060our

 Subject: 中学英単語１００ 060our
    Date: Mon, 7 Nov 2005 07:10:00 +0900 (JST)
    From: mag2 ID 0000139181


　　　　　┏━┓☆２００２年度からの学習指導要領で定められた┏━┓
　　　　　┃┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃
　　　　　┃┃　中学校で必ず教えなければならない英単語１００　┃┃
　　　　　┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛┃
　　　　　┗━┛毎週月曜発行　　第６０回　　２００５１１０７┗━┛



６０．ｏｕｒ



＜発音＞――――――――――――――――――――――――――――――――
★［ａ'ｕ∂ｒ アゥアー　ｑ:ｒ アー］

　　［ａ'ｕ∂ｒ］の方は、「ア」のあとで、口を丸めて突き出し「ウ」を軽く
　言い、滑らかに「ア」「オ」の中間の音に移ります。アメリカ人はその後、　
　舌を巻いて［ｒ］をひびかせます。「アワー」ではありません。発音問題で　
　間違えないように。


＜品詞と意味＞―――――――――――――――――――――――――――――
★［代名詞］＜一人称複数所有格＞
◎｛主格：we｝｛目的格：us｝｛独立所有格：ours｝
  ｛再帰代名詞：ourselves｝｛単数形（所有格）：my｝

☆（１）私たちの　【所有格】　　
                                              
　　Our house is very small.  「私たちの家はとても小さいのです」

　　当たり前のことですが、〔所有格〕の後方には、〔名詞〕が来ます。
　　our が所有格で、house が名詞です。

　　our small house のように、形容詞（この場合はsmall）などが割り込んで
　くることもありますが、所有格は最終的には、名詞を求めています。

　　Our small house is old, but it's very good.
　　　　　　「私たちの小さな家は古い。でも、とても快適です」
          　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　Our school stands on the hill.
                         「私たちの学校は、その丘の上に建っています」

　　主語の主体は、our ではなく、school です。ですから、三人称単数となり、
　現在形の動詞に s がつきます。１文目も２文目も、be動詞、are じゃなくて
  is を使ってますよね。「私たちの」という日本語に惑わされて、一般動詞の
　(e)s をつけなかったり、are を使ったりすることのないように注意しましょ
　う。


　　Our teacher is liked by us.
　　                     「私たちの先生は、私たちに好かれています」
　＝We like our teacher.

　　上の文が〔受動態（じゅどうたい）〕、下の文が〔能動態（のうどうたい）〕
　です。中２の３学期頃に習います。下のページでも学習できます。
　　　　　　　　　　　http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/voice.html
　　

　　We told our sons to study harder.
          「私たちは、息子たちに、もっと一生懸命勉強するようにと言った」
　　　°・_〆(・Θ・；)(；・Θ・)φ_・°°・

　　上の例文は、中３のやはり３学期頃に出てきます。下のページの真ん中くら
　いに説明があります。　http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/infio.html

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
次回は ours です。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■中１専用コーナー撤去のお知らせ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　英語の学習も結構進んで、全部は無理でも、一部の例文は充分理解できるよう
　になったと思います。従って、中１専用コーナーを廃止したいと思います。
　今年４月４日の２９号から設置して、６ヶ月あまり続きました。途中数回休み
　ましたが……。ご愛読ありがとうございました。

　これからは、英語に関することを、気の向くままに書いていこうと思います。
　毎回書けるかどうかは分かりませんが……。


●曜日の英語名１

・月曜日　Monday [ｍ∧'ｎｄｅｉ] [ｍ∧'ｎｄｉ]

　　天体の月は (the) moon といいます。この moon が、day（日）とくっつい
　　てできたのが Monday です。日本語とほぼ同じですね。

・火曜日　Tuesday [ｔ(ｊ)ｕ':ｚｄｅｉ][ｔ(ｊ)ｕ':ｚｄｉ]

　　火星は、Mars といいます。そうです。セーラー・マーズのマーズです。
　　スペイン語では、火曜日は martes[マルテス] といいます。ちゃんと火星と
　　関係があります。

　　英語の Tuesday は、チュートン人の軍神ティウの名前から来ています。
　　Tiu's day → Tuesday となったようです。

　　チュートン人は、もともとは今のデンマーク辺りに暮らしていたのですが、
　　紀元前120年頃に、南下を始め、紀元前105年には、ローマ軍をも破ったとい
　　います。強い部族だったのですね。その後、紀元前102年にイタリアに進出
　　しようとしましたが、ローマの将軍マリウスに負けて滅びました。

　　チュートン人は、ゲルマン人だとする説とケルト人だとする説があります。

・水曜日　Wednesday [ｗｅ'ｎｚｄｅｉ][ｗｅ'ｎｚｄｅｉ]

　　ゲルマン人の神話の中に Woden[ウォーデン] という神が登場します。北欧 
　　神話の Ordin[オーディン]と同一です。この神は、天地や人間を造ったとさ
　　れる創造神で、彼らの最高神です。

　　彼は、悪の勢力との最終決戦のために、アースガルズのバルハラ宮殿に、世
　　界中から選りすぐりの勇者たちを集めています。アース（アサ）神族やワル
　　キューレが、彼の意を受けて勇者を捜し求めているのです。

　　Woden's day → Wednesday。

　　ちなみに、水星は、Mercury[ｍ∂'：(r)ｋｊ∂ｒｉ]。

　　今週はここまで。

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　「哲学の言葉コーナー」も終了となりました。悪（あ）しからず。

▼あとがき▲

　暗くなるのが、ずいぶん早くなりました。もう晩秋（late fall;late autumn）
　なんですね。

　黒板にチョークでも文字を書くフリーソフト（AKI黒板 Ex）を見つけました。
　「U-20プログラミングコンテスト」の経済産業大臣賞を受賞作品だそうです。
　akiroom.comのサイトはこちら → http://akiroom.com/index.html
　マウスで黒板に落書きをしよう。もちろん勉強に使ってもＯＫ。