Jan.2004








『The Ring』(『ザ・リング』)

『くる〜きっとくる〜♪』と口ずさむだけで身の毛がよだつあの『リング』が、スティーブン・スピルバーグ率いるドリ−ムワークスによってHollywood的味付けをくらわされ、エラいこっちゃな仕上がりとなった作品。

この映画を観て、東洋と西洋の恐怖感に対する概念の違いがよーくわかりました。あれじゃ怖くもないし、オリジナル観た人は全然驚かんだろぉ!! 例のビデオなんて、ちょっとMTVの世界入ってたって!!(苦笑) しかも、ビデオの中で鏡に向かって髪といてる女の人、コートニー・コックス・アークェット(←『フレンズ』のモニカ役の人)にソックリだったような気がする....と、本編とは全然関係ないトコロばかりに目がいってしまいました。


ちなみに貞子ちゃんは『サマラ』という名前になってました。なんか『マサイの戦士』みたい。







『Crime & Diamond』(『クライム・アンド・ダイヤモンド』)

映画オタクな殺し屋さんが、獲物に向かって「映画みたいな面白いハナシをしないとキサマを殺す!!」と脅しをかけるという、どこから切っても支離滅裂な(笑)オハナシ。

メイン・キャラが映画オタクという設定なので、もちろん本編にはいろんな映画が登場する。脅されてた人が語った自らの半生は、もしかして『ショーシャンクの空に』のパロディか!? 『アリー・myラブ』のネル・ポーター役、ポーシャ・デ・ロッシも準主役で出てました。







『The Brown Bunny』(『ブラウン・バニー』)

ヴィンセント・ギャロ入魂の一作....らしい。

「ギャロ作品=パンピーには理解不可」という公式を十分に認識して鑑賞に臨んだつもりだったけど、やっぱり理解でけんかった(苦笑) 解説を読むと納得できるんだけどね。一時アタシも創作にハマッた事があったけど、アタシにこういう練り上げ方はムリ、と言うか思いつかない。そう考えると、ギャロの感覚はとってもトンガってるのかも。やっぱ天才なのか?? でもこれって....ただ「アレ」を絵にしたかっただけと思えんでもないトコロがビミョー....。








『シュリ』

「韓国映画、日本でハジケる!!」のきっかけとなった作品。

観ながらふと気づいたんだけど、『JSA』にしろ『カル』にしろ、コリアン映画って結構エグい。だって無差別級でみんな思いっきり血みどろなんだもん。主役・脇役ともまんべんなく(!?)体っちゅー体からめーいっぱい血ぃ吹き出るし、観てるだけで貧血になりそー(怖) コリアン女優さん、みんなビックリするぐらいキレーなのに、顔一面に血糊ベタベタ....でも、べっぴんさんは血糊さえもが良く似合う(マジで)