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初心者体験記




■株式移転(株価の動き)

<株式移行銘柄はオトク?>
続いて株式移行する際の株価の動きを見ておきます。 ホントに上昇傾向はあるのでしょうか??

まず前のページにも書いたように、 割当比率が皆の納得いかないものだと株価が大きく動きます。 このときは野村証券が市場価値を加味した上で設定をしたようですが… ヨーカ堂株の保有者は不満続出オンパレードでした。

そして上場廃止時の終値とセブン&アイの基準値を比較すると、 『持ち続けたのは失敗だった…』 となりますが、 それでも皆が持ち続けるのはいつくか理由があるようです。

・今までの例からいくと、移行銘柄が上場したとき株価は上がる(三和&東海銀行など)
・セブン&アイは9/2引け後、日経225に採用となるので投資信託のようなファンドの大口買いが入る
・セブン&アイのメンツにかけて上場日に下げることは許されない

非科学的なものもありますが…それぞれ検証していきましょう。



<お祭り効果は多少あり>
セブン&アイの上場初日9/1は、基準値3260円に対し初値3410円、終値3360円をつけました。 場中は3400円台が多かったようですが、最後にメガトン級の売りが出て…思ったよりも株価は伸びません。

ただヨーカ堂最後の株価は3940円だったので、割当分を考えると確かに上昇しています。 セブンイレブンの最終値からはちょっぴり下げたようですが… 多少なりともお祭り効果があるのでは? と言えそうです。

そして翌日9/2は寄付から大きく上げました。やはり初日と同じように最後に株価を下げましたが、 終値3520円(+160)をつけます。 ファンドマネージャーかどうかわかりませんが、確かに大口注文も入ってたようです。 このことから日経225採用もやはり良い材料となってるようです…ま、これは当然か。

そしてメンツの話ですが…これもやはり多少あるのでは? と思います。 というのは、初日引け後に米セブン子会社化を発表しましたし(市場は良い材料と判断)、 9/2から大々的なテレビCMも見るようになりましたし、脱定価路線も発表しました。 メンツかどうかはわかりませんが、材料を小出ししてくるあたりは 良いスタートを切りたいという意思があったと思います。

というわけで。今回に限って言うならば、 やはり株式移転時におけるお祭り効果(=株価上昇)はあったと言っていいでしょう。 お祭り騒ぎがいつまで続くかは不明ですけどね…これは引き続きウォッチしておきます。

さて最後に…端株の売り方を書いときますね。




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