トップ通信設定

 

□■ 通信設定 ■□

ここではPSOをインターネットで楽しむための
基本的な通信環境の構築&設定方法を掲載しています。
そのため通信事業者やプロバイダ、通信機器によっては
最適な方法とは言えない場合もあります。

なお実際に構築&設定を行う場合は
自己責任でお願いします。

 

■ 初心者のためのオンライン接続の準備
1.はじめに

 ファンタシースターオンライン(以下PSO)シリーズは名称の通り、オンライン対応のアクションRPGです。
 2005年現在、PSOはDC・GC・XBox・パソコンの4機種から発売されています。
 そのため、インターネットに接続するための設定は機種ごとに違います。
 しかし設定する項目は基本的に同じです。
 ここでは各機種ごとに設定方法を書くことは不可能なので、代表的な方法をピックアップしています。

 [目次]

 [設定参考HP]

 

 


 

2.オンライン接続に必要なもの

▲TOP

 以下では自宅でPSOを楽しむために最低限必要な準備するものを記しています。
 さらに快適な家庭内LANを構築したい場合には、別途必要なものがありますがここでは触れません。

  • 各機種ともに共通なもの
     
     PSO本体 (1接続につき1本必要)
     ゲーム機本体 (パソコン版は必要な性能を満たしたパソコン本体)
     インターネットのできる通信環境 (通常の電話回線であるアナログ回線、またはADSL・光通信・CATVなどのブロードバンド回線)
     ハンターズライセンス (通信環境が整った後に購入)
     
  • DC(ドリームキャスト)版

     [アナログ回線の場合]
      ・ドリームキャスト本体
      ・ヴィジュアルメモリー or ×4メモリーカード
      ・アナログモデム
      ・モジュラケーブル
      ・プロバイダとの契約(未契約の場合)
      ・isao.net にユーザー登録
      ・クレジットカードor WebMoney

     [ブロードバンド回線の場合]
      ・ドリームキャスト本体
      ・ヴィジュアルメモリー or ×4メモリーカード
      ・ブロードバンドアダプタ
      ・ブロードバンドモデム (フレッツISDNはダイアルアップルータ)
      ・LANケーブル
      ・プロバイダとの契約 (未契約の場合)
      ・isao.net にユーザー登録
      ・クレジットカードor WebMoney
     
  • GC(ゲームキューブ)版

     [アナログ回線の場合]
      ・ゲームキューブ本体
      ・メモリーカード59or 251
      ・モデムアダプタ
      ・アナログモデム
      ・モジュラケーブル
      ・プロバイダとの契約(未契約の場合)
      ・クレジットカードor WebMoney

     [ブロードバンド回線の場合]
      ・ゲームキューブ本体
      ・メモリーカード59or 251
      ・ブロードバンドアダプタ
      ・ブロードバンドモデム (フレッツISDNはダイアルアップルータ)
      ・LANケーブル
      ・プロバイダとの契約 (未契約の場合)
      ・クレジットカードor WebMoney
     

  • XBox版

     [ブロードバンド回線のみ]
      ・Xbox本体
      ・XboxLiveスターターキット
      ・ブロードバンドモデムのみ
      ・LANケーブル
      ・プロバイダとの契約 (未契約の場合)
      ・クレジットカード
     
  • パソコン(PSOBB)版
     
    [ブロードバンド回線のみ]
      ・パソコン本体
      ・LANカード(パソコン本体内蔵の場合は準備の必要なし)
      ・ブロードバンドモデム
      ・LANケーブル
      ・プロバイダとの契約 (未契約の場合)
      ・シリアルナンバーとアクセスキーの購入 (ソフト本体購入時は本体に含む)
      ・クレジットカードor WebMoney

 

3.回線と本体の接続例

▲TOP

 自宅に引いている回線端末(根元)と本体までの接続例を、回線種別ごとに図示しています。
 同じ回線種別でも使用する機器によって接続方法が違ってきます。
 必ず利用している回線業者またはプロバイダの指示を確認してください。

  アナログ回線
接続ケーブルは電話機に使うケーブルでよい。

図中のアナログアダプタはGCのみ。
DCは内蔵されている。
 
ISDN回線
ターミナルアダプタ(TA)使用の際は時間限定の『テレホーダイ』などしか使えない。
もし使用しないなら通常の電話料金と同じだけ加算される。
電話料金に要注意!

ターミナルアダプタの場合は、アナログ接続用のモデムアダプタを準備する。

ターミナルアダプタ(TA)使用の際は時間限定の『テレホーダイ』などしか使えない。
もし使用しないなら通常の電話料金と同じだけ加算される。
電話料金に要注意!

ダイアルアップルータ使用なら、NTTの場合『フレッツISDN』に登録すればつなぎ放題が可能。

このケースではDC・GCともにブロードバンドアダプタが必要になる。

LANケーブルの種類はダイアルアップルータの取説を参考のこと。

ダイアルアップルータ使用なら、NTTの場合『フレッツISDN』に登録すればつなぎ放題が可能。

LANケーブルの種類はダイアルアップルータの取説を参考のこと。

ADSL回線

モデムにルータ機能がない場合(ブリッジタイプ)

スプリッタからモデムまでの間の配線の長さはできるだけ短くする。

LANケーブルの種類はダイアルアップルータの取説を参考のこと。

モデムにルータ機能付きの場合(ルータータイプ)

LANケーブルの種類はルータ機能付モデムの取説を参考のこと。


モデムにルータ機能がなく(ブリッジタイプ)、他の機器と同時接続したい場合

UPnP機能が使えるブロードバンドルータを利用するとXB複数台接続しての利用が可能。
なお機器によっては正常に動作しないのでXboxLive公式HPで要確認。

LANケーブルの種類はブリッジタイプモデムやブロードバンドルータの取説を参考のこと。


ルータ機能のある機器のLANポートが少ない場合

ハブを使用して分配する。
同時に回線を使用するなら通常のハブよりスイッチングハブを利用しよう。
回線の混雑を減らせる効果が期待できる。

LANケーブルの種類はダイアルアップルータやブロードバンドルータやハブの取説を参考のこと。

左の上図はモデムがブリッジタイプの時の接続。
左の下図はルータ機能のあるモデム使用時の接続。
CATV

CATV会社によりゲームができる状況であるかないかまず確認をする。

LANケーブルの種類はCATVモデムの取説を参考のこと。

複数台同時接続を許可していないCATVも存在します。
許可されていれば「ADSLの場合」を参考に接続。
FTTH(光通信)

LANケーブルの種類は回線終端装置の取説を参考のこと。

複数台接続したい場合は「ADSLの場合」を参考のこと。

 

4.設定例

▲TOP

 ここではADSL回線を例にとって解説します。

4−1.通信機器の設定

 通信機器の設定は通信業者やプロバイダの指示に従ってください。
 ルータを使用する場合は、ルータのマニュアルを参考にしてください。

4−2.接続方式を確認しよう

 以下の表をもとに自分が利用している接続方式がなにか確認しましょう。
 なお表の回線事業者は代表例です。
 全てをカバーしているわけではありません。
 

ADSL回線事業者 回線タイプ 接続方式
(プロトコル)
モデムの
種類
NTT東日本 フレッツADSL型 PPPoE ブリッジタイプ
NTT西日本
イー・アクセス ホールセール型 PPPoA ルータタイプ
(ブリッジ設定可)
アッカ・ネットワークス ルータタイプ
Yahoo! 回線
・プロバイダセット型
IPoA
(DHCP)
ブリッジタイプ

※ブリッジタイプ:ルータ機能がないモデム
※フレッツADSL型:回線のみ提供(別途プロバイダと契約必要)
※ホールセール型:回線をプロバイダに提供する形態の事業者

4−3.接続方式から必要な設定項目を知ろう

 次の表は、ゲーム機本体にネットワーク設定を行う場合の選択と設定項目の一例です。
 なお契約しているプロバイダにより、別途設定しなければならない情報がある場合があります。

接続方式
(プロトコル)
主な選択と設定
PPPoE接続 PPPoE接続選択
DNSサーバアドレス自動取得(指示あれば手動設定)
PPPoA接続 IPアドレス自動取得or手動設定どちらか選択
DNSサーバアドレス自動取得(指示あれば手動設定)
IPoA接続
(DHCP接続)
IPアドレス自動取得選択
DNSサーバアドレス自動取得(指示あれば手動設定)

協力 : ファリル様THX! 

4−4.他の回線の場合

 CATV業者はだいたいDHCP接続に該当します。
 なおIPがプライベートIPでオンラインゲームに向かない場合は、業者に別途グローバルIPアドレスを発行してもらう必要があります。
 またDCやGCのブロードバンドアダプタのMACアドレス(アダプタ本体のシールで確認可能)が必要になる場合があります。
 Xbox以外を使用の方でも以下のXboxLive公式HP(CATV)は参考になりますよ。

 ISDN回線でダイアルアップルータを使用の場合、ルータ機能を使用するのでPPPoA接続の方法と同じになります。


 

5.ルータを利用する場合

▲TOP

 

5−1.はじめに

 ルータを利用すると複数の機器のオンライン同時接続が可能になります。
 とくに一家で複数人が同時に接続するには必須アイテムと言えます。

 なお、ここではADSLでブロードバンドルータを利用した場合の説明です。
 CATVやFTTHの方はプロバイダの指示に従い、適宜読み替えてください。
 ISDNの方は可能なら、以下のISDNルータによるLAN構築の書籍を参考にしてください。

山村恭平・角田一美著
:はじめて作るパソコンLAN WindowsMe/98対応 
:日刊工業新聞社
:初版2000年
:ISBN4-526-04658-2

 ここに示す構成や設定はあくまで一例です。
 すべて自己責任を了承の上で参考にしてください。
 また他に情報の追加・修正等あればメールや交流用掲示板にてご連絡ください。

5−2.接続に必要なもの

  • ルータ (ブリッジタイプのモデムの場合に必要)
  • LANケーブル
  • パソコン (ルータの設定に必要です

    ※パソコンをルータ化する方法がありますが解説は割愛します。
    ※ブリッジタイプ : モデムにルータ機能が内臓されていないモデム。

5−3.ブロードバンドルータの選定

 ルータ内臓モデムでない場合は、ルータを選定しなければなりません。
 以下のブロードバンドルータの選ぶ基準と参考商品にあげておきます。

  ※フレッツISDNの場合、ISDN専用ルータが必要。
  ※ISDNルータとブロードバンドルータは別物です!

 選択基準

  1. PPPoE対応
  2. DHCPサーバ(IPアドレス自動割当)機能
  3. ポートフォワーディング機能 (静的IPマスカレードや静的NAT)
  4. MTU値調整機能 [DC版のみ必須]
DC版対応
LINKSYS BEFSR41 オープン
プライス
8(?)Mbps  
GC&Xbox版対応
メルコ BLR3-TX4L ¥5,100
(税別)
41.2(26.2)Mbps 動作確認済

MTUの調整にはtelnet利用。自己責任で。
NEC BR1500H オープン
プライス
98(70)Mbps  
DC&GC&Xbox版 全機種対応
オムロン MR104FH ¥14,800
(税別)
61(?)Mbps  
コレガ BAR WL
(無線)
¥19,800
(税別)
40(23)Mbps  
  BAR HGWL
(無線)
¥22,200
(税別)
97(89)Mbps  
  BAR SW-4P HG ¥15,800
(税別)
97(89)Mbps  
  BAR Pro2 ¥5,860
(税別)
65(45)Mbps 動作確認済

2003/04現在

表記上の備考
 スループット:測定最大値(実効値)
  例)BLR3-TX4L 41.2(26.2)Mbps

購入時の注意
 1:利用中のブロードバンド事業者に対応しているか確認。
 2:PSOや他のアプリケーションが対応しているか確認。

5−4.モデムがブリッジタイプの接続例

 まず注意するのはLANケーブルの種類。
 接続するケーブルの種類を間違えると機器が破損する恐れがあります。
 モデムがブリッジタイプの場合のLANケーブルタイプを以下に記します。

接続元 接続先 LAN
ケーブルタイプ
モデム ルータの
カスケードポート
ストレートタイプ
モデム ルータの
LANポート
クロスタイプ
ルータの
LANポート
端末機器 ストレートタイプ

 1行目はルータ側にカスケードポートがある場合。
 2行目はルータ側にカスケードポートがない場合。
 なお機器により設定が違う場合があるので取説を確認すること。

 スイッチを入れ、ルータの「WAN」に明かりがつかない場合は・・・
  ※LANケーブルの差し間違え
  ※断線でなければクロスタイプを使用
  ※合っていればLANケーブルの断線
 の順で確かめてください。

 なおルータの下にハブをつける場合は以下を参考。
 なお機器により設定が違う場合があるので取説を確認すること。

接続元 接続先 LAN
ケーブルタイプ
ルータの
LANポート
ハブの
カスケードポート
ストレートタイプ
ルータの
LANポート
ハブの
LANポート
クロスタイプ
ハブの
LANポート
端末 ストレートタイプ


 以下の図はあくまで接続例です。


5−5.モデムがルータタイプの接続例

 ルータ機能が内蔵されているモデム(ルータタイプ)を利用の場合、利用機器や環境に合わせて以下の表と図を参考に接続してください。
 なお機器により設定が違う場合があるので取説を確認すること。

接続元 接続先 LAN
ケーブルタイプ
モデムの
LANポート
端末 ストレートタイプ
モデムの
LANポート
ハブの
カスケードポート
ストレートタイプ
モデムの
LANポート
ハブの
LANポート
クロスタイプ
ハブの
LANポート
端末 ストレートタイプ

 モデム・ハブ間の接続時、ハブ側にカスケードポートがない場合は表の3行目のケーブルで接続。

 

 

 

5−6.機器間の設定

 初めてルータを導入したら、今までの接続方法の変更が必要です。
 今後ルータがあなたや利用機器の代わりに自動的につなげてくれるからです。
 そのために設定の変更が必要です。

 詳細な設定にはルータごとに異なります。
 別途ルータの取説等ご確認ください。

パソコンにてインターネットが見れるまでのルータ側の設定
1: 機器の接続が完了しているとします。
 
2: パソコンを立ち上げ、ルータの設定画面を表示(ルータ取説参照)。
 
3: 接続方式の選択。

フレッツADSL(PPPoE方式)等のADSL業者は「PPPoE接続」を選び、プロバイダから送られてきた情報を入力。

ヤフーBBCATVの場合は「PPPoE接続」以外の接続を選び、プロバイダから送られてきた「ホスト名」や「ドメイン名」等を画面の指示にしたがって入力。

イーアクセスアッカ・ネットワークスなどはプロバイダから送られてきた情報をもとに設定をしてください。


※注意!!
DC版PSOをプレイする人でフレッツADSL等(PPPoE接続)の場合は、MTU値の調整を忘れないように!
公式HPでは「4の倍数で出来るだけ大きな値」に設定するように言われています。 → DC公式HP 
 

安定動作する参考MTU値

種類 MTU値
フレッツ8M 1440
フレッツ12M 1440 or 1412

 

4: 「IPアドレス」は「固定IPアドレス」を割り当てられていない限り、自動取得(ただしプロバイダから別途指示がある場合は別)。
 
5: 設定を完了。
 
6: パソコンでインターネットができるか確認。
利用できなければ手順2〜5を再度実行し入力ミスがないか確認。
 
オンラインができるようになるまでのゲーム機側の設定 (他の機器を同時使用しない場合)
7: ゲーム機を立ち上げる。
 
8: ゲーム機のネットワーク設定画面を開く。
 
9: プロバイダ名を選択または必要に応じ名前を変える。
 
10: IPアドレス・DNSを「自動取得」に変更。
それ以外は選択しない、または無記入。
 
11: ゲーム機のネットワーク設定を終了。
 
12: ゲーム機からインターネットへつないでホームページを見てみる。
見れなければ設定ミスがないか手順8〜11を繰り返す。
 
13: いけにえ用のキャラを新たに作りオンラインに接続。
人の多いシップ間やロビー間の移動、オンラインクエストのダウンロードが問題なく行えるか確認。
問題なければ使用キャラでオンラインへどうぞ!
(ただし回線の品質で落とされる場合はどうしようもありませんよ)

通常Xboxはここまでで設定終了。
なおマイクロソフトからルータ設定の指示がある場合は続行。
および他の機器とIPアドレスが競合する場合は続行。
 
頻繁に落とされる場合、まず原因を考えよう
14: 途中で頻繁に落とされる場合は

 ・ルータに設定したプロバイダ情報に入力ミスがないか確認。
 ・CATVならプロバイダ支給のIPがグローバルIPかチェック。
   → プライベートIPならグローバルIPをプロバイダに申請。
 ・ADSL回線の場合、自宅と交換機までの距離を確認。
   → ADSL回線の性質で起きる問題。
   → 交換機までの距離を短くする方法を考える。
 ・複数の機器を同時利用していないか?
   → 同時利用していればゲーム機一台にしぼる。
   → 同時利用したければ手順15以降を行う。
 ・DC版ならルータ設定画面からMTU値を変更。
 ・GC版ならルータ設定画面からTCPポート番号を追加。
   → GC公式HP で確認。


これでだめなら、それ以外に原因があるかも・・・。

 ・コネクタがきちんとささっていない
 ・LANケーブルが断線している
   → 新しいケーブルに変えてみる
 ・配線のそばで強いノイズ(例えば電子レンジやスピーカーのそばなど)が発生している
   → ノイズから遠ざけるかノイズ対策をする
 ・電話回線をガス会社がメーター管理に利用のための通信切断
   → 利用のガス会社に連絡
 ・NTTから供給の保安機が旧式
   → 電話がかかると通信途絶ならNTTに電話し相談
   → 携帯電話があれば自宅へかけてみて、オンライン接続したPSOが落ちたならNTTに電話で相談
 ・それ以外・・・
 
ルータで端末を同時利用できるように設定するための準備
15: ルータのポートフォワーディング機能や静的NAT機能を使う。
ルータの箱やカタログに、「オンラインゲーム対応」とか「バーチャルサーバ」とか「静的IPマスカレード」とかいづれかが書いてあれば使用できる。

特定のポートに送信されたデータを特定の機器に送る機能を使用することで安定させるものである。

以下の手順でしなければいけないこと
 イ)ゲーム機にローカルIPアドレスを割り振る。
 ロ)ゲーム機にルータのアドレスを記録する。

Xboxは特にマイクロソフトの指示がない限り以下は不要。
および他の機器とIPアドレスが競合する場合は続行。
 
16: 手順15のイ)ゲーム機にIPアドレスを割り振る

まずルータのアドレスをメモする。

 ※ルータの設定画面を見れば分かります。
 ※ルータの設定画面の起動方法が分からなければ取説を読もう。
 
17: 次にゲーム機のアドレスを決定。

少々長いですがしっかり読んで理解してください。

ゲーム機に割り振るには、ちょっとした作業が必要になります。
例えばルータ指定のアドレスが

 192.168.0.1

で、サブネットマスク(設定画面のルータアドレス下あたりにありませんか?)が

 255.255.255.0

なら、ルータの下に253台(ルータを入れれば254台)利用可能を示しています。
その場合、利用可能なゲーム機のローカルIPアドレスは

 192.168.0.2 〜 192.168.0.254 (第4区切りの間の数、利用可)

です。
この中から好きなローカルIPアドレスを1つゲーム機に割り振ります。

実際にはルータのアドレスから+5くらい空けてのアドレスを勧めます(この場合は192.168.0.6)。
他の機器がいつ起動しても自動取得できるローカルIPアドレスを空けておいてやれば、設定しなくてもよいPCがアドレスをすでに使用済みでオンラインゲームができなかった・・・なんて間抜けなことを回避できます。(指定がない限りルータは通常、番号の若い方からアドレスを割り振ります)

他にもゲーム機がある場合には重複しないように調節します。

またルータの初期設定でローカルIPアドレスが

 192.168.0.10 〜 192.168.0.30

となっている場合があります。
その場合は、その範囲で割り振ってもよいです。
(分からないのに変更すると、余計に分からなくなる可能性のため)


なおゲーム機やパソコンに利用な可能な番号の見分け方を身につけたい方は、サブネットマスクを理解することが必要です。
ここで台数が254台というのはサブネットマスクの第4区切りが0であるためです。
例えばサブネットマスクが255.255.255.9の場合は、第4区切りが9なのでゲーム機に利用可能なローカルIPアドレスは10番目の192.168.0.10からとなります。
つまりサブネットマスクで利用できる端末(パソコンやゲーム機)のローカルIPアドレスの数を決めているわけです。
(通常サブネットマスクは255.255.255.0と初期設定でなっているはずですので、普通は気にしなくてもよいはずです)

(ただし192.168.0.0と192.168.0.255のように0と255は、どのルータでも利用できないことになっています)
 
18: ゲーム機別にルータの設定(ルータごとに違うので取説参照)。

 DCの場合参照HP
  ・・・MTU値 > 4の倍数 例)1440(PPPoE接続時は4の倍数)
  ・・・UDPポート番号 > 40975 41231 41487 41743 いづれか
  (各ポートはプロバイダに利用許可しているか要確認)

 GCの場合参照HP
  ・・・TCPポート番号 > 9000 〜 10000番のポート
  ・・・UDPポート番号 > 40975 41231 41487 41743 いづれか
  (各ポートはプロバイダに利用許可しているか要確認)

 XBOXの場合(参照HP
  ・・・マイクロソフトの指示がない限り必要無し

 ルータ側の設定は以上で終わりです。
 以降は各機種ごとの設定です。
 
ゲームキューブ側の設定
19: GCにPSOを入れ起動し、オプションからネットワーク設定メニューを表示。
 
20: 「ユーザプロバイダ設定」を選択。
 
21: プロバイダを選択し「編集メニュー」を選択。
 
22: 接続プロバイダ名の編集はせず「次へ進む」を選択。
 
23: イーサネット設定・接続設定で「IPアドレスを自動取得せずに自分で設定する」を選択し「次へ進む」。
 
24: IPアドレス手動設定は以下のように情報を入力。
 
IPアドレス ゲーム機に割り振ったローカルIPアドレス(手順17)
サブネットマスク 255.255.255.0
デフォルトルータ ルータのアドレス
プライマリDNS ルータのアドレス
セカンダリDNS 空白orルータのアドレス

 

25: ブラウザ設定の画面では全て空白で次へ進む。
 
26: 設定情報の保存をし終了。
 
27: PSOのメニュー画面から「ホームページ」を選択。
GC公式HPが見られるか確認しましょう。
見られなければ設定に入力ミス等がないか確認をしましょう。
 
28: 次にいけにえ用の新キャラを作成しましょう。
 
29: 新キャラが作成できたらオンラインに潜り、混雑しているロビーやオンラインクエストをダウンロードしてみましょう。
これで問題がなければメインキャラでオンラインができます。
 
Xbox(LIVE)側の設定
30: Xboxをディスク空で起動し、XBOX LIVEを起動させる。

Xboxで指定が必要な場合の設定例です。
特にマイクロソフトから指示がない限り以下の設定は不要。
および他の機器とIPアドレスが競合する場合は続行。
 
31: 「ネットワークのセットアップ」 → 「IPアドレス」を選択。
 
32: 「IPアドレス」の設定は以下のように情報を入力。
 
構成 手動
IPアドレス ゲーム機に割り振ったローカルIPアドレス(手順17)
サブネットマスク 255.255.255.0
ゲートウェイ ルータのアドレス

 

33: 設定が終了したらBボタンを押し、「ネットワーク設定」画面に戻る。
 
34: 「DNSサーバー」を選択。
 
35: 「DNSサーバー」の設定は以下のように情報を入力。
 
構成 手動
プライマリDNS ルータのアドレス
代替DNS 空白orルータのアドレス

「構成」は「自動」でもよいが、上手くいかない場合のためにここでは「手動」設定にしている。
 

36: 設定が終了したらBボタンを押し、「ネットワーク設定」画面に戻る。
 
37: 「PPPoE設定」を選択。
 
38: 「構成」を「オフ」にする。
 
39: 設定が終了したらBボタンを押し、「ネットワーク設定」画面に戻る。
 
40: 「詳細設定」を設定している場合は次の手順へ。
設定していない場合は手順39へ進む。
 
41: 「詳細設定」を選択し、「ホスト名」と「MACアドレス」の設定を消去する。
設定が終了したらBボタンを押し、「ネットワーク設定」画面に戻る。
 
42: 「ネットワーク設定画面」最下段にある「接続」を選択。
 
43: 接続状況にトラブルがあれば、「設定」を選択し、入力ミス等ないか手順28〜39を繰り返す。
 
44: トラブルがなければ「完了」を選択し「XBOXLIVE」を終了。
 
45: PSOのディスクを入れ、いけにえ用の新キャラを作成。
 
46: 新キャラで作りオンラインに潜り、混雑するロビーの移動やオンラインクエストのダウンロードが問題なくできるか確認。
問題なければメインキャラでオンラインプレイをしましょう。
 
備考: XboxLive公式HP(DMZ使用時)  
 
ドリームキャスト側の設定
47: PSOのディスクを入れDCを起動する。
 
48: メニュー画面から「WEBSITE」を選択。
 
49: コントローラのLボタンを押し「オプション」を選択。
 
50: 「オプション設定」内の「ネットワーク情報」を選択。
 
51: 「プロバイダ」が「BbA」になっているか確認。
なってなければブロードバンドアダプタがささっていない証拠。
 
52: 「ネットワーク情報設定」画面内の情報設定に「BbA」を選択。
 
53: 「IPアドレス」は「手動入力」を選択し、Aボタンで決定。
「IPアドレス設定」は以下のように情報を入力。
 
IPアドレス ゲーム機に割り振ったローカルIPアドレス(手順17)
サブネットマスク 255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ ルータのアドレス

「IPアドレス設定」が終了したら「決定」を選択。
 

54: 「コンピュータ名」はそのままでもよい。
変える場合はルータ名を入れる方が分かりやすいかも。
 
55: 設定を終了したら「すすむ」を選択。
 
56: 「BbA利用プロバイダーネットワーク情報」内の設定は以下のように情報を入力する。
 
プライマリDNS ルータのアドレス
セカンダリDNS 空白orルータのアドレス
Proxyサーバー 空白

なおこれ以外のメールに関する設定は、利用者が利用するものについては随意に入力。使わない場合は空白でもよい。
 

57: 「コミュニケーションID設定」は利用者だけ入力。
利用しない人は「設定されていません。」の表示のままでよい。
 
58: 入力したことに誤りがなければ「情報を記録」する。
 
59: PSOのメニュー画面に戻り、「WEBSITE」からインターネットができるか確認。問題があれば再度設定を見なおすこと。
 
60: 次にいけにえ用に新キャラを作りオンラインに潜り、混雑するロビーの移動やオンラインクエストのダウンロードが問題なくできるか確認。
問題なければメインキャラでオンラインプレイをしましょう。
 
備考: ブロードバンドパスポートやドリームパスポートを使用した場合、別途DC側に「ドリームキャストアドレス」を設定する必要があります。
その場合はルータに割り振ったアドレスの第1〜第3区切りはそのままで第4区切りを255としたアドレスを「ドリームキャストアドレス」として割り振ってください。

 例)
  ルータのアドレスが「192.168.0.1」の場合
  ドリームキャストアドレスは「192.168.0.255」となる。
  (赤数字部分はルータに合わせること)
 

 

 

 

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