■暴落時には何を思う?
<言うは易し、行うは難し>
『いったいどこまで下がるんだ?』
突然市場を襲ったライブドアショック。
1日で元に戻るだろぅ…とタカをくくっていると、2日間も暴落が続き…かなりアワを食いました。
『これってさすがにヤバくない??』
気付けば持ち株の半分以上がストップ安に見舞われてます。
『ホリエモン、なんてことをしてくれたんだ!!』というような気持ちでしたが、
株をやっている以上、人のせいにもできません。
ここはひとつ…持ち株の今後の扱いを冷静に考えることにしました。
言うは易し、行うは難し…実体験になると身に染みてわかる金言でした。
でも狼狽売り、ポジション解消も時によっては必要かナ。。。
<まずは狼狽の渦から脱出>
『もしバブルのときのようにいつまでも反発がこなかったら…』
ホント狼狽がはじまると悲観に底がありません。
リスク回避を第一に考えるなら“全株処分”も有効な手段と思いました。
ただ当時日本経済は復活路線に乗ってましたし、
それにそもそもライブドア個別の問題があそこまで市場に影響するのは、少し触れすぎの感があったかと…
そのときは東証の問題、マネックスの決断なども悪材料が重なりましたが、明らかに行き過ぎ感がありました。
そこで。『あと2、3日は暴落するかもしれないが、3ヶ月、6ヶ月後は
きっと今より株価は上がっているはず!』と期待を込めて株の処分を踏みとどまりました。
正直言えば動くに動けなかっただけですが…戻ってきたかナと思う頃に今度はリーマンショックです。
<危険な色気への対処>
またいろいろ考える中でこんなことも浮かびます。
『1度全株処分して、安いトコで買いなおせばいいのでは?』
しかしさすがにこれは危険なのでヤメました。どこが底か判断できないので。
初心者のうちは押し目は狙わず、
『リスク回避のための処分なら処分、長期的視点で保有継続なら保有継続』と
決め打ちするのが無難かと。中途半端に方針がブレると却って大やけどすることになります。
ちなみに冒頭に挙げた“暴落時こそ絶好の買い時”というはなしですが…私の場合はタマ切れでした。
“凧の糸と相場の金は出しきるな”という格言が改めて頭をよぎります。
人によっては絶好の買い時だったのかもしれないです。
<次回の暴落に備えて>
結局、今回のライブドアショックは2日間暴落したのち終息へと向かいました。
もし方針がブレて狼狽売りに参加していたら…とんでもないことになっていたと思います。
株を続けている以上、今後もいつ暴落がくるかわかりません(実際リーマンショックが来ました)。
今回の教訓を踏まえて“自分なりの暴落ルール”を是非とも作っておくのが良いかと。
まだしばらくの間は相場が荒れそうですが、
あくまで3ヶ月、6ヶ月、はたまた1年ぐらい先を見て損益を考えていきたいです。
にしても…やはり株における心理的影響は多大なものだナと。
今回を良い教訓にして、次回の暴落時は買いを入れたいと思います。