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バックナンバー2005年2月号
第17回 リーベ・ヴァイキングセンター(デンマーク)
ユトランド半島にあるリーベRibeはヴァイキングの交易地に起源を持つ古い町のひとつです。9世紀には“北方の使徒”と呼ばれる伝道者アンスガルAnsgarによって大聖堂が建てられ発達。いかにも歴史ある魅力的なデンマークの小さな田舎町です。ここにはリーベで発掘された遺物を中心とした博物館があり、別館?の野外博物館「リーべ・ヴァイキングセンター」が郊外にあります。リアル空間でヴァイキングの世界を体験できる大喜びな(>私)施設なのです。(*^.^*)
実はリーベに来るまでこのセンターのことは知らなかったのです。「地球の迷い方(仮名)」にも載っていなかったし。(それとも一般観光客の関心外なのか…?) 市内の博物館に置いてあったリーフレットを見て狂喜した私。 ほんとに現地でなくては得られない情報ってあります。 エントランスではやけにゴツい3人のノルン(北欧神話の運命の女神)がお出迎え。 |
再現されたロングハウスです。 ヴァイキングの典型的な住居。木造で屋根はビミョウに舟形にカーブしていますね。 |
内部です。 私にしてみたら願ってもない資料なのですが、あろうことかカメラのフラッシュが壊れてしまいほとんどの写真が真っ暗。(T_T) 唯一自然光で撮れたこの1枚。かえって雰囲気は出ていますが…。 ここには映っていないのですが、スタッフの皆さんはコスプレなりきりで‘暮らして’います。あたかもタイムスリップしてヴァイキングの生活を覗き見ているようなステキな錯覚にとらわれます。 |
ここのウマは小柄でがっちりしたアイスランドポニーです。 ヴァイキングのウマはみんな小さいです。当時としてもどんな民族よりもデカかった北欧人。なおさら馬がちっこく見えます。 |
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作物も作っています。 柵は木の枝を組み合わせたもの。 ウシやニワトリ、ネコもいます。 そして足元をしっかり見ていないと‘ウマの落し物’を踏んづけそうになります。(^○^; |
広い敷地をぶらぶら歩いていくと橋の向こうに交易地がありました。 テントが張られて商売をやっているのでしょうか。 |
工芸家がいました。 何を作っているのでしょうか。 ヴァイキングの日用品は実に細やかな細工がなされています。たぶんアートなんて概念はなかったでしょうに、名も無き工芸作家がたくさんいたのですね。 |
弓矢の練習場。 お客さんに体験もさせてくれます。 このとき私は腱鞘炎を患っていたので出来ませんでした。残念。 |
私が訪れたのはフツーの日だったので静かでしたが、イベントなどもいろいろあるようで、事前に調べていけばもっと濃〜く楽しめたことでしょう。
おまけ。 洗濯ばさみです。(^○^) いや、マンガを描くには貴重な資料なのですよぉ。どんな専門書を見たって洗濯ばさみなんて載っていませんもんね。貴重貴重。(^.^) |
訪れた日・・・03年7月8日
リーベ・ヴァイキングセンターの公式ホームページ 写真がふんだんに見られます!