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B2:ハリスを巻かないで、「フカセ籠」を閉じる使い方
目的・狙い
いたるところでフカセ籠にハリスを巻く紹介をしていますが、投げた時にハリスが
’お祭り’しないようにするための
配慮です。巻かなくて’お祭り’しなければ、これに越したことはありません。
ここでは、この夢のような仕掛けについて
紹介します。ただし、条件つきで・・・。
なお、フィールドテストはしていませんが、
技術的な課題は易しいと思われますので、
実施可能な仕掛けとして提案します。
仕掛けの変更点
使用するハリスの長さを極端に短くすることです・・・。そんなに短く出来ないので、少し短い程度に
ならないのか?・・・については、後述します。
まず、どの程度に短くすればよいか?・・・についてですが、
図1に示すように、サシエを籠に入れた後のハリスの
フケがフカセ籠に引っ掛からない程度と言う事ができます。
ハリスの号数によっても違ってきますが、 柔なハリス(1.5号以下)では、
約14cm以下(フカセ籠を閉じた高さの2倍から推定)くらいでしょう。
気が付かれたかもしれませんが、号数の大きいハリスは腰が強くなります。したがってハリスを多少、長めにしても、
サシエを籠に入れた状態が輪を描くように張っていれば、’お祭り’にはならないと思います。
これが、極端に短いハリスでなくてもいいのではないか?との問いに対する答えです。
いずれにしても、短いハリスであることは不可欠ですが、このようなハリスはウキフカセでは不適!・・・と
思われるかもしれませんが、前ページのppウキフカセ(A1)で紹介している
’短いハリスを、あたかも長くみせる方法’が救いになりませんか?
操作説明
操作方法については、特に説明を要しないと思いますので、ここでは使用するコマセについて、コメントします。
短いハリスであるが故に、コマセとの同調に支障があるかもしれません。と言うのは、コマセがバラケて沈下すると、
サシエの位置と離れます。したがって、バラケたコマセの中でサシエが滞留する時間が短いため、完全同調を
標榜するには問題があると考える訳です。
この点を解決するためには、比重の低いコマセを使用して、バラケた後の沈下を
遅くしてやる方法は如何でしょう。ただし、このような性質のコマセを使用すると、フカセ籠を投げた後の沈下が
弱まりますので、この沈下は速めるために海砂などをブレンドする必要があると思います。
もう一つ、話題が変わりますが、コマセがバラケた後、フカセ籠はユックリ浮上します。これが魚に警戒されるようで
あれば、ユックリでなく素早く浮上させることが必要かもしれません。その場合、締め糸のガン玉サイズを
Bでなく、いっそのこと重さの無いビーズに代えれば浮上が速まります。
テスト結果
冒頭でお断りしましたが、この仕掛けのテストはやっていません。この仕掛けに相応しいコマセを探すことが
課題と考えています。素っ気無い紹介に終始した感がありますが、本命になるかも・・・。
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