マグマ大使というロケット

インターネット、現実世界双方で共通すること
・・・「ロケットといえば?」という問いに皆さんが答えるのは、多くが「マグマ大使!」
これは、私の周りの「お達者指数(笑)」が高いこともあるのでしょうが、「マグマ大使」が「ロケット人間」という設定が利いているのでしょう。
そこで、今回はマグマ大使のことを・・・金粉プレイをしている柴俊夫ではありません・・・

◆ロケット人間ということ◆

そもそも、ロケット人間とは何か?
私の記憶が確かなら、明確な説明はなかった筈です。ただ、「ロボットではない」というアースの言葉があるのみ。
そこで私は考えました。
マグマを生物として考えた場合、一体いかなる生物なのか・・・
まず、空を飛びます。
では鳥類か?
しかし、あの姿はむしろ、人間を含めた霊長類の特徴を持っています。第一創造したアース自身が「人間」という表現を用いています。アースは、地球の神・・・ということは、人間の次の姿として、マグマを作り出したのでしょうか?
・・・・ならば、ゴアを退けた後、古きものと新しきものの確執、人間とロケット人間の種の存亡をかけた対立が発生したと思われます。
宇宙の帝王ゴアを退けたロケット人間・・・彼らが種を繁栄させた時、人類に勝ち目があるとは到底思えません。ただ、人類の未来の姿としては、機動性、頑健さともに申し分のないものともいえます。
まず、宇宙開発が一気に進むことは間違いありません。基本的に「生身」で重力圏を突破することが可能ですし、ゴアを退けた戦闘能力からしても、いかなる不測の事態にも対応できるはずです。
・・・ニュータイプも、ミュータントも、サイボーグも出番はありません。ゴアが権力の第一線から退いた以上、「地球人類」は永遠に宇宙に君臨できることでしょう。

恐るべきは、アースの策略!!

◆マグマのメカニズム◆

マグマたちはロケット機から、人間形態に変形します。
その変形プロセスは謎に包まれており、優秀な日本の玩具、模型メーカーといえども商品化不可能という恐ろしさ・・・

恐るべきは、アースのオーバーテクノロジー!!


私は、この尊敬すべきアース様に以下の言葉を送りたい。

「十分に発達したテクノロジーは、魔法と見分けがつかなくなる。」(クラーク)


では、マグマの変形はいかなるシステムか?
私は、ここでひとつ思い出したことがあります。
それは、モーフィング変形です。
機械的に変形するのではなく、粘土が形を変えるように自在に姿を変えるのです。そして、このモーフィング変形に関しては、あるロボットの名が私の脳裏をよぎります。

その名は、真ゲッターロボ!!


石川賢版のゲッターでは、恐竜帝国残党との最終決戦時に異能ぶりを散々見せ付けましたが、モーフィング変形もそのトンデモ能力のひとつでした。
ここで私はあるとんでもないことに気づきました。

マグマのエネルギーは、ゲッター線だったのではないか!?

そう考えれば、一体いつどこから燃料供給受けてるんだ、こら!という飛行(噴射)能力や無限とも思える活動力も説明できます。なにより、ゲッター線は「進化力」なのですから、先のマグマ=未来の人類説ともつながるではありませんか。
つまり、早乙女博士とアースは裏でつながっていたのです。
そして、アース自身、地球の神なのですから、恐竜帝国を創造したのもアースということになります・・・
恐竜帝国は、来るべき真の地球人類時代に向け、実験用に用意された「カタキ役」だったのか?

恐るべし、アースの用意周到さ!!

ところで、マグマの飛行形態、素人目に見ても揚力を得られるとは思えないのですが、ゲッター線というエネルギー源が浮上したことで、ゲッターロボと同じく「反重力システム」を用いているのではないかという仮説が立てられます。ではあのツバサの意味は?

・・・あんなものはカザリです。エライ人にはそれがわからんのですよ!

◆マグマさんちの家庭の事情◆

マグマ大使は、所帯持ちです。
妻のモル、息子のガム、そしてアースおじいちゃんと仲むつまじい四人家族jです。幸いアースは一人身のため、嫁姑問題というみのさん的なトラブルもなく、順調な家庭生活のようです。すんでるところは火山の中と、お買い物や子供の進学、都心部へのアクセスには、いささか問題があるきもしますが本人たちは気にしていないようです。まぁ、これはこれでOKでしょう。
ただ、この家族はさすがにロケット人間という強烈なメンツが揃っているだけあって、一筋縄ではいかない問題を抱えています。
それは、続柄問題です。
基本的にマグマ大使の家族の中では、マグマはおとうさん、モルはお母さん、そしてガムが長男(一人息子)ということになります。
でもここである疑問点が生じます。
マグマを生んだのは、アース
モルを生んだのはアース
ガムを生み出したのもアース
・・・・3人ともアースが生み出したロケット人間だということです。
続柄をいえば、3人揃って「兄弟」と言う方が正しいのでは?

つまり、マグマ一家は「バーチャル家族」だったのです!!

先に「マグマ=未来の人類」説を展開しましたが、一人息子であるガムをアースに創造してもらったところを見ると、彼らはまだまだ生物としては未完成なものだと思われます。
生物の条件は、「恒常性」と「自己増殖」。マグマたちはまだ、その部分の形質は獲得していないのかも知れません。否応なくガムの世代に期待がかかるところです。
ところで、ガムという名前に関しては、ガム誕生時に以下のようなやりとりがあったことが想像されます。

ガム誕生秘話

アース「おーい、ガム。」
ガ ム「ガム?え、ボクのことですか?」
アース「そう、あんた、ガム。スポンサーがロ○テだから。」
ガ ム「そんな安直な・・・」
アース「みんなー、この子はこれからガムよー。」
マグマ「りょうかーい!」
モ ル「おーけー!」
ガ ム「ふええー・・・」


恐るべし、アースの安直さ!







これを読んだ皆さん、まじめにとらないで下さいね(^_^.)