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説明書

 このアイデアは、2003年11月30日の苦い経験(トップページの釣行記:過去の履歴を参照)から考えたものです。

 タモですくった魚を、安全・確実にスカリなどへ移すためのアイデアです。テトラなど、足場の悪い釣り場に有効です。 タモの中間に紐を通して、それを縛ったり解いたりするだけの簡単なものです。

 図1に、紐を解いた状態、すなわち、従来のタモとして使用する場合の状態を示します。これで、仕組みを説明しましょう。
紐は網目に沿って縫うように通し、 その両端は網に結びつけた三つ又サルカンのリングに紐を通します。

   三つ又サルカンは大き目のものを使用し、そのうちの一つのリングを網に縛り、 他の二つは紐を通すためのリングとして使用する。

そして、この紐はストッパー(雨具のフードに付いているような、フードを顎の下で締め付けられるスライド式の留め具)へ通し、 紐の両端を結びます。これで、紐を絞ったり緩めたりすることが簡単に出来ます。

 図2は、紐を絞って魚を網底に封じ込めろ状態を示します。もちろん、針外しはこの前に済ませておきます。
したがって、紐の位置は、この状態で網がパンパンに張ってフレームに無理がかからないような位置へ通してください。 網の深さも、この状態で魚が封じ込める程度のもの(深いもの)を選びます。

 図3にて、魚をスカリへ移す場合のやりかたを説明します。
図2の状態を成立させた後,この状態をひっくり返して、開いたスカリの口へ被せます。次に、スカリの外枠とタモの外枠を片手でつかみ、 一方の手でタモの紐を緩めます。 その後、両手でスカリの外枠とタモの外枠をつかんで持ち上げると、魚はスカリへ落ちます。これで、スカリの口を閉めて、移しは完了。 タモの外枠とスカリの外枠が、ほぼ同じサイズがやりやすいです。


 以上です。足場の悪い釣り場(テトラなど)で操作するには便利です。製作も簡単なので、お試しください。 私がいつか見かけた釣り人は、タモですくって針外しを終えた後、そのまま何処かへ行って再びタモだけをもって戻って来ました。 テトラ裏の平坦な船着場で、スカリへ移す作業をしていたようです。絶対安全な方法です。本来のやりかたかもしれませんが・・・・。

追伸
● 適用する紐は、洗濯紐やゴム紐etc.いろいろ試しましたが、細いナイロン紐にしました。紐と網目の接触抵抗が最も少なかったからです。
● 取り付ける紐の位置を網底にして、タモをひっくり返さなくても済む方法を試したことがあります。 しかし、この方法は操作しずらいため、ご紹介したような中間に設けた方式にしました。


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