HOME株の初心者向けサイト:初心者の挑戦ものがたり > 初心者の教科書 >  PERとは




初心者の教科書




■PERとは

<釈然としないPER>



『10倍以下だと割安?』



株を選ぶのに有名な指標のPER。なぜ10倍以下だと割安なのか… なんとなくわかるのですが、人に説明できるかというと迷ってしまいます。 そこでちょっぴり調べてみました。


PERは株価を1株当たりの利益で割ったもの(PER=株価/1株当たり利益)。 なんでこの倍率が低い方が割安なのか…数式から理解を試みてもイマイチ理解が進みません。


“1株あたりの利益が多いほどいい”というのはすんなり頭に入ってきます。 同じ元手なら利益は大きいに越したことはないので… ただこれをなにゆえ株価を割り込んでしまうのか、このへんがなんとなくわかりません。



『株価を割ると、何年分の利益を先出ししているかがわかる…云々』



という説明も読みましたが、やっぱりなんとなく微妙でした。


こんな感じで私はPERのことを理解していませんでしたが、 “益回り”という視点から考えると、霧が晴れたような気がします。 それでもときどき読み返さないと忘れてしまいますが…解釈の参考になれば幸いです。



<益回りからPERを考える>
企業は集めたおカネを元手に利益を出します。 それを利回りとして考えてみると、利益/元手。このような図式になります。 利回りが高いほうがうれしいので、この式の数値が高いほうが優秀な会社になるかと。

でもって、この式を逆数にして考えてるのがPERのようです。 逆数なので今度は低いほうが優秀となります。


さきほどの式の“元手”を株の時価総額と考えて、 “元手/利益”の分母分子をそれぞれ発行株式数で割ってあげると…冒頭の式“株価/1株当たり利益”になります。



元では“資本”と考えたほうがわかりやすいでしょか… 厳密な財務用語とは解釈が異なるかもしれませんが、 利回りが高い=優秀=PERが低いとなるようです。



以上、素人解釈でした。



PERを使ったシナリオ分析編 企業価値を見抜いて投資せよ



プロになるとこのようになるのかナと思います。



ただ『なぜ10倍以下が割安か?』についてはあまりわかりませんでしたが、あくまで相対目安なようです。



◇参考サイト
PER(株価収益率)のやさしい説明
Puffettの銘柄選び
株価収益率、適正とされる値wiki



個人的にはWikiにある不動産投資収益率との比較が面白いナと思いました。 不動産と比較して“株価全体がバブルにあるか?”の判断目安にもなるようです。



<あくまで参考程度のPER>
いずれにせよ“PERが低い方が良い、できれば10倍以下”ということを知っていれば、 銘柄を探す上で役に立つかと思います。 ただPERの説明で“単純に判断するのもNG”という記述があるのも事実です。


・同じ業界の企業と比較したり、時系列で見たうえで判断すべき指標
・元手が集まらない会社(=魅力ない)でもPERは低くなる傾向にある
・過去の利益を使って算出している場合は、今後の株価を見通すうえで参考にならない
・予想利益で算出したとしても予想自体が当たるかどうかわからない


おおまかにいうと理由はこんな感じです。う〜ん、、、なかなか難しいですな。。。


というわけで。今度はPBRについても調べてみました。 こちらも有名な指標かと思いますので合わせてチェックしてみて下さい。





↑ HOME    ← 配当金のもらいかた PBRとは →