Subject: 中学英単語100 097would
Date: Mon, 31 Jul 2006 07:10:00 +0900 (JST)
From: mag2 ID 0000139181
┏━┓☆2002年度からの学習指導要領で定められた┏━┓
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┃┃ 中学校で必ず教えなければならない英単語100 ┃┃
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┗━┛毎週月曜発行 第97回 20060731┗━┛
97.would
<発音>――――――――――――――――――――――――――――――――
★[wud ウッド][w∂d ウド][∂d アド][d ド]
[wud ウッド]は「木材」の wood と同じ発音になります。
<品詞と意味>―――――――――――――――――――――――――――――
★[助動詞]“will”(第94回)の過去形
☆(1)主節の時制に一致するため will が変化したもの
You said you would go at once, didn't you?
( `Θ´)X 「君は『すぐ行きます』と言ったよね」
=You said,“I will go at once.” Didn't you?
said と you の間に〔接続詞〕that が省略されています。
You said + you will go at once.で、後の節の will go が〔主節〕の時
制の過去(said)と一致するために would go となったものです。
「過去」に「これから(未来に)しよう」と思っていたのですね。ややこし
いけど理屈に合ってますね。よく考えてみて下さい。
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☆(2)“Would you 〜?”で「〜してくださいませんか」
Would you open the door? I can't use my hands.
「ドアを開けていただけませんか。ちょっと手がふさがっているので」
“Will you 〜?”より丁寧な〔依頼〕となります。“Would you please
〜?”と please をつけるときもあります。
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☆(3)“would like to V原形”で「〜したい」
I would like to visit your country some day.
「私はいつかあなたの国を訪問したいと思っています」
“want to 〜”より控えめで、丁寧な表現となります。旅行会話集には、
“I'd like to 〜”と短縮形で載っていることが多い。
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☆(4)“would like (代)名詞”で使って「〜がほしい」
Would you like something to drink?
―― Yes, please. I'd like a cup of coffee.
「何かお飲み物はいかがですか」
「はい、お願いします。私はコーヒーを一杯いただきたいのですが」
“would like”=“wantの丁寧な表現”と覚えておくと、(3)(4)とも
に納得できると思います。
疑問文では「欲しいか」を丁寧に言うと「いかがですか」となりますよね。
疑問文で something が使われているのは、〔肯定〕を想定しているから。
anything を使うと「断れ断れ」と〔否定〕を催促しているようで失礼(?)。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
次回は you です。
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■英語に関するあれこれ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●天気に関する語句●
◆ 嵐(あらし)
・storm[st⊃':rm ストーム]
bad weather (usually with strong winds).〔名詞〕
「(普通、強風を伴う)悪天候」
(Often used with another word to show what kind of storm:
dust storm; sandstorm; snowstorm; thunderstorm).
「(どんな種類の嵐かを示すのに、他の単語をつけて使用されることも
多い。砂塵(さじん)嵐、砂(すな)嵐、吹雪(ふぶき)、激しい
雷雨など。」
Thursday is the day of Thunder, the god of air and storm and rain.
「木曜日は、空気と嵐と雨(雷雨)の神、サンダーの日です」
(“History of the English People”John Richard Greenより引用)
・stormy[st⊃':rmi ストーミィ]
(1) of a storm; having a storm〔形容詞〕
「storm の状態」
The stormy winds sunk my ship in the Aegean Sea.
「嵐の風が、私の船をエーゲ海に沈めた」
(“The Age of Fable”Thomas Bulfinchより引用)
It's stormy in Okinawa.「沖縄は暴風雨です」
(2)「感情表現・気性が激しい」〔形容詞〕
He has a stormy temper.「彼は怒りっぽい性格だ」
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(注)語の意味を表す英語の語句は、The American Heritage Children's
Dictionary または、Collins English Learner's Dictionary から引用し
ました。出典の書かれていない例文と日本語訳は Chick Tack。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/dicchild.html#heri
http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/egu/refer.html#collin
発音表記は正確ではありません。正確な記号は英和辞典などで確認して
ください。gは、書くときの文字が正しい記号となります。
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▼あとがき▲
助動詞の過去形が現在の意味で使われる例は would の他にもあります。だい
たいが、「控えめ」とか「丁寧さ」を表します。
過去は現在よりも遠いところにあります。この遠い距離感が「がむしゃらな欲
望から離れたところ」に話し手を置いてくれるのでしょう。
would, should(第65回)が、現在形としての意味を持ち始めたのは、15
世紀くらいです。
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