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初心者の教科書




■増資の影響

<増資はうれしくない?>
阪神と村上ファンドの攻防が連日報道されていますね。 この一連の報道の中で、 『増資をすれば村上ファンドの持ち株比率を減らすことができる…云々』 といったものがありました。

『なるほどナ〜』 と思いつつ、阪神の株は持っていないので、 ただなんとなく傍観していたわけですが、 急転直下、本日私の保有銘柄が増資の発表を行いました。


…タスコシステムです。


ここ最近はホド良い上昇をしていたのですが、 増資のことが発表されると株価は急落していきました。


『なんてことをしてくれるんだっ!!』


どうやら既存株主にとって、増資はうれしくないようで(泣)



<増資=1株利益低下?>
増資とは資本金を増やすこと…漠然とそのような思ってましたが、 なぜこれがマイナス要因になってしまうのか?  単純に資本金が増えるならば企業にとってプラスですよね…


このようにイマイチ納得できないので、早速調べてみることにしました。


まず私が考えていたように“プラス要因”にもなるようです。 増資をすれば資本金が増えるし、財務体質も強化されます。 そして調達した資金によって設備投資などを行えば、競争力も強化されます。 このようにうまく生かされると市場の中で期待されれば…株価は上昇していくようです。

また、増資の方法として“公募増資”と“第三者割り当て増資(特定の第三者が引き受ける)” があるようですが、第三者割り当て増資の場合、その第三者が優良企業だと 市場も好感することもあります。

一方、マイナス要因ですが…これはずばり“1株利益の低下”に尽きるようです。

増資が行われることにより発行株式数が増えるわけですから、 その分1株当たりの利益が薄まります。

のちのち増資をした分だけ利益増加が期待できる…このように思われれば良いですが、 過大増資と判断されると株価は下がっていくわけです。

最近はどうも増資というと“お助け舟”的なニオイがして… やっぱりマイナス要因のイメージが強いんですかね。


以上、ざっくりではありますが、増資の影響について調べてみました。



<ご参考>
読売新聞の株式投資入門

東証:株価変動要因のページ






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