事件の簡単なあらまし(両親の生徒からの聞き取り報告&TV報道)

事件当日1
10/18 1回目の乱取りを始める。部長は1年生に負け、足を痛めてカッカしていた。A子は足の痛みがひどくなり、途中で休憩を取る。それを見て部長(少年S)は激怒した。A子の襟をつかみ、引きずり出した。『いやです。いやです』と言ったが、数回投げつけた。その後、柱に数回怒鳴りながら叩き付けた。その際、柱に頭部を打ち付けた。その後、体を持ち上げるようにして数回頭から叩き付けた。他の部員はその様子をイジメを超えたリンチだと思ったほどだ。恐ろしくて止めに入れなかったし、自分が何をされるか分からず、怖かった。その後は、部長はイスに座り、A子を正座させ、説教した。『反省文を原稿用紙800字で書いてこい』と言う。そのうちA子は『頭が痛い』と泣き、うつ伏せになった。部長は『大袈裟に泣くなら救急車を呼ぶぞ』と怒鳴り、泣いているA子の襟をつかみ、廊下に向かって引きずり出した。その途中で容体が急変し、意識がなくなり、口からよだれが出て呼吸困難に陥った。


事件当日2
母親が学校へ駆けつけると被害者は失禁、意識不明、呼吸困難で横たわっていた。この時の学校の説明は「お子さんが休憩中に一人でに倒れた。頭は打っていない」
このとき男性教諭が現れ「今救急車を呼んだ」と言う。母親到着前後になってようやく救急車を呼んだ模様。病院に運ばれ医師から『左側頭部急性硬膜下出血』でおそらく助からないと告げられる。学校から「頭は打っていない」と言われていた母親は医師のいう事が理解できなかった。ちなみに被害者少女の脳は、出血による圧迫のため通常の半分になっていた。
8時間に及ぶ手術により一命を取り留めたが、意識は戻らず、現在に至る。なお、手術をおこなった担当医は校長に対し、開口一番こういったという。「してはいけないことをしていましたね」
また「こんなことになるまでどういう指導をしてきたのか」と校長を叱責した。




その後1
10/24 柔道部保護者会を開催。約20人が参加。学校から連絡がなく、A子さんの家族は出席しなかった。
会で校長は、「部活動は学校教育の一環ではない。にもかかわらず、事故当日は土曜日で学校が休みなのに、4人の先生がわざわざ出勤していた。A子さんは柔道を始める前から頭に病気を持っていたらしく、それが練習中に発症したようだ。けがをするような練習はしていなかった」と説明。1時間半で終了した。
この時、校長より「A子さんには頭に持病があって、それが発病」と保護者に説明。
校長の説明に辻褄があわない部分があり、不信感を抱いた保護者から、A子さん宅に連絡が入った。

時期不明 事件直後に、担任教師はクラスで生徒に、「A子さんが部活動中にけがをした。入院し、当分学校を休むが心配ないので、他のクラスや保護者に言わないように」と話していた。

11/7 顧問の男性教師がA子さん宅を訪問して、「部員たちが応援したいと言っている。見舞いに連れてきても差し支えないか」と打診。
両親は「ぜひ連れてきてください」とお願いしたが、顧問は部員たちを連れてこなかった。
また、男性教師が見舞いに来ることもなかった。

12/29 A子さんの母親が、2回目の柔道部保護者会で「A子を見舞ってほしい」と依頼したところ、Sの母親は「私は何回もA子さんに会っている。看護士からも詳しい話を聞いている。あんな状態のところに子どもを連れて行ったら、ショックを受けて心のケアが大変だ」」と発言。Sの母親が病院に勤務していることから、校長も「専門家が言うのだから、見舞いに行くのは控えたほうがいい」と発言して、とりやめになった。(Sの母親は一度もA子さんの見舞いに来たこともなければ、自分の息子が事件を起こしたことをAさんに打ちあけることも、謝罪もなかった。(まだ『休息中に倒れた』ということになっているのでA子さんのご両親はSが加害者というこは知らない)


その後2
2004/1/20 A子さんの両親から話を聞いたマスコミが市教委に取材を申し込んでから、はじめて、学校側から「謝罪したい」と連絡が入る。

1/28 新聞で事件が報道された当日に、臨時PTA総会を開催。
校長は、3ヶ月もの間、総会を開くことなく事件を隠し、今頃開催したことについて問い詰められると、「A子さんの容態が安定しなかったので」「私としては、まず柔道部の保護者に知らせようと。総会開催が今日になったのは、私のなかに『ああしなければ、こうしなければ』という葛藤がありまして・・・。決してマスコミが動いたから、というわけではありません」と弁明。
保護者からの質問で、事件から3ヶ月の間に開かれた職員会議は、打ち合わせという形で1回、教職員に報告しだだけで、議事録もないことが判明。
また保護者が、柔道部保護者会で校長が説明した「頭の持病が云々」と今回の説明が違う事を校長に追求。

2/7、2/28 A子さんの両親が、1年生部員と保護者の協力を得て、中央公民館で弁護士が聞き取り調査を行う。
「(3年生が引退してから)2年生のSが部長となる。顧問が選任したが、他の生徒たちは知らされていなかった。部長が“集中攻撃”と称するものを始めた。最初は遊び感覚で、2年生同士でやっていたが、だんだんエスカレートした。道場に鍵をかけてやっていたこともある。標的にされた生徒は、鼻と口から血を出していた。標的を決めるのは部長である。初めのころは、練習前とか休憩時間とか練習以外の顧問がいない時に行っていたが、次第に練習中にも行うようになった。標的は1年生で弱い者に集中していた」
その結果、A子さんが、部長の男子生徒(中2・13)から、リンチまがいの練習を強要されて、傷害を負ったことが判明。

2/?教頭も、A子さんの両親とほぼ同時期に部員から聞き取り調査を行った。
2年生部員が「Sによるイジメがあった」と証言。教頭はその証言を公にせず、「そんなこと言うもんじゃない」と恫喝。
帰宅した2年生部員が親に相談し、親が学校に抗議して発覚。教頭が謝罪した。

3/11 3回目の柔道部保護者会を開催。
校長は、「今回の事故で、『イジメはなかったか』という話が浮上した。私は事故発生時、顧問や担任にイジメの有無を確認したが『ない』との答えだった。その後、Aさんが1年生部員から聞き取り調査をしたと聞き、ギョッとした。学校でも早速、聞き取り調査をしたが、部員によって話が異なり、(イジメの有無は)確定できなかった」と話した。
Sの母親は、Sによる暴行の事実が指摘されると、「私はA子さんのことが心配で、仕事の合間をぬっては病室を訪れている。息子はやっていない。無実だ。息子はひどく傷つき、柔道着に袖を通すことはないと思う」と泣きながら訴えた。
A子さんの母親が、一度もSの母親が見舞いに来たことがないことを指摘すると、「すみませんでしたね」とケロリとして言ったという。


その後3
1:事故報告書にA子さん母が言ってもいない「今回事故があったことで、1年生の保護者の皆さん柔道部をやめることのないようにお願いします(電話でAさんと話しをした部員の母親の話)。今回の事故について(A子)の母親は、柔道部、柔道部員の責任でもないし、学校の責任でもない。こんなに激しく頭をぶつけたことはない。柔道部員の保護者や先生方に心配をかけて申し訳ありませんということ。また道場(特活室)で倒れたことは、何かあるかもしれないので、良い環境の中で(タタミ)やらせたい」いうことが書かれており、学校に訂正を要求。

2:学校は「伝聞でそのように発言したと聞いているから」と訂正に応じず。ただし報告書の再作成は行う。この「聞いた」というのはSの母親であることがのちに、学校側の回答で判明。

3:2回目の報告書は訂正が無いばかりか、「(A子さんは)何をしてもボーっとしてて」「子供の頃からよくころんで等、さらに言っていない言葉が追加される。

4:
2004年7月   両親が顧問・副顧問を刑事告発加害者少年については、当時14歳に満たないことから断念する。
2005年9月   顧問・副顧問書類送検
2006年8/31  両親が民事告訴

5:TVで校長が音声のみのインタビューに応じる。そのあまりにふざけた対応に、ちゃねら激怒。祭り突入



その後4
1:千羽鶴やメッセージを贈ろう運動開始
第1回、第2回完了。部屋に飾るところがないほど集まり千羽鶴は終了。メッセージカードや年賀状等へ移行。


2:検索上位運動
『須賀川』『柔道』『リンチ』などのキーワードで検索して検索ワードランキング1位を目指す運動。見事月間1位、年間9位に。TVにも取り上げられる。一応目的は果たしたということで終了。現在はブログでのトラバ・ランキング上げ運動へ。


3:裁判を傍聴しましょう運動。
文字通り。ついでに支援の意を表すクローバーリボン運動も展開中。



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