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ベクトル変換ベクトル変換作業の流れ
ラスタ編集スキャナに付属しているソフトのゴミ取り機能で取りきれなかったゴミを削除したり、 場合によってはかすれて途切れた線などを繋げたりします。 ただし、ここでおこなう編集はラスタデータのみの編集なのでtiff形式に出力するときは 直接反映されますが、CADデータなどの出力に直接は反映されません。 ベクトル変換ベクトル変換とはラスタデータからベクトルデータを作成する機能のことです。 ベクトル変換をするためには認識領域の設定とパラメータの設定をおこなう 必要があります。
これらの設定を適切に行うことで手作業で修正する部分が少なくなります。 ※ベクトル変換といってもラスタデータからベクタデータに変わるわけではなく、 ラスタデータの線をベクタデータでの線でトレースする作業を自動でおこなってくれると 考えると良いかもしれません。 ベクトル編集ベクトル変換により描画されたベクトル線には不要な線(文字、記号、ゴミ等)を削除したり、 頂点の移動や削除・追加等をする必要があります。 また、ベクトル変換の際に弊社の使用しているソフトはOCR機能がないので テキストを作成したりそれらを編集する必要があります。(OCR機能があってもこの作業は 避けられないでしょう。) 座標補正スキャナからの読み取り誤差や元の図面の誤差等を補正するために座標補正による 図面の修正を行います。座標補正には主に4点補正や数点補正が用いられます。 ラスタデータ・ベクトルデータについて
ちょっと工夫当社の実験ではラスタデータの場合1つの点が1ビットのデータに相当し、
解像度400dpiで1インチを読み取った場合のデータ量は、400ビット(50バイト)に
なります。従って、ラスタデータのデータ容量は図面の内容に関係なく非常に
大きな値になります。A1サイズで15.5Mになります。 一般的にはベクターデータはラスタデータに比べ、少ないデータ容量に なります。 |