<PBRは財務的な判断指標>
PERについて調べたので、ついでにPBRも調べてみました。
『企業は預金や資産を持っているので、
それに株の時価総額が達していない(PBR=1.0倍以下)と…』
PERが“会社の収益力”を判断する指標ならば、
PBRは会社の資産や財務体質を判断する相対的な指標のようです。
もしPBR=株の時価総額/資産=1.0以上の会社が解散すると、
株式が資産以上に発行されていることになるので、投資した金額は元本どおり戻ってこない計算になります。
それでも1.0倍を超える会社が多いのは、その会社の期待価値が株価に上乗せされているからとなるようです。
※
N's spirit
さんのサイトにある“投資尺度”がわかりやすくてオススメです。
また
Puffettの銘柄選びさんのサイトには
“買い時を間違えない為のPER・PBR分析 ”があります。
<PBRも参考程度>
しかしこの考えからすると、1.0倍以下のPBRなんて理論上存在しないはずでは?と。
それでもなぜ1.0倍以下の企業がいくつも存在しているのでしょうか??
・財務上の資産は取得時における金額であって、いまその値段で売れるかどうかはマユツバ(バブル期の土地など)
なるほど…表の数字だけ見てもここまではわからないようです。
見かけ上の資産で分母が膨らみ、PBR1.0以下となっていますが、より厳密に査定をすればそこまで価値は無いのだとか…
確かに老朽化した設備や建物を売ったところで、簿価どおりには売れないかナと…
とすると、この指標を使うには財務データも検証しなくてはいけなくなります。
さすがにここまでは個人投資家がするのは難しいかと…PERと同じようにPBRも参考程度にするのが良さそうです。