[若宮さん] (3)
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■境内の諸の神
境内には参道の秋葉社、入口付近の高良社、境内の天神社、稲荷社、 宝筐印塔等が祀られている

■カタクリの小道

県道拡幅工事で自生地が掘り崩された為、神社の境内南の稲荷社脇の側斜面と背景の八王子山の北斜面一帯にその株を移植したり、種を撒いたりして守ってきました。
順調に育ち、年々増えていて一帯を「カタクリの小道」ト称し皆さんに親しまれてきました。期間中にカタクリ祭りが開催されます。



■「黒彦」に伝わる民話

昔、「黒彦の命」と「白彦の命」の従兄弟が佐良志奈神社近辺に仲睦ましく住んでいました。
年月は過ぎ「黒彦の命」は狩の技に優れ、一方「白彦の命」は文学や書、歌に優れていたが17才になり、桜姫に恋をして「黒彦の命」は狩で得た獲物をプレゼントし「白彦の命」は恋文を送り、桜姫に気を引かせようと努力、二人には争えが耐えなかった
ある日、桜姫は別の命に嫁んでしまいその悲しみに「白彦の命」が自害をしてしまう
残された「黒彦の命」は、自分が尊敬していたのは「白彦の命」であったことに気付き、この地に、「郷」を開き、「白彦の命」が好好んだ柳を千本程植え「白彦の命」を偲び又村人のために一生を奉げ、現在の五加区千本柳に「黒彦神社」を建立し祀られています。千曲川の氾濫により村の中央を千曲川が流れるようになり村が2分化され、明治の大合併で左岸の黒彦村は更級村に右岸の黒彦村は五加村と改められ、昭和の合併により戸倉町になました。左岸の黒彦村のあった場所に、1970年代に長野県住宅供給公社により大規模な住宅団地が造成され黒彦区が誕生し消えた地名が復活しています。

この民話は、「黒彦村」と「黒彦神社」及び「千本柳」の地名由来についての民話です。佐良志奈神社の創建の允恭(いんぎょう)天皇の皇子に「黒彦の命」「白彦の命」が存在しています。佐良志奈神社と何か関係が?

佐良志奈神社裏側にある郷土歴史館
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