。
ジャムおじさんは新しい顔を携えてやってきた。
こんな事態は当然想定していた、とばかりに。
押し出され、泥まみれになりながら転がるあなたは思う。
ああ全く、おんなじアンパンなんていくらでも焼けるのだな。
…なんて妄想を掻き立てた、
ゲーセンで見かけたコレ。なんかシュールじゃねぇ?
今夜は七夕。
寝るときプログラムのこと考えるの止めない?
バグに気付いて思わず直し始めて気が付いたら夜中の4時って、
明日会社行く気あるの?>明日の俺
えと・・・ごめん、遅刻しました。>昨日の俺
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