五番街沿いに位置する教会。1888年に建てられ、その大きさは全米最大。毎年3百万人もの人がこの教会を訪れる。全長123.4メートルと超のっぽさんであるため、どう頑張っても上から下まで写真に収めきれないクセモノ教会でもある(←なんたる言いぐさ・笑)
「どうせなら滅多に体験できない日曜ミサに参加してみよう」というワケで、朝8:00に訪ねてみました。ここに来ると、とても落ち着いた気分になれるのがとっても不思議です。厳粛な雰囲気の中、神父さんの声が教会中に朗々と響き渡る。私も思わずうつむいて、ジッとそれに聞き入っていました。
「汝の隣人を愛せよ」という言葉をよく聞きますが、ホントにその言葉どおりで、途中で周りの人達と握手を交わしたり、挨拶をしあったりするんです。私の前の席に座ってた人が、振り返って握手をしてくださいました。見知らぬ人ともこうして気軽にコミュニケーションができるって、すごくいいなぁ。しかも私、観光目的で教会に来ただけなのに、そういう人もひっくるめた全てを暖かく笑顔で迎え入れられるって、すごい事だと思います。心がささくれだってない証拠ですよね。穏やかな気持ちで毎日を過ごすって、自分だけじゃなく、周りも幸せにできるんだなって思いました。
その後、神父さんの元へ順番に聖餅(だと思う。もしかしたら「神の肉」って言われるパンだったかも?)をもらいに行くんですね。私達はキリスト教徒じゃないので、さすがに気が引けてもらいには行きませんでしたが、ミサの厳かな雰囲気を味わえただけでも、いい体験でしたよ。
実はね、教会のギフトショップの中で帽子を落としたんです。見回っても見当たらなかったんだけど、ギフトショップで落としたって事に確信があったので、店員さんに聞いてみたの。
「Excuse me, I think I lost my gray....」
と、最後まで言い終わらないうちに、お姉さんはパッと表情を明るくして
「GRAY HAT!! Right??」
と言いながら、カウンター越しに帽子を手渡してくれた。なんかすごーく嬉しかったな。お姉さん、そして拾ってくださった方、どうもありがとう!!
|