■■■ English Words for Junior High School Students 20090323 ■■■ ● 中 学 英 単 語 ■■■● ■■■ ● ●230 green 毎週月曜日発行 Chick Tack ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 230.green <発音>―――――――――――――――――――――――――――――――― ★[gri:n グリーン] <品詞と意味>――――――――――――――――――――――――――――― ★[形容詞] {比較級:greener}{最上級:greenest} ☆(1)緑の、青い The house has a green roof.《中1》 「その家は緑の屋根を持っている」→「その家の屋根は緑です」 You should eat green vegetables every day.《中2〜3》 「あなたは毎日緑色野菜を食べるべきです」 green vegetables は「青野菜」とも言います。「青リンゴ」も green apples と言います。 研究社の『ルミナス英和辞典』には、「 日本語の『青い』は英語の blue よりも指す範囲が広く, 草木や信号の『青』などは英語では green を用い る.」と書かれています。 Go! The light's green.《中1》 (“LONGMAN Dictionary of Contemporary English 4th edition”) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/english01.html#ldoce 「行け! 信号は青だ」 green は「未熟な」という意味でも使われます。果実などが「熟していない」 というときにも使いますが、人間に対しても「まだまだ青い」と比喩的に使 われることがあります。このあたりは、日本語も同じ感覚なのですね。 He is still too green to do the job.《中3》 「彼はまだ経験不足で、その仕事はできないよ」 「その仕事を任せるには、彼はまだ経験不足だ」 この他、green は「環境にやさしい」「環境保護の」という意味でも使われ 始めています。新しくアメリカ合衆国の大統領になったオバマ氏は、環境保 護の事業に投資して経済を活性化させようとするグリーン・ニューディール (Green New Deal)政策を唱(とな)えています。 ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ★[名詞] ☆(2)緑、緑の服 Green is the color of grass or leaves.《中1》 (“Collins コウビルド英英辞典 改訂第5版”トムソンコーポレーション) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/english01.html#cobuild 「緑は草や葉っぱの色です」 イギリスつづりの colour を color に改めてありますが、コウビルド辞書 の green の意味説明文です。 She looked beautiful in green.《中2》 「彼女は緑の服を着て美しく見えた」 “in 色名”は、「その色の服を着て」という意味になることがあります。 <語源>―――――――――――――――――――――――――――――――― _ 形容詞 green は、中英語期には grene、古英語期には grene という形でし た。 .. 同じゲルマン語派に属する兄弟語のオランダ語は groen、ドイツ語は grun というつづりになっています。 インド・ヨーロッパ祖語までさかのぼると、「成長する」という意味の動詞 に行き着くと考えられています。現代英語では grow「成長する」「育つ」 「栽培する」というのが、直系の子孫ではないでしょうか。 grass「草」「芝生(しばふ)」というのも、同じ祖先から出てきています。 green は、本来「草の色」という意味であった、と考える説が有力です。 ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ 考えてみれば、この green に見える原因の〔葉緑体〕のおかげで、酸素が 増え、我々動物も存在できるようになったのです。 人間を含め動物は、自分で栄養分を新たに作り出すことはしません。他の動 物を食べたり、植物を食べて、その栄養分を分解し、自分が使えるように組 み立てなおすのです。 肉食動物も草食動物を食べるので、植物がないと、やはり生きていけません。 green というのは、微生物を含め、地球上で生きている生物の恩人のような 色ではないでしょうか。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 次回は ground です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― このメールマガジンは、“まぐまぐ!”を利用して配信されています。 http://www.mag2.com/ 当メールマガジンは、無料でお読みいただけます。 このメールマガジンの登録・解除は、下記のページからお願いします。 http://www.mag2.com/m/0000139181.html バックナンバーは、下記のページのリンクからご覧ください。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/index.html もっと難しいものをお読みになりたい方は、『英語の文法と語法』の配信を申 し込んでください。 http://www.mag2.com/m/0000190027.html ∈≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡∋ <(` ) Chick Tack ( ) E-Mail Address : mit_desde1994@ hotmail.com / | 魔笛を観に行こう: http://tatsuku.web.fc2.com/ ∋ ∈ Chick Tack 英語5文型: http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/ 愛知哲仁 の ギリシア哲学への招待状:http://philos.fc2web.com/ ∈≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡∋ メール・アドレスは、コピーして、あて先欄に貼り付けてから、@ と hotmail の間の半角スペースを削除してください。面倒かけます。 ┛ おすすめ英会話・英語教材や無料サービスなどの紹介ページ ┛ http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/recommend.html ┛ ┛ ◆あとがき◆ この時期は、1年間の区切りがつく方が多いと思います。新たな1年間を前に して、期待と不安が入り混じった気持になっているのではないでしょうか。 今週末か来週末には、花見ウォーキングが楽しめそうです。 ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ green with envy という慣用表現の意味を、私の携帯用サイトに掲載していま す。パソコン画面からでもご覧いただけます。 http://www4.cty-net.ne.jp/~dem09ri/c/g/envy.html ・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・ (c) Matsumiya Institute of Thinking 2009 ・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・ |